延岡市 愛宕山
今朝一番で、愛宕山のオオスミコガネグモを見ておきたかったので、昨夜は延岡市内にて投宿。
7月末に見つけたメス幼体たちは、もうとっくに成体になっているはずだ。
アンテナ施設の立ち並ぶ頂上へと一気に登る。幼体がいた地点を中心に見て廻るもジョロウグモばかり。
薄暗い環境にいるに違いないと、愛宕神社の裏に踏み込んでみれば、やはりいた!
幼体とは色も模様もまったく違う、まるで別種のような姿。
特異な姿をしているが、昔、屋久島で撮影した個体とはかなり紋様が異なる。個体差だろうか。
薄暗い林内でも明るい灰色の体はよく目立っていた。
円網は大きく直径は60〜70センチ近くある。その真ん中に陣取っていた。
しかし、その手前にジョロウグモの網が被さるように張ってあった。これはマズいなあと、ジョロウグモの網をそっとどかしてみた。するとオオスミコガネグモは慌てて、イヌビワの梢に逃げてしまった。わかってはいても仕方が無い。
しばらくすればまた元の網に戻るだろうと、他の場所を探索歩きして時間稼ぎをしたが、昼前には五カ所高原に移動したい。ついに時間切れとなってしまった。後ろ髪を引かれる思い(髪はないけど)で、高千穂町方面と移動。
昼食は、遠く阿蘇連山を望める高台で、軽めのサンドウィッチ。標高が高いのと風もあって、日陰はとても涼しい。ブナの木を見るのも久々のことだ。
草原環境での撮影の目的は、一つにはハリサシガメであった。
2009年8月に北九州市の平尾台でペアを見つけて以来だから、じつに12年ぶりに観察と撮影ができた。
仔細は明日に。
2021年09月10日
愛宕山のオオスミコガネグモ
posted by やまかます at 17:58| クモ