三股町
以前、犬小屋があった場所のすぐ隣にチカラシバが生えている。
犬のチョロが生前、このチカラシバの根元にリードが巻き付いてしまい、身動きが取れなくなることがしばしばあった。
なので、毎年、秋の終わり頃には早々と根元からバッサリ刈り取っていた。束になった根元はガッチリ頑丈で草刈り機の刃を跳ね飛ばしそうなほど。刈り取りには意外と手こずった。
そんなことも、今では思い出の一つに過ぎなくなった。
今日はよく晴れたけれど、PCR検査や荷物のパッキング、来客の応対、企画撮影とこなしているうちに、すぐ夕方になってしまった。
午後4時45分。
庭のノイバラにアカスジチュウレンジバチの幼虫が多数群れていて、単独でいる幼虫に寄生バエが向き合っている姿が目に入った。
「うん!?これは産卵だな」
背面からではわかりにくいので、サイドに回り込むと、
寄生バエの産卵管が長く伸びているのがわかる。
ハチ幼虫の首筋(頭部付け根)あたりに何度も、産卵管を突き当てていたが、産卵したのかどうかまではわからない。
産卵を受ける側の幼虫は、さして困った風でもなくただじっとしているだけ。
しばらくして、寄生バエが飛び去ると、何事もなかったように葉っぱを食べていた。
弱々しい、キリギリス(ニシキリギリス)の鳴き声が2箇所から聞こえていた。
もうこれが最後です、と言わんばかりに掠れた鳴き声で、顔の表情もお疲れの様子。
だらだらと羽化が続いていたツチイナゴだが、幼虫の姿はめっきり減ってきた。
夕日をたっぷりと浴びながら、触角の手入れ。
目の前でクヌギの枝先にピタリと張り付くように静止した、ウスバキトンボ。
ここが今夜のねぐらだろうか?
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
GODOX TT350
2021年09月29日
クモの網
三股町
昨日、蛹化したキチョウの蛹が色付いていた。
予想に反して、脱皮殻はそのまま残っていた。
もしも、この蛹がメスであったなら、いづれここにオス達が通って来るようになるはずだ。
そうあって欲しいと期待している。
クモの網は種類ごとに特徴があり、網の形を見るだけでどのクモが作ったものか、ほぼわかる。
ところが、典型的な網の姿を写真に撮るのは、意外と難しい。
図鑑に使えるような写真というのは、探してみると少なく編集者も困るようだ。
今の時期、ナガコガネグモが最盛期でもあり、ナガコガネグモの特徴を備えた網を撮っておきたいと思い、先日から毎日、下の谷津田に通っている。(運動も兼ねて)
網は至る所に張ってあるけれど、いくら形が整っていても、撮影条件に合わないものがほとんどで、ようやく見つけた優等生に食らい付いてみた。
しかし、網糸は獲物が掛かったり、雨風で崩れるもするので、時間帯や天候の状況も合わせて、全ての条件が揃うタイミングがなかなか巡って来ない。
通い始めて四日目の今朝、ようやくなんとか撮影条件が揃った。それも天候不順の中、わずかの時間だけ陽射しが出た一瞬に近いチャンス。
帯糸がちょい弱いのが玉に瑕。
晴れ間は、ほんの一瞬だった。
ナガコガネグモの網を撮影し終えて歩き出してしばらくすると、雨模様になった。
ドヨウオニグモの円網
ジョロウグモの馬蹄型網
ジョロウグモはそれこそ、星の数ほど網が張られているが、こちらも撮影条件が揃うのはわずか。
ジョロウグモが本格的になるのはまだ少し先でもある。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
昨日、蛹化したキチョウの蛹が色付いていた。
予想に反して、脱皮殻はそのまま残っていた。
もしも、この蛹がメスであったなら、いづれここにオス達が通って来るようになるはずだ。
そうあって欲しいと期待している。
クモの網は種類ごとに特徴があり、網の形を見るだけでどのクモが作ったものか、ほぼわかる。
ところが、典型的な網の姿を写真に撮るのは、意外と難しい。
図鑑に使えるような写真というのは、探してみると少なく編集者も困るようだ。
今の時期、ナガコガネグモが最盛期でもあり、ナガコガネグモの特徴を備えた網を撮っておきたいと思い、先日から毎日、下の谷津田に通っている。(運動も兼ねて)
網は至る所に張ってあるけれど、いくら形が整っていても、撮影条件に合わないものがほとんどで、ようやく見つけた優等生に食らい付いてみた。
しかし、網糸は獲物が掛かったり、雨風で崩れるもするので、時間帯や天候の状況も合わせて、全ての条件が揃うタイミングがなかなか巡って来ない。
通い始めて四日目の今朝、ようやくなんとか撮影条件が揃った。それも天候不順の中、わずかの時間だけ陽射しが出た一瞬に近いチャンス。
帯糸がちょい弱いのが玉に瑕。
晴れ間は、ほんの一瞬だった。
ナガコガネグモの網を撮影し終えて歩き出してしばらくすると、雨模様になった。
ドヨウオニグモの円網
ジョロウグモの馬蹄型網
ジョロウグモはそれこそ、星の数ほど網が張られているが、こちらも撮影条件が揃うのはわずか。
ジョロウグモが本格的になるのはまだ少し先でもある。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
posted by やまかます at 20:27| クモ
2021年09月28日
ネコハギとイモムシ
三股町
庭の地面を這うようにして茎を伸ばしている、ネコハギ。
葉っぱも小さいけど、控えめな白い蝶弁花がいい。
ネコハギという和名も覚えやすく、高校生の頃にはマメ科植物が好きになって、近所で植物探索をしては図鑑を眺めていた。
チョウの食草を知りたくて植物図鑑を買ったけれど、植物そのものにも興味を覚えて、庭で栽培したりもした。
NHKの「趣味の園芸」もたまに購読していた。植物のことを色々知りたかった。
庭にいろんなチョウや虫を呼び込みたいという気持ちも強くあったけど、雑木雑草をなんで?と親は嫌がっていた。
ネコハギの小さな葉を食べていたのは、キチョウ(キタキチョウ)の幼虫。数日前から毎日、この幼虫の様子を見ていた。
小雨が降る今朝のこと、もう前蛹になっていた。
ネコハギは軟毛に覆われているのが特徴の一つ。
蛹になるのは明日かなと思っていたら、午後3時20分、すでに蛹化していた。
蛹化したばかりなのだろう、透明感のある艶々の体をしている。抜け殻もまだお尻のところに残っているが、そのうち体をくねらせて落とす、、はず。
谷津田でずっと継続観察しているナガコガネグモを見ての帰り道、
うちの林縁からクロコノマチョウが次々と飛び出してきた。
翅裏の紋様は個体によって様々で、まるで指紋のように同じものは無いと言っても言い過ぎでは無いだろう。
その次は、ゴイシシジミ。
一箇所に3頭いた。今年はやけにゴイシシジミが多い。
林に入る手前で、マユタテアカネのオス。
カナムグラの群落は最盛期で花もたくさん咲いているが、秋を感じさせる色も見つかる。
ヤブマメの葉には、コミスジの幼虫巣と幼虫が見つかる。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
庭の地面を這うようにして茎を伸ばしている、ネコハギ。
葉っぱも小さいけど、控えめな白い蝶弁花がいい。
ネコハギという和名も覚えやすく、高校生の頃にはマメ科植物が好きになって、近所で植物探索をしては図鑑を眺めていた。
チョウの食草を知りたくて植物図鑑を買ったけれど、植物そのものにも興味を覚えて、庭で栽培したりもした。
NHKの「趣味の園芸」もたまに購読していた。植物のことを色々知りたかった。
庭にいろんなチョウや虫を呼び込みたいという気持ちも強くあったけど、雑木雑草をなんで?と親は嫌がっていた。
ネコハギの小さな葉を食べていたのは、キチョウ(キタキチョウ)の幼虫。数日前から毎日、この幼虫の様子を見ていた。
小雨が降る今朝のこと、もう前蛹になっていた。
ネコハギは軟毛に覆われているのが特徴の一つ。
蛹になるのは明日かなと思っていたら、午後3時20分、すでに蛹化していた。
蛹化したばかりなのだろう、透明感のある艶々の体をしている。抜け殻もまだお尻のところに残っているが、そのうち体をくねらせて落とす、、はず。
谷津田でずっと継続観察しているナガコガネグモを見ての帰り道、
うちの林縁からクロコノマチョウが次々と飛び出してきた。
翅裏の紋様は個体によって様々で、まるで指紋のように同じものは無いと言っても言い過ぎでは無いだろう。
その次は、ゴイシシジミ。
一箇所に3頭いた。今年はやけにゴイシシジミが多い。
林に入る手前で、マユタテアカネのオス。
カナムグラの群落は最盛期で花もたくさん咲いているが、秋を感じさせる色も見つかる。
ヤブマメの葉には、コミスジの幼虫巣と幼虫が見つかる。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
posted by やまかます at 20:22| 本
2021年09月27日
天蚕
三股町
ライトトラップに来ていたのは、ヤママユのメスのみだった。
他の虫が来ていないのに、なぜ? と不思議な気がしたけど嬉しいお客さんだ。
例年だと7月後半〜10月の間にダラダラと発生しているようだが、10月中ばころの発生数は多いように感じる。
腹部の大きさからして、すでに産卵を何度か済ませているように思える。
ヤママユがこうしてうちの外灯に飛来することは稀で、このチャンスは活かしたい。
そこで、採卵を試みることにした。
さっそくヤママユを「蝶籠」に入れて、クヌギの梢に下げておいた。
昨日の黒くなってひしゃげたクロコノマチョウの卵。
卵の表面は、肉眼ではツルンツルンに見えるが、うんと拡大してみると、細かい立体紋様があることがわかる。
10年前の2011年6月に拡大接写した写真が出てきた。
正常な卵では孵化間近になると、ガラス細工のような卵の中に幼虫の頭部や体の一部が透けて見えるようになる。
2009年6月に撮影した写真。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
OLYMPUS PEN E-P1
オートベローズ+ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
ライトトラップに来ていたのは、ヤママユのメスのみだった。
他の虫が来ていないのに、なぜ? と不思議な気がしたけど嬉しいお客さんだ。
例年だと7月後半〜10月の間にダラダラと発生しているようだが、10月中ばころの発生数は多いように感じる。
腹部の大きさからして、すでに産卵を何度か済ませているように思える。
ヤママユがこうしてうちの外灯に飛来することは稀で、このチャンスは活かしたい。
そこで、採卵を試みることにした。
さっそくヤママユを「蝶籠」に入れて、クヌギの梢に下げておいた。
昨日の黒くなってひしゃげたクロコノマチョウの卵。
卵の表面は、肉眼ではツルンツルンに見えるが、うんと拡大してみると、細かい立体紋様があることがわかる。
10年前の2011年6月に拡大接写した写真が出てきた。
正常な卵では孵化間近になると、ガラス細工のような卵の中に幼虫の頭部や体の一部が透けて見えるようになる。
2009年6月に撮影した写真。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
OLYMPUS PEN E-P1
オートベローズ+ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
posted by やまかます at 21:44| ガ
2021年09月26日
ヒメ?オンブバッタ
三股町
「アゲハねぐら通り」のスギ林伐採作業はずっと続いて、当初、私が推察した面積の3倍ほどの空き地ができた。
画面左端の道路沿いにまだ5本だけ残っている。切り詰めたスギ材の搬出は今朝から始まった。
画面右端のイチョウ大木が長い影を落としている。
「アゲハねぐら通り」のほぼ4分の1程度がごっそりと無くなって明るい空き地になったわけだ。
道路の反対側は谷津田で一部は農耕地だが、ここ数年耕作放棄で草やぶになっている。
この空き地のすぐそばの草はらで、気になるオンブバッタに出会った。
なんか雰囲気が違うなあ、と近づいてしっかり撮影してみた。あとで画像を拡大してみると、
複眼から触角までの長さが短い。複眼の長さの半分程度だ。
これは、ヒメオンブバッタ、ではないだろうか?
朝一番、午前6時半
下の谷津田ではモンシロチョウがねぐらに留まっていた。
夏場はほとんど姿を見なかったモンシロチョウが、そろそろ増えてくる頃合いだ。
実に繊細な縋り方をしている。一夜をここで過ごして、よく落っこちないものだ。
昨日、ネザサの葉裏にあったクロコノマチョウ卵塊は今日になって、ひしゃげてきた。
真っ黒になってどうも具合が悪いようだ。正常なら幼虫頭部の形が透けて見えるはず。
卵の表殻には細かい模様がある。
「ねぐら通り」をウロウロしてみたのは昨日、セスジスカシバ♀が産卵場所を探して彷徨い飛翔していたからだが、今日は姿を見ることもなかった。そもそも食餌植物のクマイチゴがここには少ないので、無駄足だったようだ。
アカトンボが二種、ヒメアカネとマユタテアカネ、がいた。うちの周辺で見られるアカネ類はこの二種が一番多く、まれにミヤマアカネ、マイコアカネ、アキアカネ、、、などが見られる。
ヒメアカネ
マユタテアカネ
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
ZUIKO AUTO-MACRO 20mm f2
マクロフラッシュ STF-8
「アゲハねぐら通り」のスギ林伐採作業はずっと続いて、当初、私が推察した面積の3倍ほどの空き地ができた。
画面左端の道路沿いにまだ5本だけ残っている。切り詰めたスギ材の搬出は今朝から始まった。
画面右端のイチョウ大木が長い影を落としている。
「アゲハねぐら通り」のほぼ4分の1程度がごっそりと無くなって明るい空き地になったわけだ。
道路の反対側は谷津田で一部は農耕地だが、ここ数年耕作放棄で草やぶになっている。
この空き地のすぐそばの草はらで、気になるオンブバッタに出会った。
なんか雰囲気が違うなあ、と近づいてしっかり撮影してみた。あとで画像を拡大してみると、
複眼から触角までの長さが短い。複眼の長さの半分程度だ。
これは、ヒメオンブバッタ、ではないだろうか?
朝一番、午前6時半
下の谷津田ではモンシロチョウがねぐらに留まっていた。
夏場はほとんど姿を見なかったモンシロチョウが、そろそろ増えてくる頃合いだ。
実に繊細な縋り方をしている。一夜をここで過ごして、よく落っこちないものだ。
昨日、ネザサの葉裏にあったクロコノマチョウ卵塊は今日になって、ひしゃげてきた。
真っ黒になってどうも具合が悪いようだ。正常なら幼虫頭部の形が透けて見えるはず。
卵の表殻には細かい模様がある。
「ねぐら通り」をウロウロしてみたのは昨日、セスジスカシバ♀が産卵場所を探して彷徨い飛翔していたからだが、今日は姿を見ることもなかった。そもそも食餌植物のクマイチゴがここには少ないので、無駄足だったようだ。
アカトンボが二種、ヒメアカネとマユタテアカネ、がいた。うちの周辺で見られるアカネ類はこの二種が一番多く、まれにミヤマアカネ、マイコアカネ、アキアカネ、、、などが見られる。
ヒメアカネ
マユタテアカネ
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
ZUIKO AUTO-MACRO 20mm f2
マクロフラッシュ STF-8
posted by やまかます at 16:55| バッタ
2021年09月25日
ブラシ角
三股町
先日、空を飛んでいたイモムシ、ことクロコノマチョウ幼虫。
今は、ジュズダマの我が家で平穏な日々を過ごしている。
ネザサの葉に、かじった「しわざ」があり、
めくってみれば、ここにもクロコノマチョウ幼虫がいた。
脱皮を終えた直後らしい。
隣の葉っぱには兄弟の卵も。もうすぐ孵化するかな?
そして、こちらは、スズメノヒエの小穂。
アレ!?
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
マクロフラッシュ STF-8
先日、空を飛んでいたイモムシ、ことクロコノマチョウ幼虫。
今は、ジュズダマの我が家で平穏な日々を過ごしている。
ネザサの葉に、かじった「しわざ」があり、
めくってみれば、ここにもクロコノマチョウ幼虫がいた。
脱皮を終えた直後らしい。
隣の葉っぱには兄弟の卵も。もうすぐ孵化するかな?
そして、こちらは、スズメノヒエの小穂。
アレ!?
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
マクロフラッシュ STF-8
posted by やまかます at 19:32| チョウ
2021年09月24日
蛹からラブコール & 優しいカマキリ
三股町
午前8時10分
下の谷津田を歩いていると、足下からキチョウ(キタキチョウ)が3頭、次々と飛び出してきた。
畦道の草藪を覗き込んで見れば、マメ科のメドハギが密生している。
「これはきっと、キチョウの蛹があるに違いない!」
しゃがみ込んで草をそっとかき分けてみれば、なるほど黄色い蛹がぶら下がっていた。
すっかり色付いているので、羽化する日も近いのだろう。おそらく明日にも羽化しそうだ。
蛹の中で成虫の体はほぼ出来上がっており、すでに性フェロモンを出しているのだろう。
そこへオス達が惹きつけられているわけだ。
草間を跳ねるように舞うオス。
一定の場所を舞うので、マニュアルフォーカスにして撮影してみた。ほとんどピンボケ写真ばかりになったが、かろうじて数カットの証拠写真が撮れた。
キチョウの蛹のあった場所から少し進んだ先で、
久しぶりに出会った、チョウセンカマキリ。
はじめはオオカマキリのオスかと勘違いしたけれど、なんか弱々しいイメージ。
胸のオレンジ色模様が見えて、チョウセンカマキリのメスとわかった。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
午前8時10分
下の谷津田を歩いていると、足下からキチョウ(キタキチョウ)が3頭、次々と飛び出してきた。
畦道の草藪を覗き込んで見れば、マメ科のメドハギが密生している。
「これはきっと、キチョウの蛹があるに違いない!」
しゃがみ込んで草をそっとかき分けてみれば、なるほど黄色い蛹がぶら下がっていた。
すっかり色付いているので、羽化する日も近いのだろう。おそらく明日にも羽化しそうだ。
蛹の中で成虫の体はほぼ出来上がっており、すでに性フェロモンを出しているのだろう。
そこへオス達が惹きつけられているわけだ。
草間を跳ねるように舞うオス。
一定の場所を舞うので、マニュアルフォーカスにして撮影してみた。ほとんどピンボケ写真ばかりになったが、かろうじて数カットの証拠写真が撮れた。
キチョウの蛹のあった場所から少し進んだ先で、
久しぶりに出会った、チョウセンカマキリ。
はじめはオオカマキリのオスかと勘違いしたけれど、なんか弱々しいイメージ。
胸のオレンジ色模様が見えて、チョウセンカマキリのメスとわかった。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
posted by やまかます at 18:27| チョウ
2021年09月23日
小さな葡萄
三股町
午前6時半
アオツヅラフジの果実が目の前に下がっていた。
これは食べれないが、すぐ近くにはブドウの仲間のエビヅルが生えている。
エビヅルの蔓が絡んだアカメガシワには、ペットボトルのトラップがぶら下がっており、スズメバチが来ていた。
毎年、どこの誰か知らないがここで餌付けしている。
賑やかな花束は、ノササゲの花。
ヒサカキにクロコノマチョウがいた。
道路を挟んで反対側には人の背丈より高いジュズダマの群落があり、そこで羽化したのかもしれない。
まだ新鮮な姿。明るい色合いにうっすら青みを帯びているが、これは光の当たる具合によって濃淡が変わる。
うちの窓でずっと休んでいたこちらは、色模様がかなり黒っぽい。
秋型の大きなクロコノマチョウを見る機会が増えた。
ランタナに来ていたアオスジアゲハはもうだいぶ翅が傷んでいた。
クサギの実。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
午前6時半
アオツヅラフジの果実が目の前に下がっていた。
これは食べれないが、すぐ近くにはブドウの仲間のエビヅルが生えている。
エビヅルの蔓が絡んだアカメガシワには、ペットボトルのトラップがぶら下がっており、スズメバチが来ていた。
毎年、どこの誰か知らないがここで餌付けしている。
賑やかな花束は、ノササゲの花。
ヒサカキにクロコノマチョウがいた。
道路を挟んで反対側には人の背丈より高いジュズダマの群落があり、そこで羽化したのかもしれない。
まだ新鮮な姿。明るい色合いにうっすら青みを帯びているが、これは光の当たる具合によって濃淡が変わる。
うちの窓でずっと休んでいたこちらは、色模様がかなり黒っぽい。
秋型の大きなクロコノマチョウを見る機会が増えた。
ランタナに来ていたアオスジアゲハはもうだいぶ翅が傷んでいた。
クサギの実。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 19:58| チョウ
2021年09月22日
紋黄揚羽
三股町
庭のヒガンバナはほぼ咲き終わった。
(シロバナはまだ残っているが株数はわずか)
アゲハ類訪花シーンの最後に撮影したのは、モンキアゲハ。
「紋黄」という和名にそぐわず、後ろ翅にある大きな紋は、白い。
このモンキアゲハはまだ羽化して日が浅い、つまり若い個体なのだろう。
羽化してから日が経つにつれて紋色は黄色味を帯びて来る。
先日、アケビコノハ幼虫がいたアケビでは、ヒロヘリアオイラガ幼虫も数頭、ついていた。
アケビも食べることは初めて知った。
今年は季節の進行が早いせいか、すでに熟れた果実もある。
飼育室で使っていた冷蔵庫(昆虫飼育と酒保管用)が不調となり、今年の春から使えなくなっていた。
冷凍庫のパッキングが劣化したようだ。修理するべきか悩んだが、飼育そのものを縮小することにした(飲酒量も減ったし)ので、冷蔵庫は処分することにした。
飼育室のは113Lだから小型クラスで、170L以上が大型という区分になる。
小型だとメーカーにもよるが、シャープの場合、リサイクル料金は3,740円。
家電リサイクル券を郵便局で振り込んで発行してもらい、これに家電の種類やサイズ、メーカー、個人情報などを記入し、あとはリサイクル指定取引場所に持ち込むだけ。
都城市にはリサイクル指定取引場所が2箇所あって、いづれもうちから車で10分足らずと近い。道のりがほぼ一本道になる(途中信号は1箇所のみ)高速道路沿いの指定業者へと持ち込んだ。
小型冷蔵庫とはいえ、かなり重い。一輪車に乗せて飼育室から駐車場まで運び、ウンウン、唸りながら車に積み込んだ。
他にも故障して使っていないエアコンや、プリンター、スキャナー、VHSビデオデッキ、などもある。これらも折を見て、リサイクル処分をしていく予定。指定取引場所が近いこともあって、やり方がわかったので次回は一気に片付くかと思う。運搬は業者に依頼もできるが、もちろん料金が掛かるし都合のいいタイミングを計る煩わしさもあるだろう。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
庭のヒガンバナはほぼ咲き終わった。
(シロバナはまだ残っているが株数はわずか)
アゲハ類訪花シーンの最後に撮影したのは、モンキアゲハ。
「紋黄」という和名にそぐわず、後ろ翅にある大きな紋は、白い。
このモンキアゲハはまだ羽化して日が浅い、つまり若い個体なのだろう。
羽化してから日が経つにつれて紋色は黄色味を帯びて来る。
先日、アケビコノハ幼虫がいたアケビでは、ヒロヘリアオイラガ幼虫も数頭、ついていた。
アケビも食べることは初めて知った。
今年は季節の進行が早いせいか、すでに熟れた果実もある。
飼育室で使っていた冷蔵庫(昆虫飼育と酒保管用)が不調となり、今年の春から使えなくなっていた。
冷凍庫のパッキングが劣化したようだ。修理するべきか悩んだが、飼育そのものを縮小することにした(飲酒量も減ったし)ので、冷蔵庫は処分することにした。
飼育室のは113Lだから小型クラスで、170L以上が大型という区分になる。
小型だとメーカーにもよるが、シャープの場合、リサイクル料金は3,740円。
家電リサイクル券を郵便局で振り込んで発行してもらい、これに家電の種類やサイズ、メーカー、個人情報などを記入し、あとはリサイクル指定取引場所に持ち込むだけ。
都城市にはリサイクル指定取引場所が2箇所あって、いづれもうちから車で10分足らずと近い。道のりがほぼ一本道になる(途中信号は1箇所のみ)高速道路沿いの指定業者へと持ち込んだ。
小型冷蔵庫とはいえ、かなり重い。一輪車に乗せて飼育室から駐車場まで運び、ウンウン、唸りながら車に積み込んだ。
他にも故障して使っていないエアコンや、プリンター、スキャナー、VHSビデオデッキ、などもある。これらも折を見て、リサイクル処分をしていく予定。指定取引場所が近いこともあって、やり方がわかったので次回は一気に片付くかと思う。運搬は業者に依頼もできるが、もちろん料金が掛かるし都合のいいタイミングを計る煩わしさもあるだろう。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 20:41| 本
2021年09月21日
秋のはじまり、夏の終わり
三股町
朝一番、仕事部屋を出たすぐの庭に、ヤマトシリアゲのオスがいた。
春と秋の2回出て、今いるのは秋型。サソリのような尻尾が自慢。

近くにメスもいた。いづれも新鮮な姿。
庭のどこかで繁殖しているに違いないのだろうけど、まだ幼虫の姿も卵も見たことがない。
探してみようという意欲がまだ湧いてこないだけなのだろうけど。

ランタナの花にまとわりつくように吸蜜していた、ヒメクロホウジャク。

次々と場所替えするので、その俊敏な動きを追いかけていたのではタイミングが合わない。
だから次はきっとこの花に来るに違いない、と先読みして待ち構える。
野球のバッターが球種を読むように。しかし、読みが外れることも多い。打率にすると1割がいい所。

こちらは数日前、ポンポンダリアに来ていた、ホシホウジャク。

〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
朝一番、仕事部屋を出たすぐの庭に、ヤマトシリアゲのオスがいた。
春と秋の2回出て、今いるのは秋型。サソリのような尻尾が自慢。

近くにメスもいた。いづれも新鮮な姿。
庭のどこかで繁殖しているに違いないのだろうけど、まだ幼虫の姿も卵も見たことがない。
探してみようという意欲がまだ湧いてこないだけなのだろうけど。

ランタナの花にまとわりつくように吸蜜していた、ヒメクロホウジャク。

次々と場所替えするので、その俊敏な動きを追いかけていたのではタイミングが合わない。
だから次はきっとこの花に来るに違いない、と先読みして待ち構える。
野球のバッターが球種を読むように。しかし、読みが外れることも多い。打率にすると1割がいい所。

こちらは数日前、ポンポンダリアに来ていた、ホシホウジャク。

〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
posted by やまかます at 20:09| シリアゲムシ
2021年09月20日
空を飛ぶイモムシ
三股町
午前8時46分
クロコノマチョウの幼虫が空中を歩いていた。
というか、前にも後ろにも進めずもがいていた、と言うべきか。

クロコノマチョウ幼虫がついていたのはジュズダマで、そこにジョロウグモの網糸が繋がっていた。
葉っぱを食べ進むうちにクモの糸に迷い込んだようだ。

網糸の主、ジョロウグモを見ると左脚全てを失うという大怪我を負っていた。一体何があったのだろう。
同じジュズダマに幼虫の兄弟がいた。

ヒガンバナもそろそろピーク後半に入った。
今年は例年になく、クロアゲハの姿が多い。写真はメス。

〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
GODOX TT350
午前8時46分
クロコノマチョウの幼虫が空中を歩いていた。
というか、前にも後ろにも進めずもがいていた、と言うべきか。

クロコノマチョウ幼虫がついていたのはジュズダマで、そこにジョロウグモの網糸が繋がっていた。
葉っぱを食べ進むうちにクモの糸に迷い込んだようだ。

網糸の主、ジョロウグモを見ると左脚全てを失うという大怪我を負っていた。一体何があったのだろう。
同じジュズダマに幼虫の兄弟がいた。

ヒガンバナもそろそろピーク後半に入った。
今年は例年になく、クロアゲハの姿が多い。写真はメス。

〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
GODOX TT350
posted by やまかます at 17:40| チョウ
2021年09月19日
枝そっくりさん
三股町
強い陽射しは昼過ぎ頃まで。
気温は30℃まで上がったが、概ね曇り空になった。
午前8時半。
ヒガンバナで盛んに吸蜜するナガサキアゲハのめす。


コスモスに何度も来ていたのは、オスの方。コスモスにはキアゲハがよく来るけど、他のアゲハ類はそうでもない。
ナガサキアゲハの訪花は意外な気がして思わずカメラを向けてしまった。

クヌギの若枝に虫食いの「しわざ」が目立っていた。
これは多分、アレだろうと枝を引き寄せて間近で眺めてみると、いました。

キマエアオシャクの幼虫。越冬時は枯れ枝色をしているお馴染みのイモムシだ。
背面から見た姿は枝に溶け込んでしまう。

〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
GODOX TT350
強い陽射しは昼過ぎ頃まで。
気温は30℃まで上がったが、概ね曇り空になった。
午前8時半。
ヒガンバナで盛んに吸蜜するナガサキアゲハのめす。


コスモスに何度も来ていたのは、オスの方。コスモスにはキアゲハがよく来るけど、他のアゲハ類はそうでもない。
ナガサキアゲハの訪花は意外な気がして思わずカメラを向けてしまった。

クヌギの若枝に虫食いの「しわざ」が目立っていた。
これは多分、アレだろうと枝を引き寄せて間近で眺めてみると、いました。

キマエアオシャクの幼虫。越冬時は枯れ枝色をしているお馴染みのイモムシだ。
背面から見た姿は枝に溶け込んでしまう。

〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
GODOX TT350
posted by やまかます at 17:03| レピ
2021年09月18日
熟柿に集う
三股町
久々に青空が拡がった。本の企画撮影で町内の上米公園に出向いた。
主に風景撮影。
先月末の観察会ではまだ色つき始めたばかりだった柿の実も、すっかり熟して食べ頃となっていた。
そろそろオオカマキリモドキが出ているはず。葉裏で休んでいるであろう姿を探してみたけれど見つからなかった。
交尾中のハラビロカマキリがいた。順番待ち?のオスも一緒。
オオカマキリモドキにとって、ハラビロカマキリは天敵であり油断がならない。両種とも熟柿に集まる小昆虫をお目当てに柿の木に集うが、狙いは同じでも体格では雲泥の差がある。ハラビロカマキリと対峙すれば、オオカマキリモドキは無力に等しい。
スズメバチ類やハナムグリ類が賑やかに食事している中で、一際目についたのが、スミナガシだ。
翅はボロボロだが、スミナガシが熟柿に来ているのは初めてみた。今年最後の世代だろう。
昨日見つけたアケビコノハ幼虫、今朝は葉っぱをモリモリ食べていた。
陽射しがたっぷりあるのでもう一度撮影しておく。蛹部屋に篭るのももうじきだろうから名残り惜しい。
午後6時5分、久しぶりに霧島山の山容を眺める。
午後4時半から始めた草刈り作業でグッタリ。疲れ過ぎて食欲も失せるが、今夜はお好み焼き。鉄板と取り皿だけというのがシンプルでちょうど良い。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
GODOX TT350
久々に青空が拡がった。本の企画撮影で町内の上米公園に出向いた。
主に風景撮影。
先月末の観察会ではまだ色つき始めたばかりだった柿の実も、すっかり熟して食べ頃となっていた。
そろそろオオカマキリモドキが出ているはず。葉裏で休んでいるであろう姿を探してみたけれど見つからなかった。
交尾中のハラビロカマキリがいた。順番待ち?のオスも一緒。
オオカマキリモドキにとって、ハラビロカマキリは天敵であり油断がならない。両種とも熟柿に集まる小昆虫をお目当てに柿の木に集うが、狙いは同じでも体格では雲泥の差がある。ハラビロカマキリと対峙すれば、オオカマキリモドキは無力に等しい。
スズメバチ類やハナムグリ類が賑やかに食事している中で、一際目についたのが、スミナガシだ。
翅はボロボロだが、スミナガシが熟柿に来ているのは初めてみた。今年最後の世代だろう。
昨日見つけたアケビコノハ幼虫、今朝は葉っぱをモリモリ食べていた。
陽射しがたっぷりあるのでもう一度撮影しておく。蛹部屋に篭るのももうじきだろうから名残り惜しい。
午後6時5分、久しぶりに霧島山の山容を眺める。
午後4時半から始めた草刈り作業でグッタリ。疲れ過ぎて食欲も失せるが、今夜はお好み焼き。鉄板と取り皿だけというのがシンプルでちょうど良い。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
GODOX TT350
posted by やまかます at 22:01| カマキリ
2021年09月17日
撮影アングル
三股町
雨はほとんど無く、ザワザワと西風が何かの予兆のように吹き続けている。
朝食のあと、庭で花を摘んでいた嫁さんが、
「綺麗なカメムシがいるよ!きれい!!」
と部屋にいた私に振り向いた。
「へえ〜!?」虫に詳しくなくても、カメムシの仲間とわかるようだ。
「綺麗」と言われれば、それがアカギカメムシだとすぐに知れる。アカメガシワで成長した集団は次々と分散して、庭のあちこちに佇んでいる姿も見かけるようになったのは一昨日あたりから。大きさもあることだし、嫁さんは生まれて初めてアカギカメムシを見たのだろうから、それはちょっとした驚きだっただろう。
一方、私がアカギカメムシを初めて見たのは、亜熱帯の西表島だった。もう二十数年前のことだけど。
初めての出会いは、嫁さんと私ではまるで違うのだ。私は腰が抜けるほど感激して、興奮したことを今でもはっきりと憶えている。
さて、近所のスギ伐採作業は今日も早朝から続いていたが、夕方になって見に行ってみれば、伐採作業は完了したように見えた。
道端に残っていた一列も払われ、切り倒したスギがぽっかりとできた空き地の片隅に山積みされていた。あとは切り詰めて搬出するだけだろう。もっと広い範囲を伐採するのかと思っていたが、ほんの一部だけに終わった。
その帰り道、ウメに絡んだアケビに美味しそうな若葉が伸びていた。
こんなご馳走があるなら、きっといるはず!と、若葉の蔓を辿っていけば、やはりいました!
アケビコノハの幼虫。
道路を挟んで向こうに見えているのは私の仕事部屋。ほぼ目線の高さ、水平アングルで撮影。
アケビコノハの幼虫がいた場所の説明の写真はともかく、それだけでは面白くないので、
今度は腰をかがめて、下から上空を仰ぐアングルで撮影してみた。ちょうど風の具合で雲が流れ、青空まで設えてくれた。
午後4時45分。もうギリギリの時間帯かと思う、チョウ達の活動時間には。
オジロサナエが庭の棒杭に止まっていたので近寄ってみたら、足下のヒガンバナでモンキアゲハが吸蜜していた。
立ったままでは背景が抜け無いので、しゃがんでチョウの目線の高さでカメラを構えてみた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
GODOX TT350
雨はほとんど無く、ザワザワと西風が何かの予兆のように吹き続けている。
朝食のあと、庭で花を摘んでいた嫁さんが、
「綺麗なカメムシがいるよ!きれい!!」
と部屋にいた私に振り向いた。
「へえ〜!?」虫に詳しくなくても、カメムシの仲間とわかるようだ。
「綺麗」と言われれば、それがアカギカメムシだとすぐに知れる。アカメガシワで成長した集団は次々と分散して、庭のあちこちに佇んでいる姿も見かけるようになったのは一昨日あたりから。大きさもあることだし、嫁さんは生まれて初めてアカギカメムシを見たのだろうから、それはちょっとした驚きだっただろう。
一方、私がアカギカメムシを初めて見たのは、亜熱帯の西表島だった。もう二十数年前のことだけど。
初めての出会いは、嫁さんと私ではまるで違うのだ。私は腰が抜けるほど感激して、興奮したことを今でもはっきりと憶えている。
さて、近所のスギ伐採作業は今日も早朝から続いていたが、夕方になって見に行ってみれば、伐採作業は完了したように見えた。
道端に残っていた一列も払われ、切り倒したスギがぽっかりとできた空き地の片隅に山積みされていた。あとは切り詰めて搬出するだけだろう。もっと広い範囲を伐採するのかと思っていたが、ほんの一部だけに終わった。
その帰り道、ウメに絡んだアケビに美味しそうな若葉が伸びていた。
こんなご馳走があるなら、きっといるはず!と、若葉の蔓を辿っていけば、やはりいました!
アケビコノハの幼虫。
道路を挟んで向こうに見えているのは私の仕事部屋。ほぼ目線の高さ、水平アングルで撮影。
アケビコノハの幼虫がいた場所の説明の写真はともかく、それだけでは面白くないので、
今度は腰をかがめて、下から上空を仰ぐアングルで撮影してみた。ちょうど風の具合で雲が流れ、青空まで設えてくれた。
午後4時45分。もうギリギリの時間帯かと思う、チョウ達の活動時間には。
オジロサナエが庭の棒杭に止まっていたので近寄ってみたら、足下のヒガンバナでモンキアゲハが吸蜜していた。
立ったままでは背景が抜け無いので、しゃがんでチョウの目線の高さでカメラを構えてみた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
GODOX TT350
posted by やまかます at 21:52| 本
2021年09月16日
都城盆地は晴れ
三股町
朝一番(午前6時半)雨が降っていたが、その後は日暮れまで概ね晴れ模様。
しかし宮崎市や日南市の方では大雨になっていたようで、地区によっては避難勧告まで出ていた。
近所のスギ林の伐採作業はだいぶ進んでいて、そこだけぽっかり明るくなっていた。
道路ばたにはイチョウの大木があり、銀杏が目の前でボトボトと落ちていた。
サルトリイバラの大きな葉が虫食いだらけになっていた。
ルリタテハ幼虫の、しわざだった。
ススキの茂みでは、ナガコガネグモのペアが交接していたようだ。
撮影を始めてしばらくすると、オスはメスの隣に並んでいた。
雌雄での体の大きさの差は小さく、コガネグモ程ではない。
メスはだいぶ痩せているが、これから先はさらに肥えていくことだろう。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
GODOX TT350 XPro O
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
マクロフラッシュ STF-8
朝一番(午前6時半)雨が降っていたが、その後は日暮れまで概ね晴れ模様。
しかし宮崎市や日南市の方では大雨になっていたようで、地区によっては避難勧告まで出ていた。
近所のスギ林の伐採作業はだいぶ進んでいて、そこだけぽっかり明るくなっていた。
道路ばたにはイチョウの大木があり、銀杏が目の前でボトボトと落ちていた。
サルトリイバラの大きな葉が虫食いだらけになっていた。
ルリタテハ幼虫の、しわざだった。
ススキの茂みでは、ナガコガネグモのペアが交接していたようだ。
撮影を始めてしばらくすると、オスはメスの隣に並んでいた。
雌雄での体の大きさの差は小さく、コガネグモ程ではない。
メスはだいぶ痩せているが、これから先はさらに肥えていくことだろう。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
GODOX TT350 XPro O
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
マクロフラッシュ STF-8
posted by やまかます at 20:12| クモ
2021年09月15日
お味はいかが?
三股町
午後から曇りとなる予報だったが、午後4時頃まで陽射しがあり気温も高め。
ヒガンバナには午前7時頃から、アゲハ類が次々と訪れていた。
一番多いのはモンキアゲハ。時折、キュウリの花もおつまみ程度に。
昨日のメスに続いて、今朝はオスが来ていた、ミヤマカラスアゲハ。
色鮮やかなミヤマカラスアゲハに比べて地味なクロアゲハだが、私はそのクロアゲハが一番のお気に入り。
写真はメス。
窓ガラスにしきりと口吻をあてがっていたのは、ウラギンシジミ。
雌雄のいづれだろう?そう思ったのが伝わったのか、ぴゅっと舞い上がると庭の草はらで日光浴を始めてくれた。写真はオス。
窓ガラスをはじめ、簾、窓枠、網戸の網、などで、口吻をあてがう行動は、クロヒカゲ、サトキマダラヒカゲ、ツマグロヒョウモン、メスグロヒョウモン、アカタテハ、ルリタテハ、などでもよく見られる。
どんな栄養分が付着しているのだろうか?
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS FL-900R
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
午後から曇りとなる予報だったが、午後4時頃まで陽射しがあり気温も高め。
ヒガンバナには午前7時頃から、アゲハ類が次々と訪れていた。
一番多いのはモンキアゲハ。時折、キュウリの花もおつまみ程度に。
昨日のメスに続いて、今朝はオスが来ていた、ミヤマカラスアゲハ。
色鮮やかなミヤマカラスアゲハに比べて地味なクロアゲハだが、私はそのクロアゲハが一番のお気に入り。
写真はメス。
窓ガラスにしきりと口吻をあてがっていたのは、ウラギンシジミ。
雌雄のいづれだろう?そう思ったのが伝わったのか、ぴゅっと舞い上がると庭の草はらで日光浴を始めてくれた。写真はオス。
窓ガラスをはじめ、簾、窓枠、網戸の網、などで、口吻をあてがう行動は、クロヒカゲ、サトキマダラヒカゲ、ツマグロヒョウモン、メスグロヒョウモン、アカタテハ、ルリタテハ、などでもよく見られる。
どんな栄養分が付着しているのだろうか?
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS FL-900R
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
posted by やまかます at 18:02| チョウ
2021年09月14日
ぶら下がり蛾
三股町
そろそろ出る頃かなと梢を見上げてみれば、いました!
日中はこうしてじっとぶら下がって過ごす、コウモリガ。
彼らの活動時間帯は、夕暮れ時の短いひととき。
枯れ枝になりきっている姿は目につきにくい。
脚は長い毛が密生しているので、まるでオランウータンの腕のようにも見える。
複眼と触角はしっかり見つめないとわかりづらい。
ほぼ終日降り続けた雨は、小雨程度でもあり、少しくらいの雨ならチョウ達は平気で活動している。
ヒガンバナには多数のアゲハ類が来ていた。
ミヤマカラスアゲハのメスは、かなり長いこと吸蜜していた。
昼食を終えて、居間の窓から林の梢を双眼鏡で眺めていたら、いきなり視界にアオスジアゲハが入った。
「おや、日光浴か?こんな姿は過去に一回しか見ていない」
カメラを取りに玄関まで走って戻ってきても、まだじっとしていた。
もっと目線で撮影したいと思い、外へ出て脚立を取りに行こうとしたら、こちらの姿に反応して飛び立ってしまった。
けれど、すぐにも目の高さまで降りてきて、私の脇をすり抜けるようにして、菜園のシソの花壇に移動。
こちらもまたしばらく、吸蜜し続けていた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
そろそろ出る頃かなと梢を見上げてみれば、いました!
日中はこうしてじっとぶら下がって過ごす、コウモリガ。
彼らの活動時間帯は、夕暮れ時の短いひととき。
枯れ枝になりきっている姿は目につきにくい。
脚は長い毛が密生しているので、まるでオランウータンの腕のようにも見える。
複眼と触角はしっかり見つめないとわかりづらい。
ほぼ終日降り続けた雨は、小雨程度でもあり、少しくらいの雨ならチョウ達は平気で活動している。
ヒガンバナには多数のアゲハ類が来ていた。
ミヤマカラスアゲハのメスは、かなり長いこと吸蜜していた。
昼食を終えて、居間の窓から林の梢を双眼鏡で眺めていたら、いきなり視界にアオスジアゲハが入った。
「おや、日光浴か?こんな姿は過去に一回しか見ていない」
カメラを取りに玄関まで走って戻ってきても、まだじっとしていた。
もっと目線で撮影したいと思い、外へ出て脚立を取りに行こうとしたら、こちらの姿に反応して飛び立ってしまった。
けれど、すぐにも目の高さまで降りてきて、私の脇をすり抜けるようにして、菜園のシソの花壇に移動。
こちらもまたしばらく、吸蜜し続けていた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 20:40| ガ
2021年09月13日
旅立ち??
三股町
雨は降っても一時的で小雨程度。
少し蒸し暑い中、アカギカメムシがアカメガシワ葉上に群れていた。
高所にも集団がいくつもあって、総数はかなりになるだろう。
交尾カップルもいるけれど、次々と飛び立っていく個体もいる。
このまま分散してしまうのだろうか?
庭ではクロマダラソテツシジミが、クルクルと目まぐるしく舞ったかと思えば、草の上に着地すると、今度はほとんどそこに留まったままになる。翅を半開きにして日光浴してばかりで、花にきてもなぜか吸蜜しない。
エノキのすぐそばで、こちらも日光浴なのか、ゆっくり閉じたり開いたり。
ゴマダラチョウのメスだ。
お腹はでっぷり肥えている。これから産卵に勤しむのだろう。
近所の「アゲハねぐら通り」の杉林では今朝早くから伐採が始まった。
林の奥から切り出しているようで、チェンソーの唸る音、木槌で打つ音、そしてドッカーン!!という木が倒れる地響きが午前中いっぱい続いていた。
運び出し作業は少し先になるのだろうか。搬送トラックの出入りはまだ無い。
素人考えでは林の手前から切り出していくのが順当なやり方では無いか、と思うのだが、、、。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
FL-900R
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
雨は降っても一時的で小雨程度。
少し蒸し暑い中、アカギカメムシがアカメガシワ葉上に群れていた。
高所にも集団がいくつもあって、総数はかなりになるだろう。
交尾カップルもいるけれど、次々と飛び立っていく個体もいる。
このまま分散してしまうのだろうか?
庭ではクロマダラソテツシジミが、クルクルと目まぐるしく舞ったかと思えば、草の上に着地すると、今度はほとんどそこに留まったままになる。翅を半開きにして日光浴してばかりで、花にきてもなぜか吸蜜しない。
エノキのすぐそばで、こちらも日光浴なのか、ゆっくり閉じたり開いたり。
ゴマダラチョウのメスだ。
お腹はでっぷり肥えている。これから産卵に勤しむのだろう。
近所の「アゲハねぐら通り」の杉林では今朝早くから伐採が始まった。
林の奥から切り出しているようで、チェンソーの唸る音、木槌で打つ音、そしてドッカーン!!という木が倒れる地響きが午前中いっぱい続いていた。
運び出し作業は少し先になるのだろうか。搬送トラックの出入りはまだ無い。
素人考えでは林の手前から切り出していくのが順当なやり方では無いか、と思うのだが、、、。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
FL-900R
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
posted by やまかます at 19:41| カメムシ
2021年09月12日
成虫集団へ
三股町
昨夜から雨になった。台風14号の動向が気に掛かる。
九州の天候はここしばらく雨が続くようだ。
二日間、家を空けている間にアカギカメムシたちはほとんどが成虫となり、残る幼虫はわずかとなった。
自宅林でアカギカメムシが過去に繁殖をしたアカメガシワは他に2本あるが、まだそちらは確認していない。
いづれにせよ、写真のアカメガシワで育った成虫の数はかなりになるはずだ。その成虫が集まれば、大きな集団ができるかと思うがどうだろう。
屋根の庇で営巣していたヤマトアシナガバチの巣も暫くぶりに見上げてみれば、巣盤の傷みが激しい。
ヒメスズメバチの略奪にあったのではないだろうか?
オスが一頭だけ、巣の中央にいる。
クロオオアリの大きめの繭を開いてみた。
柔らかい繭壁を、中の蛹を傷付けないよう切り開くのには苦労した。
(カメラ内深度合成)
すでに成虫の体色が出始めていた。大型ワーカーだ。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
FL-900R
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX DE300 + Nissin i40
昨夜から雨になった。台風14号の動向が気に掛かる。
九州の天候はここしばらく雨が続くようだ。
二日間、家を空けている間にアカギカメムシたちはほとんどが成虫となり、残る幼虫はわずかとなった。
自宅林でアカギカメムシが過去に繁殖をしたアカメガシワは他に2本あるが、まだそちらは確認していない。
いづれにせよ、写真のアカメガシワで育った成虫の数はかなりになるはずだ。その成虫が集まれば、大きな集団ができるかと思うがどうだろう。
屋根の庇で営巣していたヤマトアシナガバチの巣も暫くぶりに見上げてみれば、巣盤の傷みが激しい。
ヒメスズメバチの略奪にあったのではないだろうか?
オスが一頭だけ、巣の中央にいる。
クロオオアリの大きめの繭を開いてみた。
柔らかい繭壁を、中の蛹を傷付けないよう切り開くのには苦労した。
(カメラ内深度合成)
すでに成虫の体色が出始めていた。大型ワーカーだ。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
FL-900R
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX DE300 + Nissin i40
posted by やまかます at 21:02| カメムシ
2021年09月11日
蟻ハンター
宮崎県 西臼杵郡 高千穂町 (9月9日〜10日)
すぐ傍に大きなミズキがあって、見上げると葉裏にパンダ模様のアカスジキンカメムシ幼虫が群れていた。
4齢と5齢が混じっているようだが、高くて撮影は無理。
地面にはヒトツメカギバが、「ここのミズキで育ちました」と言わんばかりに、ミズキの落ち葉に止まっていた。
ほぼ3m四方の狭い草地に目をつけたのは、初日の9日。
ここで見つからなければ厳しいことになる。自分に言い聞かせるように確信を持って、地面に目を這わせること30分。
黒っぽい虫が草間をすばしっこく駆けた。アリじゃない。
「いた!!」
片膝をついて顔を地面に近づけてみると、薄桃色の「逆さハの字」模様がくっきりと見えた。
しかし、すぐに葉陰に潜り込んだ。ここで見失ってはならぬ、とすぐさま、しかし、
そっと葉をかき分けてみれば、うずくまったまま動かないハリサシガメがいた。
「おお〜!!12年ぶりのお目見え」
九州では、2009年8月30日に北九州市の平尾台でペアを見て以来になる。
さらに遡れば、本種を初めて撮影したのは2003年の8月19日(愛媛県面河村)だった。
「こんなに小さかったか!」というのが久しぶりに対面しての感想だった。
体長は15ミリ前後だ。
平尾台では特に探し歩いていたのではなく、足早に歩いていてたまたま目に入っただけのことだったが、草が生えていない土が剥き出しの細道だったから目立ったのだろう。今回はそうはいかない。
草地はわずかに地面が見えるが、ほとんどは低い草で覆われており枯れ草も入り混じって、徘徊するアリたちの姿もすぐに見失う。それでも、ハリサシガメの生息条件としては、
1)草丈が低い、
2)日当たりの良い草地、である。そして何より、
3)アリの姿が視野の中には常に入ってくる。
9日、初日は1頭しか見つからなかった。幼虫も探してみたが、こちらはさらに難易度が高い。這いつくばるようにして探したが、ついに見つからず。羽化時期に入って幼虫は残っていないのだろうか?
10日の午後、再び同じ草地に立ち、地面を舐めるように見つめること1時間半。長い時間、狭い草地にずっと座り込んだり、ジグザグ牛歩戦術に出たりと、懸命に探し続け、流石に疲れ切って挫けそうになった。
これはもう無理か!と諦めかけた時、草地の端っこ、スロープになったところで黒い影が動いた。
「クロオオアリ、かい!?」と姿を見失う前に手で摘んだら、それがなんと、ハリサシガメだった。
前日の個体よりか明らかに小柄だ。クロオオアリか?と見間違えたわけだ。摘んでも刺されなかった。
ハリサシガメをそっとケース(落ち葉を敷いた)に入れて、そこへクロオオアリも放り込んでみたら、あっという間に口吻を突き立てて押さえ込んだ。その動きの俊敏さには驚いた。口吻は、頭部と胸部の間の柔らかい部分に刺しこまれ、アリはすぐにグッタリとなった。
狭いケース内を歩き回るアリの姿に、機敏に体の向きを変えてはロックオンする。アリが最大限に近づくまで、辛抱強く待ち伏せる。
まさに、蟻に特化した、凄腕のハンター、である。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350 + XPro O
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
すぐ傍に大きなミズキがあって、見上げると葉裏にパンダ模様のアカスジキンカメムシ幼虫が群れていた。
4齢と5齢が混じっているようだが、高くて撮影は無理。
地面にはヒトツメカギバが、「ここのミズキで育ちました」と言わんばかりに、ミズキの落ち葉に止まっていた。
ほぼ3m四方の狭い草地に目をつけたのは、初日の9日。
ここで見つからなければ厳しいことになる。自分に言い聞かせるように確信を持って、地面に目を這わせること30分。
黒っぽい虫が草間をすばしっこく駆けた。アリじゃない。
「いた!!」
片膝をついて顔を地面に近づけてみると、薄桃色の「逆さハの字」模様がくっきりと見えた。
しかし、すぐに葉陰に潜り込んだ。ここで見失ってはならぬ、とすぐさま、しかし、
そっと葉をかき分けてみれば、うずくまったまま動かないハリサシガメがいた。
「おお〜!!12年ぶりのお目見え」
九州では、2009年8月30日に北九州市の平尾台でペアを見て以来になる。
さらに遡れば、本種を初めて撮影したのは2003年の8月19日(愛媛県面河村)だった。
「こんなに小さかったか!」というのが久しぶりに対面しての感想だった。
体長は15ミリ前後だ。
平尾台では特に探し歩いていたのではなく、足早に歩いていてたまたま目に入っただけのことだったが、草が生えていない土が剥き出しの細道だったから目立ったのだろう。今回はそうはいかない。
草地はわずかに地面が見えるが、ほとんどは低い草で覆われており枯れ草も入り混じって、徘徊するアリたちの姿もすぐに見失う。それでも、ハリサシガメの生息条件としては、
1)草丈が低い、
2)日当たりの良い草地、である。そして何より、
3)アリの姿が視野の中には常に入ってくる。
9日、初日は1頭しか見つからなかった。幼虫も探してみたが、こちらはさらに難易度が高い。這いつくばるようにして探したが、ついに見つからず。羽化時期に入って幼虫は残っていないのだろうか?
10日の午後、再び同じ草地に立ち、地面を舐めるように見つめること1時間半。長い時間、狭い草地にずっと座り込んだり、ジグザグ牛歩戦術に出たりと、懸命に探し続け、流石に疲れ切って挫けそうになった。
これはもう無理か!と諦めかけた時、草地の端っこ、スロープになったところで黒い影が動いた。
「クロオオアリ、かい!?」と姿を見失う前に手で摘んだら、それがなんと、ハリサシガメだった。
前日の個体よりか明らかに小柄だ。クロオオアリか?と見間違えたわけだ。摘んでも刺されなかった。
ハリサシガメをそっとケース(落ち葉を敷いた)に入れて、そこへクロオオアリも放り込んでみたら、あっという間に口吻を突き立てて押さえ込んだ。その動きの俊敏さには驚いた。口吻は、頭部と胸部の間の柔らかい部分に刺しこまれ、アリはすぐにグッタリとなった。
狭いケース内を歩き回るアリの姿に、機敏に体の向きを変えてはロックオンする。アリが最大限に近づくまで、辛抱強く待ち伏せる。
まさに、蟻に特化した、凄腕のハンター、である。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350 + XPro O
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
posted by やまかます at 20:28| カメムシ
2021年09月10日
愛宕山のオオスミコガネグモ
延岡市 愛宕山
今朝一番で、愛宕山のオオスミコガネグモを見ておきたかったので、昨夜は延岡市内にて投宿。
7月末に見つけたメス幼体たちは、もうとっくに成体になっているはずだ。
アンテナ施設の立ち並ぶ頂上へと一気に登る。幼体がいた地点を中心に見て廻るもジョロウグモばかり。
薄暗い環境にいるに違いないと、愛宕神社の裏に踏み込んでみれば、やはりいた!
幼体とは色も模様もまったく違う、まるで別種のような姿。
特異な姿をしているが、昔、屋久島で撮影した個体とはかなり紋様が異なる。個体差だろうか。
薄暗い林内でも明るい灰色の体はよく目立っていた。
円網は大きく直径は60〜70センチ近くある。その真ん中に陣取っていた。
しかし、その手前にジョロウグモの網が被さるように張ってあった。これはマズいなあと、ジョロウグモの網をそっとどかしてみた。するとオオスミコガネグモは慌てて、イヌビワの梢に逃げてしまった。わかってはいても仕方が無い。
しばらくすればまた元の網に戻るだろうと、他の場所を探索歩きして時間稼ぎをしたが、昼前には五カ所高原に移動したい。ついに時間切れとなってしまった。後ろ髪を引かれる思い(髪はないけど)で、高千穂町方面と移動。
昼食は、遠く阿蘇連山を望める高台で、軽めのサンドウィッチ。標高が高いのと風もあって、日陰はとても涼しい。ブナの木を見るのも久々のことだ。
草原環境での撮影の目的は、一つにはハリサシガメであった。
2009年8月に北九州市の平尾台でペアを見つけて以来だから、じつに12年ぶりに観察と撮影ができた。
仔細は明日に。
今朝一番で、愛宕山のオオスミコガネグモを見ておきたかったので、昨夜は延岡市内にて投宿。
7月末に見つけたメス幼体たちは、もうとっくに成体になっているはずだ。
アンテナ施設の立ち並ぶ頂上へと一気に登る。幼体がいた地点を中心に見て廻るもジョロウグモばかり。
薄暗い環境にいるに違いないと、愛宕神社の裏に踏み込んでみれば、やはりいた!
幼体とは色も模様もまったく違う、まるで別種のような姿。
特異な姿をしているが、昔、屋久島で撮影した個体とはかなり紋様が異なる。個体差だろうか。
薄暗い林内でも明るい灰色の体はよく目立っていた。
円網は大きく直径は60〜70センチ近くある。その真ん中に陣取っていた。
しかし、その手前にジョロウグモの網が被さるように張ってあった。これはマズいなあと、ジョロウグモの網をそっとどかしてみた。するとオオスミコガネグモは慌てて、イヌビワの梢に逃げてしまった。わかってはいても仕方が無い。
しばらくすればまた元の網に戻るだろうと、他の場所を探索歩きして時間稼ぎをしたが、昼前には五カ所高原に移動したい。ついに時間切れとなってしまった。後ろ髪を引かれる思い(髪はないけど)で、高千穂町方面と移動。
昼食は、遠く阿蘇連山を望める高台で、軽めのサンドウィッチ。標高が高いのと風もあって、日陰はとても涼しい。ブナの木を見るのも久々のことだ。
草原環境での撮影の目的は、一つにはハリサシガメであった。
2009年8月に北九州市の平尾台でペアを見つけて以来だから、じつに12年ぶりに観察と撮影ができた。
仔細は明日に。
posted by やまかます at 17:58| クモ
2021年09月09日
夜中の脱皮
三股町
午前3時過ぎ
トイレの障子窓に、アシダカグモのメスがいた。脱皮して間が無いようだ。
昨夜の9時頃、トイレの壁にいたのだが、そのときは体色が黒っぽく、体全体がポッチャリしていた。
息を吹きかけても動きは鈍く、すぐに立ち止まっていた。
「アレ?様子がおかしいな」とは感じたのだが、それは脱皮の前兆だったわけだ。
高千穂町〜延岡市
さて、本日は県北、高千穂町に移動。午後から、五カ所高原の草原環境を歩いた。
草間を跳ねるように舞う、ジャノメチョウが多い。
ジャノメチョウはうちの近所にもかつてはいたが、数回目撃しただけで近年はまったく見ていない。
もう25年も前頃になるが、所沢市郊外の私が通っていたクリ林には普通にいた。
所沢霊園の近くだが、私がフィルムで撮影したジャノメチョウの写真のほとんどは、そのときのもの。しかし、当時において、地主の方がご高齢のため下刈り作業が為されなくなってからは、パッタリとジャノメチョウは姿を消してしまった。ジャノメチョウが暮らせる環境は人為的に維持されていたわけで、そもそも草丈の低い草地環境は不安定。
五カ所高原の道路沿いの側溝に溜まっていた泥土を掘ってみると、、、、、
黒光する虫が埋もれていた。
なんだコレは?と取り出してみれば、ダイコクコガネのオスの死骸だった。
死因は何だったのだろう?体に大きな損傷が見られない。自然死だろうか?
午前3時過ぎ
トイレの障子窓に、アシダカグモのメスがいた。脱皮して間が無いようだ。
昨夜の9時頃、トイレの壁にいたのだが、そのときは体色が黒っぽく、体全体がポッチャリしていた。
息を吹きかけても動きは鈍く、すぐに立ち止まっていた。
「アレ?様子がおかしいな」とは感じたのだが、それは脱皮の前兆だったわけだ。
高千穂町〜延岡市
さて、本日は県北、高千穂町に移動。午後から、五カ所高原の草原環境を歩いた。
草間を跳ねるように舞う、ジャノメチョウが多い。
ジャノメチョウはうちの近所にもかつてはいたが、数回目撃しただけで近年はまったく見ていない。
もう25年も前頃になるが、所沢市郊外の私が通っていたクリ林には普通にいた。
所沢霊園の近くだが、私がフィルムで撮影したジャノメチョウの写真のほとんどは、そのときのもの。しかし、当時において、地主の方がご高齢のため下刈り作業が為されなくなってからは、パッタリとジャノメチョウは姿を消してしまった。ジャノメチョウが暮らせる環境は人為的に維持されていたわけで、そもそも草丈の低い草地環境は不安定。
五カ所高原の道路沿いの側溝に溜まっていた泥土を掘ってみると、、、、、
黒光する虫が埋もれていた。
なんだコレは?と取り出してみれば、ダイコクコガネのオスの死骸だった。
死因は何だったのだろう?体に大きな損傷が見られない。自然死だろうか?
posted by やまかます at 19:45| クモ
2021年09月08日
小さなカマキリ
三股町
ヒナカマキリに次いで、小さなカマキリが、ヒメカマキリとサツマヒメカマキリ。
小さいとは言え体長30ミリ前後で、15ミリ前後のヒナカマキリの倍の大きさがある。
ヒナカマキリは翅が無いので落ち葉の上を徘徊するが、ヒメもサツマヒメも翅があって、しかも他のカマキリ類に比べて飛翔する頻度が高い。明るい草むらで姿を見つけても迂闊に近寄れば、あっという間に飛び去ってしまい姿を見失う。
夏の夜、灯りにもよく飛来する。
もっとも、一昨日の夜、オオカマキリの雌雄が仕事部屋の外灯に来ていた。
珍しくペアで来ていたので、それはそれで仕事に繋がって助かった。
ヒメとサツマヒメの両種はうちの庭や周辺にも普通に生息しており、混棲している。
姿は極めて酷似していて、捕まえない限り外見で識別するのは容易ではない。
ところが、両種の発生時期のズレや越冬ステージの違いから、おおよその判別は可能だ。
8月後半頃から成虫として現れるのはヒメ。サツマヒメの成虫は、5月〜7月頃。
ヒメの越冬ステージは、卵で、サツマヒメは、終齢幼虫。つまり、第一化のスタートラインでズレているわけだ。
もちろん、年1化。
だから、今日、庭で見つけたのは、ヒメカマキリの方であろう。
形態上の見分け方は、後脚腿節の三角状片の大きさで、サツマヒメでは、脚幅の半分以上と大きく、ヒメではそれに比して小さい、と図鑑にはある。その後脚腿節の三角状片に寄ってみた。たしかに、小さい(赤い矢印先)。
カマキリ類としては珍しく、危険を察知すると両種とも全脚を縮めて擬死を行うが、
個体差もあり、写真のメスは全く擬死を行わなかった。
ヒメカマキリはこの先、一番遅い時期で12月まで成虫が見られる。
2016年12月27日、近所のミカンの枯れ枝にグサリと突き立てられハヤニエになっていたこともあった。
お腹が大きいメスで、まだ体は柔らかかった。
時々、家壁や窓に遊びに来てくれる、キマダラカメムシ。
アカメガシワでは連日、アカギカメムシの羽化が続いており、成虫の数が増えている。
なおかつ、その新成虫であろうけど、交尾も見られる。
アカギカメムシの終齢幼虫(5齢)の姿を、
「お相撲さんみたい!!」
と言った、小学生の女の子の言葉が強く印象に残っている。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
ヒナカマキリに次いで、小さなカマキリが、ヒメカマキリとサツマヒメカマキリ。
小さいとは言え体長30ミリ前後で、15ミリ前後のヒナカマキリの倍の大きさがある。
ヒナカマキリは翅が無いので落ち葉の上を徘徊するが、ヒメもサツマヒメも翅があって、しかも他のカマキリ類に比べて飛翔する頻度が高い。明るい草むらで姿を見つけても迂闊に近寄れば、あっという間に飛び去ってしまい姿を見失う。
夏の夜、灯りにもよく飛来する。
もっとも、一昨日の夜、オオカマキリの雌雄が仕事部屋の外灯に来ていた。
珍しくペアで来ていたので、それはそれで仕事に繋がって助かった。
ヒメとサツマヒメの両種はうちの庭や周辺にも普通に生息しており、混棲している。
姿は極めて酷似していて、捕まえない限り外見で識別するのは容易ではない。
ところが、両種の発生時期のズレや越冬ステージの違いから、おおよその判別は可能だ。
8月後半頃から成虫として現れるのはヒメ。サツマヒメの成虫は、5月〜7月頃。
ヒメの越冬ステージは、卵で、サツマヒメは、終齢幼虫。つまり、第一化のスタートラインでズレているわけだ。
もちろん、年1化。
だから、今日、庭で見つけたのは、ヒメカマキリの方であろう。
形態上の見分け方は、後脚腿節の三角状片の大きさで、サツマヒメでは、脚幅の半分以上と大きく、ヒメではそれに比して小さい、と図鑑にはある。その後脚腿節の三角状片に寄ってみた。たしかに、小さい(赤い矢印先)。
カマキリ類としては珍しく、危険を察知すると両種とも全脚を縮めて擬死を行うが、
個体差もあり、写真のメスは全く擬死を行わなかった。
ヒメカマキリはこの先、一番遅い時期で12月まで成虫が見られる。
2016年12月27日、近所のミカンの枯れ枝にグサリと突き立てられハヤニエになっていたこともあった。
お腹が大きいメスで、まだ体は柔らかかった。
時々、家壁や窓に遊びに来てくれる、キマダラカメムシ。
アカメガシワでは連日、アカギカメムシの羽化が続いており、成虫の数が増えている。
なおかつ、その新成虫であろうけど、交尾も見られる。
アカギカメムシの終齢幼虫(5齢)の姿を、
「お相撲さんみたい!!」
と言った、小学生の女の子の言葉が強く印象に残っている。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
posted by やまかます at 19:48| カマキリ
2021年09月07日
谷津田の朝
三股町
午前6時〜7時
谷津田の畦道や休耕田では、ナガコガネグモの姿が多い。
すでに最盛期と思えるほど、密度が濃い。
ナガコガネグモのかくれ帯は単調で、コガネグモのように「X」字型や「ハ」の字型などにはならない。
緑色型トノサマバッタも、吸血されて顔色がすっかり白んでいる。
こちらのメスはタイワンクツワムシ♂を捕らえていた。左隣にはオスが来ている。
オス成体は極限までスリム化している。
昨夜は、ここがタテハモドキ(夏型)のねぐら。
夜露で翅が白い、シオカラトンボ。
これならまだ飛べないだろうと、頭部が見える位置まで近寄ったら、あっさりと飛んでしまった。
ススキの隙間に見えたツマグロスケバ。
何か様子がおかしいと思えば、ハゴロモヤドリガの若い幼虫がくっついていた。
この後、腹部へと移動するのだろう。若齢期はセミヤドリガ幼虫と同じように、胸部に寄生している。
まだ白い蝋物質にも覆われていない。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
午前6時〜7時
谷津田の畦道や休耕田では、ナガコガネグモの姿が多い。
すでに最盛期と思えるほど、密度が濃い。
ナガコガネグモのかくれ帯は単調で、コガネグモのように「X」字型や「ハ」の字型などにはならない。
緑色型トノサマバッタも、吸血されて顔色がすっかり白んでいる。
こちらのメスはタイワンクツワムシ♂を捕らえていた。左隣にはオスが来ている。
オス成体は極限までスリム化している。
昨夜は、ここがタテハモドキ(夏型)のねぐら。
夜露で翅が白い、シオカラトンボ。
これならまだ飛べないだろうと、頭部が見える位置まで近寄ったら、あっさりと飛んでしまった。
ススキの隙間に見えたツマグロスケバ。
何か様子がおかしいと思えば、ハゴロモヤドリガの若い幼虫がくっついていた。
この後、腹部へと移動するのだろう。若齢期はセミヤドリガ幼虫と同じように、胸部に寄生している。
まだ白い蝋物質にも覆われていない。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 20:10| クモ
2021年09月06日
コミスジ蛹化
三股町
昨日の朝、Aの位置(下スケッチ)で糸玉を拵えていたが、途中、激しい雨となり吐糸作業を中断した、コミスジ幼虫。
葉軸の下側に仰向けの姿勢になったことや頭部の動きからして、蛹化場所の準備に入ったとわかったが、
雨が影響したのかどうかはわからない、雨が降り続く中、Bの葉っぱに移動しそこに落ち着いた。
ここなら少しは雨を凌げそうではある。
夕方、雨が止んでから吐糸作業を改めて再開した。日没近くなって、お尻を糸玉に固定していた。
そして、今日の午前7時35分、踏ん張っていた脚を全部放し垂下していた。
正午過ぎ、蛹化を終えたばかりの姿が次の写真。
今日も午後から雨が降り始めた。
さて、アカメガシワで成長しているアカギカメムシだが、、、。
一昨日、樹下の地面に転がっている熟齢幼虫を見つけた。そばにあるのは脱皮殻。
幼虫の腹部の一部は外皮が剥がれていたりと、損傷が目立ち、わずかに反応するものの虫の息だった。
幼虫が大怪我をして地面に落下した原因は何だろう?と考えていたのだが、
今朝になってもしかして、という場面を目撃した。
カラス4羽がアカメガシワの梢にいて、よく見るとしきりに黒い種子を啄んでいたのである。
果実には多数の幼虫たちが群れている。カラスのお目当てが種子だけだとしても、嘴に幼虫が挟まれたり、時に邪魔になる幼虫を啄んで放り投げたりもあり得るだろう。あるいは、幼虫を食べるかもしれない。
幼虫の死骸からさほど離れていない地面に、ヒラタクワガタ♂の死骸もあった。
アカメガシワには樹液も出ている箇所があるので、そこに来ていたところを、これもまたカラスに襲われたのではないだろうか? いやそれとも、地面を歩いていたところをアナグマかタヌキに齧られたか?
コミスジ蛹のすぐ上にぶら下がっていたのは、ヒメカマキリ幼虫を網糸に絡めて捕食していた、オオシロカネグモ(多分)。
クモが齧り付いているのは、カマキリの右前脚。
ヒメカマキリ幼虫の翅芽は膨らんで発達しており、羽化が近いことを物語る。そして、この時期に成虫となるのは、サツマヒメカマキリではなくヒメカマキリと言えるだろう。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
昨日の朝、Aの位置(下スケッチ)で糸玉を拵えていたが、途中、激しい雨となり吐糸作業を中断した、コミスジ幼虫。
葉軸の下側に仰向けの姿勢になったことや頭部の動きからして、蛹化場所の準備に入ったとわかったが、
雨が影響したのかどうかはわからない、雨が降り続く中、Bの葉っぱに移動しそこに落ち着いた。
ここなら少しは雨を凌げそうではある。
夕方、雨が止んでから吐糸作業を改めて再開した。日没近くなって、お尻を糸玉に固定していた。
そして、今日の午前7時35分、踏ん張っていた脚を全部放し垂下していた。
正午過ぎ、蛹化を終えたばかりの姿が次の写真。
今日も午後から雨が降り始めた。
さて、アカメガシワで成長しているアカギカメムシだが、、、。
一昨日、樹下の地面に転がっている熟齢幼虫を見つけた。そばにあるのは脱皮殻。
幼虫の腹部の一部は外皮が剥がれていたりと、損傷が目立ち、わずかに反応するものの虫の息だった。
幼虫が大怪我をして地面に落下した原因は何だろう?と考えていたのだが、
今朝になってもしかして、という場面を目撃した。
カラス4羽がアカメガシワの梢にいて、よく見るとしきりに黒い種子を啄んでいたのである。
果実には多数の幼虫たちが群れている。カラスのお目当てが種子だけだとしても、嘴に幼虫が挟まれたり、時に邪魔になる幼虫を啄んで放り投げたりもあり得るだろう。あるいは、幼虫を食べるかもしれない。
幼虫の死骸からさほど離れていない地面に、ヒラタクワガタ♂の死骸もあった。
アカメガシワには樹液も出ている箇所があるので、そこに来ていたところを、これもまたカラスに襲われたのではないだろうか? いやそれとも、地面を歩いていたところをアナグマかタヌキに齧られたか?
コミスジ蛹のすぐ上にぶら下がっていたのは、ヒメカマキリ幼虫を網糸に絡めて捕食していた、オオシロカネグモ(多分)。
クモが齧り付いているのは、カマキリの右前脚。
ヒメカマキリ幼虫の翅芽は膨らんで発達しており、羽化が近いことを物語る。そして、この時期に成虫となるのは、サツマヒメカマキリではなくヒメカマキリと言えるだろう。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
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GODOX TT350
posted by やまかます at 16:40| 本
2021年09月05日
ホワイトリップ
三股町
ウメの木に絡んでいるアケビの蔓を、舐めるように見ていると、小さなゾウムシがいた。体長7ミリ程度。
クロフヒゲナガゾウムシ、だ。
写真はストロボ光を当てているので明るく見えるが、実際には真っ黒なコブがある程度にしか見えない。
明るくしてもこのゾウムシの体の模様は、キノコや地衣類のようで背景に溶け込む。大きなサングラス顔がご愛嬌だ。
しかし、散々探したものの、肝心のお目当ての虫は見つからず。
クズの花では、ウラギンシジミ幼虫が蕾を食べていた。
クズは隣の空き地に蔓延っていて、今はちょうど花盛り。ここ数年間、隣では草刈りが為されてない。したがって、夏場にはクズを初め西洋アサガオなど様々な蔓草が我が家の敷地に侵入してくる。
日が差し込まない、薄暗い場所で多く見つかる「ホワイトリップ」。
写真のはアラカシの葉で見つかったもので、長さ2センチ程度だが、大きさは大小様々。
ちなみにここは、上米公園でヒラタミミズク幼虫がいた場所。そろそろ羽化した頃だと思い見に行ってみたが、幼虫も抜け殻も、そして成虫も見つからなかった。
この「しわざ」の主は虫ではないが、拙著『虫のしわざ図鑑』(2020;少年写真新聞社)、156pに「しわざモドキ」として載せてある。
なお「ホワイトリップ」の名付け親、発案者は、都立公園レンジャーの河野宏和さんです。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
ウメの木に絡んでいるアケビの蔓を、舐めるように見ていると、小さなゾウムシがいた。体長7ミリ程度。
クロフヒゲナガゾウムシ、だ。
写真はストロボ光を当てているので明るく見えるが、実際には真っ黒なコブがある程度にしか見えない。
明るくしてもこのゾウムシの体の模様は、キノコや地衣類のようで背景に溶け込む。大きなサングラス顔がご愛嬌だ。
しかし、散々探したものの、肝心のお目当ての虫は見つからず。
クズの花では、ウラギンシジミ幼虫が蕾を食べていた。
クズは隣の空き地に蔓延っていて、今はちょうど花盛り。ここ数年間、隣では草刈りが為されてない。したがって、夏場にはクズを初め西洋アサガオなど様々な蔓草が我が家の敷地に侵入してくる。
日が差し込まない、薄暗い場所で多く見つかる「ホワイトリップ」。
写真のはアラカシの葉で見つかったもので、長さ2センチ程度だが、大きさは大小様々。
ちなみにここは、上米公園でヒラタミミズク幼虫がいた場所。そろそろ羽化した頃だと思い見に行ってみたが、幼虫も抜け殻も、そして成虫も見つからなかった。
この「しわざ」の主は虫ではないが、拙著『虫のしわざ図鑑』(2020;少年写真新聞社)、156pに「しわざモドキ」として載せてある。
なお「ホワイトリップ」の名付け親、発案者は、都立公園レンジャーの河野宏和さんです。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 17:51| しわざ
2021年09月04日
柿の葉にて
三股町
午後2時06分
カキの葉陰にぶら下がった姿を発見。ほぼ目線の高さだったので気づけたのだろう。
脱皮を終えた、オオゴマダラエダシャクの幼虫。
同じカキの葉裏に、ミナミマエグロハネナガウンカ。
葉っぱを手で引き寄せようとしたら、跳ねて逃げてしまった。
庭で継続観察中のコミスジ幼虫。
葉柄を齧って萎れさせた葉はすっかり食べ尽くされていた。スケッチの中央、薄緑色で塗った部分。
ナツフジの下はコンクリートで、切り落としたのであれば、見つかるはずだがいくら探しても無かった。
ので、おそらく食べ尽くしたものと思う。萎れていても食べることは以前にもあった。
午後5時過ぎの段階では、赤い丸のところに落ち着いていた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
午後2時06分
カキの葉陰にぶら下がった姿を発見。ほぼ目線の高さだったので気づけたのだろう。
脱皮を終えた、オオゴマダラエダシャクの幼虫。
同じカキの葉裏に、ミナミマエグロハネナガウンカ。
葉っぱを手で引き寄せようとしたら、跳ねて逃げてしまった。
庭で継続観察中のコミスジ幼虫。
葉柄を齧って萎れさせた葉はすっかり食べ尽くされていた。スケッチの中央、薄緑色で塗った部分。
ナツフジの下はコンクリートで、切り落としたのであれば、見つかるはずだがいくら探しても無かった。
ので、おそらく食べ尽くしたものと思う。萎れていても食べることは以前にもあった。
午後5時過ぎの段階では、赤い丸のところに落ち着いていた。
〜使用機材〜
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M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 18:07| ガ
2021年09月03日
コミスジ幼虫のやったこと
三股町
庭のナツフジでは、コミスジの幼虫が育ってい、今日はまた母蝶が産卵していた。
卵は必ず葉表の先端部に産み落とされる。
先日から観察している、
おそらく4齢と思われる幼虫は、葉柄を齧って萎れさせた葉に来て、そのシワシワになった枯れかけの葉を食べていた。
このあと、もう一枚も食べ尽くしていた。
これは一体どういうことだろうか?賞味期限ギリギリ?
わざと萎れさせた葉は隠れ家として使うはずで、実際、このあとここで数時間、休んでいた。
けれど、ねぐらと言える休息場所は別にあって、そちらの台座で休むことが大半で、食事をするときは別の葉へと外食に出掛ける。
この幼虫の行動エリアのスケッチ。
すっかり葉を食べ尽くした葉軸を台座にしている。体が枯葉そのもの。
すぐ近くのススキでは、エビイロカメムシのシルエットが。
つまり、葉表にいるわけだ。
葉の先端を引き下げてみれば。
なるほど、食事中だった。
しばらくして、別の葉表に移動していた。この時期、これから繁殖するのだろうか?
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
庭のナツフジでは、コミスジの幼虫が育ってい、今日はまた母蝶が産卵していた。
卵は必ず葉表の先端部に産み落とされる。
先日から観察している、
おそらく4齢と思われる幼虫は、葉柄を齧って萎れさせた葉に来て、そのシワシワになった枯れかけの葉を食べていた。
このあと、もう一枚も食べ尽くしていた。
これは一体どういうことだろうか?賞味期限ギリギリ?
わざと萎れさせた葉は隠れ家として使うはずで、実際、このあとここで数時間、休んでいた。
けれど、ねぐらと言える休息場所は別にあって、そちらの台座で休むことが大半で、食事をするときは別の葉へと外食に出掛ける。
この幼虫の行動エリアのスケッチ。
すっかり葉を食べ尽くした葉軸を台座にしている。体が枯葉そのもの。
すぐ近くのススキでは、エビイロカメムシのシルエットが。
つまり、葉表にいるわけだ。
葉の先端を引き下げてみれば。
なるほど、食事中だった。
しばらくして、別の葉表に移動していた。この時期、これから繁殖するのだろうか?
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 20:59| チョウ
2021年09月02日
アカギカメムシ
三股町
アカギカメムシの幼虫集団の中で、羽化も始まっている。
写真の集団はみな、5齢幼虫。
羽化した新成虫はすぐに、兄弟の群れに入っていた。
羽化する時だけ、群れから少し離れて、下向きで脱皮する。ギュギュウ詰めの群れの中では脱皮しづらいだろう。
成虫もポツポツ姿を見るようになり、交尾しているカップルまでいる。
この成虫たちはここで成長した個体なのだろうか?
庭ではヒガンバナが咲き始めた。近所のあちこちでも見かけるようになった。
仕事部屋の中や外は、アシダカグモたちのすみかになっている。
時には真っ暗な廊下で足元にいるアシダカグモを踏みそうにもなるが、逃げ足は速い。
もうすぐ産卵しそうなメス。
こちらは、オス。
大きなサングラス模様が目立つ。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
アカギカメムシの幼虫集団の中で、羽化も始まっている。
写真の集団はみな、5齢幼虫。
羽化した新成虫はすぐに、兄弟の群れに入っていた。
羽化する時だけ、群れから少し離れて、下向きで脱皮する。ギュギュウ詰めの群れの中では脱皮しづらいだろう。
成虫もポツポツ姿を見るようになり、交尾しているカップルまでいる。
この成虫たちはここで成長した個体なのだろうか?
庭ではヒガンバナが咲き始めた。近所のあちこちでも見かけるようになった。
仕事部屋の中や外は、アシダカグモたちのすみかになっている。
時には真っ暗な廊下で足元にいるアシダカグモを踏みそうにもなるが、逃げ足は速い。
もうすぐ産卵しそうなメス。
こちらは、オス。
大きなサングラス模様が目立つ。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
posted by やまかます at 20:45| カメムシ
2021年09月01日
すだれ
三股町
午前8時28分
昨日、見つけた卵から孵化した、コミスジの1齢幼虫。
葉っぱ(ナツフジ)の先端に卵が付着していた痕が白く見える。
切り込みと糸吐きを器用に操り拵えたすだれが、風に揺れている。
午前8時42分
移動して、葉っぱの縁を齧っていた。
午後2時07分
反対側でも切り込み作業が始まっていた。
午後4時50分
左右の切り込みは中央の主脈で終点し、幼虫はその合流点の主脈を齧っていた。
主脈に糸を接着剤代わりに吐いて脱落防止。
駐車場で見かけた、、、、、
カナムグラ
ダイミョウセセリ
洗面所の窓で見かけた、
アシダカグモ
室内や外壁など、家屋のあちこちにいてくれる。脱皮殻も多い。ある2頭は大きな体なので、てっきり成体かと思っていたら、翌日、2頭とも揃って脱皮していた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
マクロフラッシュ STF-8
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
午前8時28分
昨日、見つけた卵から孵化した、コミスジの1齢幼虫。
葉っぱ(ナツフジ)の先端に卵が付着していた痕が白く見える。
切り込みと糸吐きを器用に操り拵えたすだれが、風に揺れている。
午前8時42分
移動して、葉っぱの縁を齧っていた。
午後2時07分
反対側でも切り込み作業が始まっていた。
午後4時50分
左右の切り込みは中央の主脈で終点し、幼虫はその合流点の主脈を齧っていた。
主脈に糸を接着剤代わりに吐いて脱落防止。
駐車場で見かけた、、、、、
カナムグラ
ダイミョウセセリ
洗面所の窓で見かけた、
アシダカグモ
室内や外壁など、家屋のあちこちにいてくれる。脱皮殻も多い。ある2頭は大きな体なので、てっきり成体かと思っていたら、翌日、2頭とも揃って脱皮していた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
マクロフラッシュ STF-8
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 20:22| しわざ