2021年08月22日

窓の外

三股町

午前8時
「大きなトンボが飛んでいる!おっきい〜よ!」
と、台所から嫁さんの声。
「それなら、オニヤンマでしょ」
「そう、オニヤンマ!」

居間の窓の外を、低く一直線に過ぎゆくオニヤンマが見えた。
そしてカメラを構えた私の目の前でわざわざ(?)、休止してくれた。
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うちの庭はオニヤンマの縄張りにもなっているようだ。毎日のように決まったコースを行き来している。
狩りをしている姿も見てみたいものだが、獲物を捕らえても一瞬にして林の高い場所へと舞い上がって姿を見失う。

今日は久々に晴れ間が出て、陽射しは強烈だった。強烈だったし、かなり蒸し暑かったが不快ではなく、最後の夏を惜しむ気持ちにさえなった。
そして、青空を背景にした撮影課題をこなすべく、庭に立ち尽くしたり、脚立の上で岩になり切ったりした。ずっとできなかった仕事をここぞとばかり、粘って粘って撮影。撮影とはいえ、シャッターを押す機会はわずか。ともかく、じっとその瞬間を待つ時間がただただ過ぎていった。ジリジリと肌は焼け、腰や腕や足の筋肉痛に苛まれる。
午前10時頃から始めて昼食を挟んで、撮影を終了したのは午後5時頃。
オーケーカットもあるが、キープカットもありで、課題の半分の成果はあったが、明日以降に続きが残った。

午後6時19分
アカギカメムシの抱卵している様子をチェックしておく。
卵はすっかり色付いて、赤い眼点も浮き上がっていた。
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継続観察のために脚立を立ててあり、ちょうど観察路を跨ぐ位置なのでよじ登るのも楽チン。
脚立に上がれば目線で観察できる。アカギカメムシのメス親はその度に緊張して、グイッと体を盾にしている。

脚立を降りて戻る途中、樹液の出ているクヌギの根本近くに、
ヒラタクワガタのオスがいた。
私が近寄っても、すぐ傍の葉っぱを手で払っても、全く動じない、その貫禄!。
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え! 逃げないの?落っこちないの?それでも平気なの?
ずっと以前からここのクヌギに陣取っているオスで、まさに主のような存在に見える。
昨日はここの樹液に、カブトムシのオスが1頭、メスが2頭、来ていた。

〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 21:22| トンボ