三股町
昨日の朝、Aの位置(下スケッチ)で糸玉を拵えていたが、途中、激しい雨となり吐糸作業を中断した、コミスジ幼虫。
葉軸の下側に仰向けの姿勢になったことや頭部の動きからして、蛹化場所の準備に入ったとわかったが、
雨が影響したのかどうかはわからない、雨が降り続く中、Bの葉っぱに移動しそこに落ち着いた。
ここなら少しは雨を凌げそうではある。
夕方、雨が止んでから吐糸作業を改めて再開した。日没近くなって、お尻を糸玉に固定していた。
そして、今日の午前7時35分、踏ん張っていた脚を全部放し垂下していた。
正午過ぎ、蛹化を終えたばかりの姿が次の写真。
今日も午後から雨が降り始めた。
さて、アカメガシワで成長しているアカギカメムシだが、、、。
一昨日、樹下の地面に転がっている熟齢幼虫を見つけた。そばにあるのは脱皮殻。
幼虫の腹部の一部は外皮が剥がれていたりと、損傷が目立ち、わずかに反応するものの虫の息だった。
幼虫が大怪我をして地面に落下した原因は何だろう?と考えていたのだが、
今朝になってもしかして、という場面を目撃した。
カラス4羽がアカメガシワの梢にいて、よく見るとしきりに黒い種子を啄んでいたのである。
果実には多数の幼虫たちが群れている。カラスのお目当てが種子だけだとしても、嘴に幼虫が挟まれたり、時に邪魔になる幼虫を啄んで放り投げたりもあり得るだろう。あるいは、幼虫を食べるかもしれない。
幼虫の死骸からさほど離れていない地面に、ヒラタクワガタ♂の死骸もあった。
アカメガシワには樹液も出ている箇所があるので、そこに来ていたところを、これもまたカラスに襲われたのではないだろうか? いやそれとも、地面を歩いていたところをアナグマかタヌキに齧られたか?
コミスジ蛹のすぐ上にぶら下がっていたのは、ヒメカマキリ幼虫を網糸に絡めて捕食していた、オオシロカネグモ(多分)。
クモが齧り付いているのは、カマキリの右前脚。
ヒメカマキリ幼虫の翅芽は膨らんで発達しており、羽化が近いことを物語る。そして、この時期に成虫となるのは、サツマヒメカマキリではなくヒメカマキリと言えるだろう。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350