三股町
先日25日の夜に撮影した、タイワントビナナフシ。
夜行性の彼らを見つけるには、懐中電灯の灯りで探すことになる。他に目移りしないこともあって、夜の方が見つけ易い。
通常、樹木の梢にいることが多いが、この夜は林縁のススキにぶら下がっていた。
ライティングを変えて撮影してみた。
夜の雰囲気を重視するか、図鑑的な表現にするか。
撮影した後、手にとってそっと上空に投げ上げてみた。
すると期待通りに、大きな翅を羽ばたかせて見事な飛翔を披露してくれた。
今朝は、アカメガシワの葉裏に、アカギカメムシの幼虫群が見つかった。
ほとんどが4齢幼虫で、5齢がわずかに混じっている。
産卵日が今月のはじめ1〜3日頃と推測すれば、日数からして4〜5齢になっているのはほぼ妥当なところ。
早いものではすでに羽化して、成虫になっているものがいてもおかしくはないだろう。
実際、アカメガシワの果実には、幼虫に混じって成虫の姿も増えてきている。
新成虫たちが今後、また繁殖するのかどうか?気になっている。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
GODOX TT350 XPro O
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
2021年08月30日
硝子細工
三股町
昨日、近所で産卵するコミスジを見たので、それならうちの庭のナツフジにも卵があるんじゃない!?
ということで、さっそく炎天下の庭に出てみれば、、、、、
ありました!
お!こちらは孵化が間近に迫っているのかな?
2齢かな、幼虫もいた。
そして、こちらは、ウラギンシジミ卵の孵化殻。
花はとっくに終わっているけど、若葉だけでも成長できるのだろうか。
ベニシジミの卵と同じく、卵の底は透明膜になっている。
気になっていたアカギカメムシの幼虫たち。
今日のことようやく、アカメガシワの果実に群れている姿を確認できた。
ほんの一部で、目の届かない梢では多数の幼虫が成長しているのだろう。
こちらは今にも産卵しそうなお腹の大きな、メス親。2回目?それとも新参者?
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
マクロフラッシュ STF-8
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
昨日、近所で産卵するコミスジを見たので、それならうちの庭のナツフジにも卵があるんじゃない!?
ということで、さっそく炎天下の庭に出てみれば、、、、、
ありました!
お!こちらは孵化が間近に迫っているのかな?
2齢かな、幼虫もいた。
そして、こちらは、ウラギンシジミ卵の孵化殻。
花はとっくに終わっているけど、若葉だけでも成長できるのだろうか。
ベニシジミの卵と同じく、卵の底は透明膜になっている。
気になっていたアカギカメムシの幼虫たち。
今日のことようやく、アカメガシワの果実に群れている姿を確認できた。
ほんの一部で、目の届かない梢では多数の幼虫が成長しているのだろう。
こちらは今にも産卵しそうなお腹の大きな、メス親。2回目?それとも新参者?
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
マクロフラッシュ STF-8
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
posted by やまかます at 20:35| チョウ
2021年08月29日
産卵
都城市 山之口町富吉
近所の「アゲハねぐら通り」では先日大掛かりな草刈り作業が行われていた。
どうやら通りの中間地点にある杉林の伐採のための準備らしい。大型重機が通れるよう、本来の道幅が復元され(道幅が倍になった)、隠れていた側溝も久しぶりに姿を露にしていた。伐採予定であろう杉林内も下刈りが施されていた。
それにしても不法投棄の粗大ゴミの多いこと。この場所は人目にもつきにくいことから、以前から不法投棄が絶えなかった。
杉伐採が進むと「ねぐら通り」の環境はさらに激変することだろう。
ちょうどその杉林の林縁から湧き水が滲み出ていて、アスファルトの路面は通年濡れている。
今日はミヤマカラスアゲハ(多分)のオスが一頭、吸水に来ていたがすぐに飛び去った。ハンミョウは暑くても乾いた路面の方がいいらしい。近くまで寄るも決して水溜りに入ろうとはしなかった。
「ねぐら通り」の奥の方の林縁で、しきりと葉表面に口吻をあてがっていた、キマダラセセリ。
肉眼では何も見えないけれど、何かが付着していたのだろうか。
そのすぐ横では、次々と葉っぱに着地してはすぐに飛び立つ、を繰り返すコミスジがいた。
林縁にはナツフジの蔓も絡んでいる。「産卵するだろうな」と目で追いかけていると、やはり!
ナツフジの葉先に止まって産卵した。
次々と産卵するかと思いきや、すでに他で産卵済みなのかすぐに、プイッと飛び去って道路の反対側で日光浴を始めた。
午後4時半から、自宅林の観察路の草刈り作業を1時間半、行った。
池の周囲やまだやり残した箇所は明日以降に行う予定。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
近所の「アゲハねぐら通り」では先日大掛かりな草刈り作業が行われていた。
どうやら通りの中間地点にある杉林の伐採のための準備らしい。大型重機が通れるよう、本来の道幅が復元され(道幅が倍になった)、隠れていた側溝も久しぶりに姿を露にしていた。伐採予定であろう杉林内も下刈りが施されていた。
それにしても不法投棄の粗大ゴミの多いこと。この場所は人目にもつきにくいことから、以前から不法投棄が絶えなかった。
杉伐採が進むと「ねぐら通り」の環境はさらに激変することだろう。
ちょうどその杉林の林縁から湧き水が滲み出ていて、アスファルトの路面は通年濡れている。
今日はミヤマカラスアゲハ(多分)のオスが一頭、吸水に来ていたがすぐに飛び去った。ハンミョウは暑くても乾いた路面の方がいいらしい。近くまで寄るも決して水溜りに入ろうとはしなかった。
「ねぐら通り」の奥の方の林縁で、しきりと葉表面に口吻をあてがっていた、キマダラセセリ。
肉眼では何も見えないけれど、何かが付着していたのだろうか。
そのすぐ横では、次々と葉っぱに着地してはすぐに飛び立つ、を繰り返すコミスジがいた。
林縁にはナツフジの蔓も絡んでいる。「産卵するだろうな」と目で追いかけていると、やはり!
ナツフジの葉先に止まって産卵した。
次々と産卵するかと思いきや、すでに他で産卵済みなのかすぐに、プイッと飛び去って道路の反対側で日光浴を始めた。
午後4時半から、自宅林の観察路の草刈り作業を1時間半、行った。
池の周囲やまだやり残した箇所は明日以降に行う予定。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
posted by やまかます at 19:43| チョウ
2021年08月28日
昆虫観察会
三股町
観察会は午前10時〜だったので、少し早めに現地に入り、もう一度観察コースを歩いておいた。
折り返し地点の広場にある大きなアラカシの葉裏で、モンウスギヌカギバを発見。
観察会本番で参加者の皆さんに見てもらうと、その反応は様々だった。
おそらく皆さん、生まれて初めて見る生きものには違いないだろう。
今回の参加者は、小学4年〜6年生の男女生徒30名と、数組だけお母さん、お父さんも参加。
アカメガシワの下で、樹液が出ている様子や、コウモリガ幼虫巣の仕組み、そして地面に落ちているカブトムシの死骸(2オス)の死因についてなど、少し詳しくお話をした。アカメガシワの樹液がクワガタやカブトムシなど、様々な昆虫の集まる酒場になっていることは、案外、知られていないようだ。お話しをしている最中に、タイミング良くヒメスズメバチが飛来してくれた。
昨日、同じ場所で下見の時にはいた、ノコギリクワガタのメス。
ハグロトンボは捕虫網で捕まえて、光が当たる角度で翅が綺麗に輝くことを見てもらった。まじまじとトンボを見る機会が少ないのか、体の特徴について色々な声が上がって面白かった。
クズの花もちょうど咲き始めていて、「天ぷらにして食べると美味しいよ」と解説している最中、
コミスジが飛来してスイスイと上空を舞い始めた。
「え!?これは蛾じゃないんですか?」という声もあった。
これもタイミング良い登場で、コミスジはクズの葉に産卵し、葉っぱが幼虫の餌になる、という話をしたけれど、
お話だけではあまり心に残らなかったかもしれない。
道端に転がっていたヤマザクラの朽木は柔らかく、手でほぐしてわり開くと、クワガタムシ幼虫の糞トンネルが出てきた。
「これはクワガタムシ幼虫のうんちなんだよ」との説明に、
「気持ち悪い!」「汚い!」との反応があった。
「え?これが汚いって言ってたら、何にもさわれないよ。人間のウンチとは全く別物、ほら臭いもしない」
とさらに割り砕くと、コクワガタの幼虫が出てきた。
これには「わあ!」「おお!」という歓声しきり。
崖のキノコには意外と興味を持ってくれたけど、イグチの仲間であることを知っている男の子もいて驚いた。
「大きなアカヤマドリ、もあるよね」と。
サクラの幹では、アブラゼミがハラビロカマキリに捕まり鳴き叫ぶ瞬間に出会い、参加者の皆さんが釘付けになった。
「捕まえてセミを放してやろうよ」という声もあったけど、すでに頭を齧られているところ。
ここでも、カマキリの食事事情やアブラゼミの名前の由来など、しばらく観察しながらお話をした。
その途中、目線の高さを舞うタマムシが現れ、しかもこちらへと近寄って来た。
立ち枯れのサクラが多いので、産卵に来たメスであろう。死骸を拾った子もいた。
「死んでもこんなに綺麗なんだ!」との声。
観察コースの最後に、ツバキ葉上にいるヒラタミミズク幼虫を見てもらった。
ヒントを出してから探してもらい、女の子がやっと見つけてくれた。事前に用意してあった、幼虫と成虫の拡大写真も見てもらった。
観察コースの別の場所では今日も見つからなかった。どこといって似たようなポイントだらけでもあり、やはり探すのは難しい。幼虫はあまり移動しないだろうから、いればその付近で、繁殖、産卵したのだろう。
35度越えという猛暑の中、1時間45分程度の観察歩きは無事に終了。
コースのほとんどは日陰だったので、少しは歩き易かったとは思う。
出発点に戻ったところで、コース最初の方で見つけてあった、しわざの「ホワイトリップ」について、種明かしをした。
「ホワイトリップ」は意外とお母さん方の興味を惹くようだ。
観察歩きでは時間が経つのが早い。ほぼ予定通り、正午前には解散となった。
昨日、自宅林のアカメガシワで幼虫を保護していたアカギカメムシのメスは姿が無く、幼虫もすっかり消えていた。
3個以外は全て無事に孵化しており、一個だけ1齢幼虫の脱皮殻が残っていることから、おそらく幼虫たちは2齢となって分散したのだと思う。孵化幼虫はわずか2、3日で2齢になったようだ。
余程、高所の果実へと移動したのか、あれだけ多数(約2,000頭前後)いたはずの幼虫たちの姿を全く確認できていない。
そのうち、脱皮殻が落ちてくることを期待したい。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
マクロフラッシュ STF-8
観察会は午前10時〜だったので、少し早めに現地に入り、もう一度観察コースを歩いておいた。
折り返し地点の広場にある大きなアラカシの葉裏で、モンウスギヌカギバを発見。
観察会本番で参加者の皆さんに見てもらうと、その反応は様々だった。
おそらく皆さん、生まれて初めて見る生きものには違いないだろう。
今回の参加者は、小学4年〜6年生の男女生徒30名と、数組だけお母さん、お父さんも参加。
アカメガシワの下で、樹液が出ている様子や、コウモリガ幼虫巣の仕組み、そして地面に落ちているカブトムシの死骸(2オス)の死因についてなど、少し詳しくお話をした。アカメガシワの樹液がクワガタやカブトムシなど、様々な昆虫の集まる酒場になっていることは、案外、知られていないようだ。お話しをしている最中に、タイミング良くヒメスズメバチが飛来してくれた。
昨日、同じ場所で下見の時にはいた、ノコギリクワガタのメス。
ハグロトンボは捕虫網で捕まえて、光が当たる角度で翅が綺麗に輝くことを見てもらった。まじまじとトンボを見る機会が少ないのか、体の特徴について色々な声が上がって面白かった。
クズの花もちょうど咲き始めていて、「天ぷらにして食べると美味しいよ」と解説している最中、
コミスジが飛来してスイスイと上空を舞い始めた。
「え!?これは蛾じゃないんですか?」という声もあった。
これもタイミング良い登場で、コミスジはクズの葉に産卵し、葉っぱが幼虫の餌になる、という話をしたけれど、
お話だけではあまり心に残らなかったかもしれない。
道端に転がっていたヤマザクラの朽木は柔らかく、手でほぐしてわり開くと、クワガタムシ幼虫の糞トンネルが出てきた。
「これはクワガタムシ幼虫のうんちなんだよ」との説明に、
「気持ち悪い!」「汚い!」との反応があった。
「え?これが汚いって言ってたら、何にもさわれないよ。人間のウンチとは全く別物、ほら臭いもしない」
とさらに割り砕くと、コクワガタの幼虫が出てきた。
これには「わあ!」「おお!」という歓声しきり。
崖のキノコには意外と興味を持ってくれたけど、イグチの仲間であることを知っている男の子もいて驚いた。
「大きなアカヤマドリ、もあるよね」と。
サクラの幹では、アブラゼミがハラビロカマキリに捕まり鳴き叫ぶ瞬間に出会い、参加者の皆さんが釘付けになった。
「捕まえてセミを放してやろうよ」という声もあったけど、すでに頭を齧られているところ。
ここでも、カマキリの食事事情やアブラゼミの名前の由来など、しばらく観察しながらお話をした。
その途中、目線の高さを舞うタマムシが現れ、しかもこちらへと近寄って来た。
立ち枯れのサクラが多いので、産卵に来たメスであろう。死骸を拾った子もいた。
「死んでもこんなに綺麗なんだ!」との声。
観察コースの最後に、ツバキ葉上にいるヒラタミミズク幼虫を見てもらった。
ヒントを出してから探してもらい、女の子がやっと見つけてくれた。事前に用意してあった、幼虫と成虫の拡大写真も見てもらった。
観察コースの別の場所では今日も見つからなかった。どこといって似たようなポイントだらけでもあり、やはり探すのは難しい。幼虫はあまり移動しないだろうから、いればその付近で、繁殖、産卵したのだろう。
35度越えという猛暑の中、1時間45分程度の観察歩きは無事に終了。
コースのほとんどは日陰だったので、少しは歩き易かったとは思う。
出発点に戻ったところで、コース最初の方で見つけてあった、しわざの「ホワイトリップ」について、種明かしをした。
「ホワイトリップ」は意外とお母さん方の興味を惹くようだ。
観察歩きでは時間が経つのが早い。ほぼ予定通り、正午前には解散となった。
昨日、自宅林のアカメガシワで幼虫を保護していたアカギカメムシのメスは姿が無く、幼虫もすっかり消えていた。
3個以外は全て無事に孵化しており、一個だけ1齢幼虫の脱皮殻が残っていることから、おそらく幼虫たちは2齢となって分散したのだと思う。孵化幼虫はわずか2、3日で2齢になったようだ。
余程、高所の果実へと移動したのか、あれだけ多数(約2,000頭前後)いたはずの幼虫たちの姿を全く確認できていない。
そのうち、脱皮殻が落ちてくることを期待したい。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
マクロフラッシュ STF-8
posted by やまかます at 21:13| 観察会
2021年08月27日
観察会の下見
三股町
外気温は35度近くまで上がった。
小さくても日差しを和らげてくれる雲。もっとそこにいておくれ!と念じたくもなる。
明日に開催を予定している観察会の下見をしておいた。
場所は、町内の上米公園。
一昨年は大雨で中止になり、急遽、室内で講演会を行った。
日陰でカナヘビと目が合う。グイグイ近づいても動じず。
この時期、どこに行っても姿が多い、キマダラカメムシの幼虫。
異国情緒たっぷり。
崖に突き出していたのは、イグチの仲間だが、さて、ミヤマベニイグチだろうか?
昆虫の観察会ではあるけど、キノコや植物、コケなどにも興味を抱いて欲しいとは思う。
果たして何人の子供が、このキノコに目を止めるだろうか。
明るい草地ではツルボが群れて咲いていた。その中でも花数が一段と多い株があった。
観察コースの最後の辺りは、毎年、オオカマキリモドキを観察している場所だが、
ここはヒラタミミズクのポイントでもある。
今年はどうかな?と探してみれば、あっさりと見つかった。ツバキの葉表に、終齢幼虫が貼りついていた。
2017年の10月に、この場所で羽化殻を見つけて以来、去年には成虫を確認できた。
狭い範囲のこの場所では確実に毎年繁殖を続けているようだ。けれど数は少ない。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
外気温は35度近くまで上がった。
小さくても日差しを和らげてくれる雲。もっとそこにいておくれ!と念じたくもなる。
明日に開催を予定している観察会の下見をしておいた。
場所は、町内の上米公園。
一昨年は大雨で中止になり、急遽、室内で講演会を行った。
日陰でカナヘビと目が合う。グイグイ近づいても動じず。
この時期、どこに行っても姿が多い、キマダラカメムシの幼虫。
異国情緒たっぷり。
崖に突き出していたのは、イグチの仲間だが、さて、ミヤマベニイグチだろうか?
昆虫の観察会ではあるけど、キノコや植物、コケなどにも興味を抱いて欲しいとは思う。
果たして何人の子供が、このキノコに目を止めるだろうか。
明るい草地ではツルボが群れて咲いていた。その中でも花数が一段と多い株があった。
観察コースの最後の辺りは、毎年、オオカマキリモドキを観察している場所だが、
ここはヒラタミミズクのポイントでもある。
今年はどうかな?と探してみれば、あっさりと見つかった。ツバキの葉表に、終齢幼虫が貼りついていた。
2017年の10月に、この場所で羽化殻を見つけて以来、去年には成虫を確認できた。
狭い範囲のこの場所では確実に毎年繁殖を続けているようだ。けれど数は少ない。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
posted by やまかます at 18:14| カメムシ
2021年08月26日
熊本市は雨
熊本市 水前寺江津湖公園
熊本市の江津湖公園を初めて訪れたのは、7年前の2月。
その時は冬枯れの水辺を時間潰しで散策しただけだった。
都城ICから宮崎自動車道を進むと、えびのIC辺りからどんより曇り空。
厚い雲は熊本市の上空でも変わらずだった。怪しい西風がそよそよと吹く。
多少蒸し暑い程度で歩く分には助かる。
江津湖公園の散策路を進むと、池の周囲にそこだけ低い生垣が続いていた。
なんだろう?普段はまず見かけない木。
しばらくして、青いのや熟れた果実がたくさんついている場所があった。
なるほど!クワ科イチジク属の、オオイタビ、だ。
川辺の枯れ草からアキニレの梢まで、1メートル以上の長いクモの糸が一本、ピンッと張ってあった。
うん!?これは、ゲホウグモのしわざ、に違いない。
アキニレの枝先には、確かに、ゲホウグモの卵のうがあった。
まだ夏休みなんだろう、小学生の子供たちが網を持って、水の中を歩いている姿が多い。
ランニングする学生たちの集団、釣りに興じる人、ボートを漕ぐ親子連れ、日陰で昼寝する若者、、、、、、
湖やそこに流れ込む川の水は清らかだ。
鳥たちも人馴れしているようだ。
2時間ほど歩いているうちに、やはり雨が降り始めた。
今日はとにかく下見。7年前は真冬だったけど、現地を再び歩いて改めて観察ポイントをしっかりと確認できた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
熊本市の江津湖公園を初めて訪れたのは、7年前の2月。
その時は冬枯れの水辺を時間潰しで散策しただけだった。
都城ICから宮崎自動車道を進むと、えびのIC辺りからどんより曇り空。
厚い雲は熊本市の上空でも変わらずだった。怪しい西風がそよそよと吹く。
多少蒸し暑い程度で歩く分には助かる。
江津湖公園の散策路を進むと、池の周囲にそこだけ低い生垣が続いていた。
なんだろう?普段はまず見かけない木。
しばらくして、青いのや熟れた果実がたくさんついている場所があった。
なるほど!クワ科イチジク属の、オオイタビ、だ。
川辺の枯れ草からアキニレの梢まで、1メートル以上の長いクモの糸が一本、ピンッと張ってあった。
うん!?これは、ゲホウグモのしわざ、に違いない。
アキニレの枝先には、確かに、ゲホウグモの卵のうがあった。
まだ夏休みなんだろう、小学生の子供たちが網を持って、水の中を歩いている姿が多い。
ランニングする学生たちの集団、釣りに興じる人、ボートを漕ぐ親子連れ、日陰で昼寝する若者、、、、、、
湖やそこに流れ込む川の水は清らかだ。
鳥たちも人馴れしているようだ。
2時間ほど歩いているうちに、やはり雨が降り始めた。
今日はとにかく下見。7年前は真冬だったけど、現地を再び歩いて改めて観察ポイントをしっかりと確認できた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
posted by やまかます at 19:36| とり
2021年08月25日
鍬形虫と言えば?
三股町
一昨日(23日)の、午後8時37分
ムツトゲイセキグモの狩りの様子は観察できなかったが、すぐ近くのクヌギ樹液を覗いてみた。
ここの主たるヒラタクワガタのオスが、樹液穴に体半分を突っ込んだままのメスをガードしていた。
そのすぐ横には、大きなオオゲジ。
オオゲジは樹液に集まる昆虫を狙ってやって来たのだろうが、樹液そのものも舐めるかもしれない。
そう思えるのは、あのでっかいトビズムカデが樹液に来て吸っている姿をよく見かけるからだ。昨夜もその姿を撮影したばかり。
上写真では、ストロボを2灯使っている。1灯はカメラに、もう1灯は左手に持って画面の左側面から当てている。
このライティングの狙いは、オオゲジの姿をくっきり浮かび上がらせることであり、主に夜行性であるオオゲジがそこにいることが、この場面が夜間であることを明確にしてくれる、ことを期待した。おどろどろしい姿は、やはり夜がお似合いとも勝手に思っている。その分、ヒラタクワガタの方は、脇役になってしまう。
食事に夢中なためか、メスは全く微動だにしない。オスは上向いたり下向いたりと姿勢を度々変えている。
ヨツボシケシキスイは小さな体が有利に働いているようだ。
一昨日の次の日、つまり昨日の午後2時10分。
ヒラタクワガタのメスは相変わらず頭を突っ込んだままで、オスもそのまま居残っていた。
今朝になって、ヒラタクワガタのペアの姿はなく、残っているのはヨツボシケシキスイのみだった。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
GODOX TT350
一昨日(23日)の、午後8時37分
ムツトゲイセキグモの狩りの様子は観察できなかったが、すぐ近くのクヌギ樹液を覗いてみた。
ここの主たるヒラタクワガタのオスが、樹液穴に体半分を突っ込んだままのメスをガードしていた。
そのすぐ横には、大きなオオゲジ。
オオゲジは樹液に集まる昆虫を狙ってやって来たのだろうが、樹液そのものも舐めるかもしれない。
そう思えるのは、あのでっかいトビズムカデが樹液に来て吸っている姿をよく見かけるからだ。昨夜もその姿を撮影したばかり。
上写真では、ストロボを2灯使っている。1灯はカメラに、もう1灯は左手に持って画面の左側面から当てている。
このライティングの狙いは、オオゲジの姿をくっきり浮かび上がらせることであり、主に夜行性であるオオゲジがそこにいることが、この場面が夜間であることを明確にしてくれる、ことを期待した。おどろどろしい姿は、やはり夜がお似合いとも勝手に思っている。その分、ヒラタクワガタの方は、脇役になってしまう。
食事に夢中なためか、メスは全く微動だにしない。オスは上向いたり下向いたりと姿勢を度々変えている。
ヨツボシケシキスイは小さな体が有利に働いているようだ。
一昨日の次の日、つまり昨日の午後2時10分。
ヒラタクワガタのメスは相変わらず頭を突っ込んだままで、オスもそのまま居残っていた。
今朝になって、ヒラタクワガタのペアの姿はなく、残っているのはヨツボシケシキスイのみだった。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
GODOX TT350
posted by やまかます at 19:37| コウチュウ
2021年08月24日
投げ縄蜘蛛
三股町
昨日の、午前6時45分。
朝一番、アカギカメムシの様子を見に行く手前のイヌビワで見つけたのは、ムツトゲイセキグモ。
実物を見るのは初めてだったので、すぐには確信できず、、、、
午前8時22分、庭に日差しが入り始めてから再び見に行ってみた。
目線より少し上のため、葉裏だけど丸見え。
体長は約1cm程度で脚を縮めて丸くなっている。
やはりムツトゲイセキグモのメスに間違いない!独特な雰囲気に加え、意外にもエレガントな姿。
日が暮れて午後7時半。居場所は変わらずも、脚を伸ばしていた。いよいよ活動開始のようだった。
午後8時20分。
期待を込めて見に行くも、糸にぶら下がっているだけで、粘球は作っていなかった。
この姿が見納めで、午後9時半にはすでに影も形も無かった。
もちろんしつこく周辺を探すも見つからず。
去年の8月18日には、この場所の近くで、マメイタイセキグモを見つけている。ナゲナワグモ科の中でも稀少種と言われているイセキグモ属の2種が、そしてツキジグモ属のワクドツキジグモも含めて3種もが、自宅フィールドに生息していることは、正直、嬉しい。
本日の朝、午前8時55分、
アカメガシワで抱卵中だったアカギカメムシ雌のお腹の下では、孵化が完了していた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
マクロフラッシュ STF-8
昨日の、午前6時45分。
朝一番、アカギカメムシの様子を見に行く手前のイヌビワで見つけたのは、ムツトゲイセキグモ。
実物を見るのは初めてだったので、すぐには確信できず、、、、
午前8時22分、庭に日差しが入り始めてから再び見に行ってみた。
目線より少し上のため、葉裏だけど丸見え。
体長は約1cm程度で脚を縮めて丸くなっている。
やはりムツトゲイセキグモのメスに間違いない!独特な雰囲気に加え、意外にもエレガントな姿。
日が暮れて午後7時半。居場所は変わらずも、脚を伸ばしていた。いよいよ活動開始のようだった。
午後8時20分。
期待を込めて見に行くも、糸にぶら下がっているだけで、粘球は作っていなかった。
この姿が見納めで、午後9時半にはすでに影も形も無かった。
もちろんしつこく周辺を探すも見つからず。
去年の8月18日には、この場所の近くで、マメイタイセキグモを見つけている。ナゲナワグモ科の中でも稀少種と言われているイセキグモ属の2種が、そしてツキジグモ属のワクドツキジグモも含めて3種もが、自宅フィールドに生息していることは、正直、嬉しい。
本日の朝、午前8時55分、
アカメガシワで抱卵中だったアカギカメムシ雌のお腹の下では、孵化が完了していた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
マクロフラッシュ STF-8
posted by やまかます at 17:44| クモ
2021年08月23日
湧水池
都城市 高木町
アメンボの撮影で、久しぶりに外のフィールドへ出掛けてみた。
自宅下の池にもアメンボはいるけれど、撮影条件が良くない。水面が綺麗で日当たりのいい池には、少し遠出が必要だ。
遠出といっても片道、車で15分。とはいえ私にとって、この距離はすでに遠出になる。
ヒメコウホネの群生が見られる湧水池は、毎夏、訪れているけれど今年は今日が始めて。
ヒメコウホネの花はわずかしか咲いて無かった。
アメンボの撮影を終えて池のヘリを歩いていると、足元からギンヤンマのペアが飛び立ち、
4mほどの高さの梢に止まった。池ではパトロール飛翔するオスや、産卵するペアもいた。
ショウジョウトンボ
アオモンイトトンボ
午後4時半から、草刈り作業を1時間半ほど行った。
刈り始めてしばらくすると、北側の草地ではツルボがポツポツ咲き始めていることに気付いた。
自宅林の縁には、ヒメアカネのメスがいた。
朝から響き渡るクサヒバリの鳴き声など、夏の終わりの気配がそこかしこで感じられる。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
アメンボの撮影で、久しぶりに外のフィールドへ出掛けてみた。
自宅下の池にもアメンボはいるけれど、撮影条件が良くない。水面が綺麗で日当たりのいい池には、少し遠出が必要だ。
遠出といっても片道、車で15分。とはいえ私にとって、この距離はすでに遠出になる。
ヒメコウホネの群生が見られる湧水池は、毎夏、訪れているけれど今年は今日が始めて。
ヒメコウホネの花はわずかしか咲いて無かった。
アメンボの撮影を終えて池のヘリを歩いていると、足元からギンヤンマのペアが飛び立ち、
4mほどの高さの梢に止まった。池ではパトロール飛翔するオスや、産卵するペアもいた。
ショウジョウトンボ
アオモンイトトンボ
午後4時半から、草刈り作業を1時間半ほど行った。
刈り始めてしばらくすると、北側の草地ではツルボがポツポツ咲き始めていることに気付いた。
自宅林の縁には、ヒメアカネのメスがいた。
朝から響き渡るクサヒバリの鳴き声など、夏の終わりの気配がそこかしこで感じられる。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 20:18| トンボ
2021年08月22日
窓の外
三股町
午前8時
「大きなトンボが飛んでいる!おっきい〜よ!」
と、台所から嫁さんの声。
「それなら、オニヤンマでしょ」
「そう、オニヤンマ!」
居間の窓の外を、低く一直線に過ぎゆくオニヤンマが見えた。
そしてカメラを構えた私の目の前でわざわざ(?)、休止してくれた。
うちの庭はオニヤンマの縄張りにもなっているようだ。毎日のように決まったコースを行き来している。
狩りをしている姿も見てみたいものだが、獲物を捕らえても一瞬にして林の高い場所へと舞い上がって姿を見失う。
今日は久々に晴れ間が出て、陽射しは強烈だった。強烈だったし、かなり蒸し暑かったが不快ではなく、最後の夏を惜しむ気持ちにさえなった。
そして、青空を背景にした撮影課題をこなすべく、庭に立ち尽くしたり、脚立の上で岩になり切ったりした。ずっとできなかった仕事をここぞとばかり、粘って粘って撮影。撮影とはいえ、シャッターを押す機会はわずか。ともかく、じっとその瞬間を待つ時間がただただ過ぎていった。ジリジリと肌は焼け、腰や腕や足の筋肉痛に苛まれる。
午前10時頃から始めて昼食を挟んで、撮影を終了したのは午後5時頃。
オーケーカットもあるが、キープカットもありで、課題の半分の成果はあったが、明日以降に続きが残った。
午後6時19分
アカギカメムシの抱卵している様子をチェックしておく。
卵はすっかり色付いて、赤い眼点も浮き上がっていた。
継続観察のために脚立を立ててあり、ちょうど観察路を跨ぐ位置なのでよじ登るのも楽チン。
脚立に上がれば目線で観察できる。アカギカメムシのメス親はその度に緊張して、グイッと体を盾にしている。
脚立を降りて戻る途中、樹液の出ているクヌギの根本近くに、
ヒラタクワガタのオスがいた。
私が近寄っても、すぐ傍の葉っぱを手で払っても、全く動じない、その貫禄!。
え! 逃げないの?落っこちないの?それでも平気なの?
ずっと以前からここのクヌギに陣取っているオスで、まさに主のような存在に見える。
昨日はここの樹液に、カブトムシのオスが1頭、メスが2頭、来ていた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
午前8時
「大きなトンボが飛んでいる!おっきい〜よ!」
と、台所から嫁さんの声。
「それなら、オニヤンマでしょ」
「そう、オニヤンマ!」
居間の窓の外を、低く一直線に過ぎゆくオニヤンマが見えた。
そしてカメラを構えた私の目の前でわざわざ(?)、休止してくれた。
うちの庭はオニヤンマの縄張りにもなっているようだ。毎日のように決まったコースを行き来している。
狩りをしている姿も見てみたいものだが、獲物を捕らえても一瞬にして林の高い場所へと舞い上がって姿を見失う。
今日は久々に晴れ間が出て、陽射しは強烈だった。強烈だったし、かなり蒸し暑かったが不快ではなく、最後の夏を惜しむ気持ちにさえなった。
そして、青空を背景にした撮影課題をこなすべく、庭に立ち尽くしたり、脚立の上で岩になり切ったりした。ずっとできなかった仕事をここぞとばかり、粘って粘って撮影。撮影とはいえ、シャッターを押す機会はわずか。ともかく、じっとその瞬間を待つ時間がただただ過ぎていった。ジリジリと肌は焼け、腰や腕や足の筋肉痛に苛まれる。
午前10時頃から始めて昼食を挟んで、撮影を終了したのは午後5時頃。
オーケーカットもあるが、キープカットもありで、課題の半分の成果はあったが、明日以降に続きが残った。
午後6時19分
アカギカメムシの抱卵している様子をチェックしておく。
卵はすっかり色付いて、赤い眼点も浮き上がっていた。
継続観察のために脚立を立ててあり、ちょうど観察路を跨ぐ位置なのでよじ登るのも楽チン。
脚立に上がれば目線で観察できる。アカギカメムシのメス親はその度に緊張して、グイッと体を盾にしている。
脚立を降りて戻る途中、樹液の出ているクヌギの根本近くに、
ヒラタクワガタのオスがいた。
私が近寄っても、すぐ傍の葉っぱを手で払っても、全く動じない、その貫禄!。
え! 逃げないの?落っこちないの?それでも平気なの?
ずっと以前からここのクヌギに陣取っているオスで、まさに主のような存在に見える。
昨日はここの樹液に、カブトムシのオスが1頭、メスが2頭、来ていた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 21:22| トンボ
2021年08月21日
copulation
三股町
午前8時52分 庭の草地
雲間から薄日がさして、するとヤマトシジミのメスが翅を広げていた。
同じく、オスも。
午前8時53分
メスが飛び立って近くのスイバの葉上に止まった。
すると目敏く、オスもその後に続いた。翅をチラつかせて求愛する。
オスは腹端を曲げてメスに接近。メスはオスを受け入れるようだ。
交尾(copulation)が成立。
右がメス、左がオス。(逆向きから撮影)
先日、見つけた抱卵中のアカギカメムシ。
卵が少し色付いてきた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
午前8時52分 庭の草地
雲間から薄日がさして、するとヤマトシジミのメスが翅を広げていた。
同じく、オスも。
午前8時53分
メスが飛び立って近くのスイバの葉上に止まった。
すると目敏く、オスもその後に続いた。翅をチラつかせて求愛する。
オスは腹端を曲げてメスに接近。メスはオスを受け入れるようだ。
交尾(copulation)が成立。
右がメス、左がオス。(逆向きから撮影)
先日、見つけた抱卵中のアカギカメムシ。
卵が少し色付いてきた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 18:04| チョウ
2021年08月20日
怒る
三股町
午後3時42分 (昨日、19日)
玄関を出た足元に、オオカマキリのメスがいた。
羽化して日が浅い、緑色型だ。
無機質なタイルの上になんで佇んでいたのか?
まさか、私を待ち受けていた? などと気にはなるが、ともかくはカメラを取りに戻る。
いつも下駄箱(靴箱)の上に置いてあるカメラを構えるまでの時間はわずか。
すると不思議にも、オオカマキリはレンズ先端目掛けて歩み寄ってくるではないか。
「いやいや、こっちじゃないよ。それでは写らんよ」と、後退りしながら草地へ導くことになる。
ようやく草地に場所替えしたところで、チョンチョンと後脚を突いてみれば、えらく興奮して!
翅を広げ腹部を反り上げ、ボクサーのような構えで私を(カメラを?)睨みつけてくる。
いやその迫力、半端でない。やはり日齢の浅いバリバリの成虫だからこそのパワーを感じる。
指を近づけると鎌のパンチが強烈だ。
そのうちに、バンザイとばかり、両前脚を大きく広げた。
「待ってました!」地面に寝転がって撮影する私。
しかし、このポーズは数秒程度で長くは続かない。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
GODOX TT350
午後3時42分 (昨日、19日)
玄関を出た足元に、オオカマキリのメスがいた。
羽化して日が浅い、緑色型だ。
無機質なタイルの上になんで佇んでいたのか?
まさか、私を待ち受けていた? などと気にはなるが、ともかくはカメラを取りに戻る。
いつも下駄箱(靴箱)の上に置いてあるカメラを構えるまでの時間はわずか。
すると不思議にも、オオカマキリはレンズ先端目掛けて歩み寄ってくるではないか。
「いやいや、こっちじゃないよ。それでは写らんよ」と、後退りしながら草地へ導くことになる。
ようやく草地に場所替えしたところで、チョンチョンと後脚を突いてみれば、えらく興奮して!
翅を広げ腹部を反り上げ、ボクサーのような構えで私を(カメラを?)睨みつけてくる。
いやその迫力、半端でない。やはり日齢の浅いバリバリの成虫だからこそのパワーを感じる。
指を近づけると鎌のパンチが強烈だ。
そのうちに、バンザイとばかり、両前脚を大きく広げた。
「待ってました!」地面に寝転がって撮影する私。
しかし、このポーズは数秒程度で長くは続かない。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
GODOX TT350
posted by やまかます at 18:30| カマキリ
2021年08月19日
旅立ち
三股町
アカメガシワで抱卵、幼虫保護をしていたアカギカメムシ。
メス親は姿を消し、卵殻だけが残っていた。
卵塊のほとんどは無事に孵化して2齢となり、巣立って行った。
その幼虫たちが果実を目指して移動中だった。
同じアカメガシワで、つい最近になって産卵したであろうメスを発見。
しかもほぼ目線の高さで観察できる位置だった。
このメスは一体どこからやって来たのだろう?
以前、卵塊を放棄したメスのうちの一頭だろうか?
それとも全く別の場所から飛来したのだろうか?
そもそも、アカギカメムシのメスは生涯に何回も産卵できるのだろうか?
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
GODOX TT350
アカメガシワで抱卵、幼虫保護をしていたアカギカメムシ。
メス親は姿を消し、卵殻だけが残っていた。
卵塊のほとんどは無事に孵化して2齢となり、巣立って行った。
その幼虫たちが果実を目指して移動中だった。
同じアカメガシワで、つい最近になって産卵したであろうメスを発見。
しかもほぼ目線の高さで観察できる位置だった。
このメスは一体どこからやって来たのだろう?
以前、卵塊を放棄したメスのうちの一頭だろうか?
それとも全く別の場所から飛来したのだろうか?
そもそも、アカギカメムシのメスは生涯に何回も産卵できるのだろうか?
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
GODOX TT350
posted by やまかます at 20:07| カメムシ
2021年08月18日
謎の死とは
三股町
午前6時10分
新聞を取るため玄関を出たそこに、ニホンアカガエルがでんぐり返っていた。
見たところ外傷は一切無い。後ろ脚が伸びきっているこの格好が死因に関係するのだろうか?
夜の門灯の灯りに集まる虫をお目当てでここに来ていて、何かしらのアクシデントがあったのだろうか?
もしかして誰かが置いていったのだろうか?
体の大きさや体色からして、まだ若い個体だろうか?
この状況について、だろうか?を連発するしかないのも情けない。
雨が止んだのは午後3時を過ぎた頃。それにしてもよく降り続ける。
気温は23〜25度前後。畳にカビが生えそうで、扇風機を回していたが、これがかなり肌寒い。
囀るホオジロもずぶ濡れ。
少しでも雨脚が弱まると、アゲハやモンキアゲハ、ナガサキアゲハ、キアゲハが庭の花壇にやって来る。
ススキ葉上の雨雫を吸っていた、オオチャバネセセリ。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
GODOX TT350
午前6時10分
新聞を取るため玄関を出たそこに、ニホンアカガエルがでんぐり返っていた。
見たところ外傷は一切無い。後ろ脚が伸びきっているこの格好が死因に関係するのだろうか?
夜の門灯の灯りに集まる虫をお目当てでここに来ていて、何かしらのアクシデントがあったのだろうか?
もしかして誰かが置いていったのだろうか?
体の大きさや体色からして、まだ若い個体だろうか?
この状況について、だろうか?を連発するしかないのも情けない。
雨が止んだのは午後3時を過ぎた頃。それにしてもよく降り続ける。
気温は23〜25度前後。畳にカビが生えそうで、扇風機を回していたが、これがかなり肌寒い。
囀るホオジロもずぶ濡れ。
少しでも雨脚が弱まると、アゲハやモンキアゲハ、ナガサキアゲハ、キアゲハが庭の花壇にやって来る。
ススキ葉上の雨雫を吸っていた、オオチャバネセセリ。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
GODOX TT350
posted by やまかます at 19:27| 両生類
2021年08月17日
雨の樹液亭
三股町
昨日からの雨はいっこうに止む気配もなく、気温は26度C前後と低め。猛暑日はどこへやらだが、
クヌギの樹液亭はいつものように賑わっていた。
オオスズメバチの飛来が今月に入ってから増えている。
今年もまた蜂採りのHさんが通って来るかもしれない。
同じクヌギに、ヒメスズメバチも来ていた。Hさん達は「尻黒」と呼んでいる。
オオスズメバチに遠慮してか、同じ木の離れた樹液でひっそりと。
こちらは、セグロアシナガバチ。
アシナガバチは単独のことがほとんどで、複数が集っているのを見たことがない。
サトキマダラヒカゲが多い中、クロコノマチョウも2頭来ていた。
1週間前にはここに、ウラギンシジミが来ていたが、その日は晴れていて、白銀の翅に日が当たると日陰とのコントラストが強過ぎて撮影には苦労したのを思い出した。風もあったので枝葉の陰が掛かる頃合いをひたすら待って撮影した。
樹液亭のお客を狙って、オオカマキリとハラビロカマキリはよく来ているけれど、今日は珍しく、
コカマキリの幼虫だった。獲物にはありつけたのか満腹のご様子。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
GODOX TT350
昨日からの雨はいっこうに止む気配もなく、気温は26度C前後と低め。猛暑日はどこへやらだが、
クヌギの樹液亭はいつものように賑わっていた。
オオスズメバチの飛来が今月に入ってから増えている。
今年もまた蜂採りのHさんが通って来るかもしれない。
同じクヌギに、ヒメスズメバチも来ていた。Hさん達は「尻黒」と呼んでいる。
オオスズメバチに遠慮してか、同じ木の離れた樹液でひっそりと。
こちらは、セグロアシナガバチ。
アシナガバチは単独のことがほとんどで、複数が集っているのを見たことがない。
サトキマダラヒカゲが多い中、クロコノマチョウも2頭来ていた。
1週間前にはここに、ウラギンシジミが来ていたが、その日は晴れていて、白銀の翅に日が当たると日陰とのコントラストが強過ぎて撮影には苦労したのを思い出した。風もあったので枝葉の陰が掛かる頃合いをひたすら待って撮影した。
樹液亭のお客を狙って、オオカマキリとハラビロカマキリはよく来ているけれど、今日は珍しく、
コカマキリの幼虫だった。獲物にはありつけたのか満腹のご様子。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
GODOX TT350
posted by やまかます at 18:21| しわざ
2021年08月16日
旅立ち
三股町
大雨が続く中、アカメガシワで抱卵していたアカギカメムシのメス親と幼虫たちはどうなっただろう?
小雨になってから林に降りてみた。
風の影響もあって葉っぱが捻れて枝に絡んでいた。わかりづらい写真だが、幼虫は2齢に成長している。
メス親がいなくなった卵塊には、幼虫の姿が無い。脱皮殻の様子からして、おそらく2齢になって果実へと移動したのではないだろうか。
他のメス親のところでは、ちょうど2齢へと脱皮中。
こちらは、すでに2齢幼虫となって移動した後。幼虫がいなくなってもなお、メス親は抱卵の姿勢を続けている。
賑やかなのはアブラゼミだ。雨音に負けじと合唱している。アブラゼミ以外のセミの鳴き声が聴こえない。
雨の中じっとしているだけの、ツチイナゴの幼虫。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
大雨が続く中、アカメガシワで抱卵していたアカギカメムシのメス親と幼虫たちはどうなっただろう?
小雨になってから林に降りてみた。
風の影響もあって葉っぱが捻れて枝に絡んでいた。わかりづらい写真だが、幼虫は2齢に成長している。
メス親がいなくなった卵塊には、幼虫の姿が無い。脱皮殻の様子からして、おそらく2齢になって果実へと移動したのではないだろうか。
他のメス親のところでは、ちょうど2齢へと脱皮中。
こちらは、すでに2齢幼虫となって移動した後。幼虫がいなくなってもなお、メス親は抱卵の姿勢を続けている。
賑やかなのはアブラゼミだ。雨音に負けじと合唱している。アブラゼミ以外のセミの鳴き声が聴こえない。
雨の中じっとしているだけの、ツチイナゴの幼虫。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
posted by やまかます at 19:58| カメムシ
2021年08月15日
種名を覚える
三股町
桑の葉上で翅を小刻みに震わせていた、クワコ。
羽化して間もないことは、この後に泥のような便を排泄したのでわかった。
「桑子」は桑の葉を食べて育つので、覚えやすい種名だろう。しかも、カイコの祖先(原種)と言われ「野蚕」の代表格だ。「野蚕」はこれを「くわこ」とも読む(『広辞苑』より)。
自宅林や庭には実生から育った桑の木が数本あって、いづれもかなり大きくなった。そのうち2本は結実もしている。
まだヒメツノカメムシなどは来ていないが、いづれは抱卵する姿も見られるようになるだろう。
ハラグロオオテントウの繁殖なども時間の問題かと思う。
こちらは夜の灯りに飛来していた、リンゴツノエダシャク。
幼虫は大きめのシャクトリムシで、だいぶ前から時々見かけていたがずっと種名がわからずにいた。幼虫と成虫の姿が結びついて初めて、頭のなかに種名がしっかりと刻み込まれる
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
桑の葉上で翅を小刻みに震わせていた、クワコ。
羽化して間もないことは、この後に泥のような便を排泄したのでわかった。
「桑子」は桑の葉を食べて育つので、覚えやすい種名だろう。しかも、カイコの祖先(原種)と言われ「野蚕」の代表格だ。「野蚕」はこれを「くわこ」とも読む(『広辞苑』より)。
自宅林や庭には実生から育った桑の木が数本あって、いづれもかなり大きくなった。そのうち2本は結実もしている。
まだヒメツノカメムシなどは来ていないが、いづれは抱卵する姿も見られるようになるだろう。
ハラグロオオテントウの繁殖なども時間の問題かと思う。
こちらは夜の灯りに飛来していた、リンゴツノエダシャク。
幼虫は大きめのシャクトリムシで、だいぶ前から時々見かけていたがずっと種名がわからずにいた。幼虫と成虫の姿が結びついて初めて、頭のなかに種名がしっかりと刻み込まれる
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 19:26| ガ
2021年08月14日
碁石シジミ
三股町
トンボ池を囲む草藪を低く舞うゴイシシジミ。
多いときで、視野の中に一度に3〜4頭。飛び立っても長くは続かず、すぐにも葉上に落ち着く。
時折、ササの葉裏にいるササコナフキツノアブラムシのコロニーで甘露を吸っていた。
卵数個とテント巣に潜む初齢幼虫もいるが、アブラムシの数は少ない。果たして卵や幼虫が無事に成長できるのか心許ない。
羽化間近の蛹もあった。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
OM-D E-M1 MarkU
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
マクロフラッシュ STF-8
トンボ池を囲む草藪を低く舞うゴイシシジミ。
多いときで、視野の中に一度に3〜4頭。飛び立っても長くは続かず、すぐにも葉上に落ち着く。
時折、ササの葉裏にいるササコナフキツノアブラムシのコロニーで甘露を吸っていた。
卵数個とテント巣に潜む初齢幼虫もいるが、アブラムシの数は少ない。果たして卵や幼虫が無事に成長できるのか心許ない。
羽化間近の蛹もあった。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
OM-D E-M1 MarkU
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
マクロフラッシュ STF-8
posted by やまかます at 17:58| チョウ
2021年08月13日
アリに教わる
三股町
エアコンは無いけれど、朝からずっと窓や扉は全て閉め切って過ごした。
外気をシャットアウトして湿気を呼び込まない方が快適だし、気温はそこそこ低めで助かった。
それにしても一昨日の夜からよく降る。雨樋にスズメが持ち込んだ藁屑が詰まっていて雨水が噴水のように溢れていた。藁屑を取り除く作業中、全身ズブ濡れになった。噴水をもろ体に浴びてしまった。すぐに除去できるつもりでカッパを着なかったのだけど、思いの外手こずってしまったせいだ。何事も急がば回れとは言う。
下の谷津田では朝からずっと田んぼの畦の草刈りをしている方がいた。雨の中だと草刈り作業はしづらいと思うけど、昼過ぎてもまだ続いていた。まあこの先しばらくは、ずっと雨続きなのでやれる時にやっておこうということだろうか。
玄関先のチガヤの葉裏に、アミメアリが数頭集まっていた。
「おや!?ナニか、いるよね」
芝生にしゃがみ込んで葉っぱにうんと顔を近づけると、アリたちの木琴を叩くような動きの触角の先に、小さな紡錘形の虫の姿があった。
ヒメコブウンカ、だ。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
マクロフラッシュ STF-8
エアコンは無いけれど、朝からずっと窓や扉は全て閉め切って過ごした。
外気をシャットアウトして湿気を呼び込まない方が快適だし、気温はそこそこ低めで助かった。
それにしても一昨日の夜からよく降る。雨樋にスズメが持ち込んだ藁屑が詰まっていて雨水が噴水のように溢れていた。藁屑を取り除く作業中、全身ズブ濡れになった。噴水をもろ体に浴びてしまった。すぐに除去できるつもりでカッパを着なかったのだけど、思いの外手こずってしまったせいだ。何事も急がば回れとは言う。
下の谷津田では朝からずっと田んぼの畦の草刈りをしている方がいた。雨の中だと草刈り作業はしづらいと思うけど、昼過ぎてもまだ続いていた。まあこの先しばらくは、ずっと雨続きなのでやれる時にやっておこうということだろうか。
玄関先のチガヤの葉裏に、アミメアリが数頭集まっていた。
「おや!?ナニか、いるよね」
芝生にしゃがみ込んで葉っぱにうんと顔を近づけると、アリたちの木琴を叩くような動きの触角の先に、小さな紡錘形の虫の姿があった。
ヒメコブウンカ、だ。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
マクロフラッシュ STF-8
posted by やまかます at 18:19| カメムシ
2021年08月12日
エビイロカメムシの早朝羽化
三股町
午前6時57分
エビイロカメムシ幼虫(5齢)の様子に明らかな変化があることに気付いた。
朝一番に覗いてみて正解だった。
腹部背面の正中線が白く際立っていること、胸部後縁が膨らんでいること、、、、何より下向きの姿勢になっていること。
これはどう見ても、羽化が始まる兆候だろう。
わずかに小雨が舞う中、慌ただしく撮影の準備をして羽化を待った。
午前7時3分
胸部背面の上皮が中央で裂けて羽化が始まった。
お尻を抜くまで羽化に掛かった時間は約13分間。
脚がしっかりして上向きになった後、抜け殻の下に頭を突っ込み、何度もしゃくり上げを繰り返した。
一旦は抜け殻を頭に載せた格好になるも、しばらくして抜け殻は脱落。
抜け殻を意図的に捨てたように見えた。それとも進行方向にあって邪魔だったので、取り払っただけだろうか?
この幼虫は9日の夕方に枯れ草に止まっているのを見つけてから、10日、11日と丸々二日間はジッと静止したままだった。
つまり二日間以上、絶食していたことになる。
午後2時半
アカメガシワのアカギカメムシ卵塊が孵化していた。
写真画面右端の卵塊はちょうど孵化の最中。メス親がいなくとも孵化はできるが、この後の成長はどうなるだろう。
過去の観察例によると、メス親がいなくても幼虫は集団のまま2齢となり、その後、果実へと移動して成長するようだ。(『図説カメムシの卵と幼虫〜形態と生態〜』小林尚・立川周二(2004):養賢堂)
改めてメス親の数をカウントしてみると20頭いて(つまり20卵塊)、そのうち卵塊を放棄?したメスは先日の2頭に加えて別の葉裏で2頭増え、計4頭となった。
今日現在、見える範囲で16頭のメスが1齢幼虫を体の下に抱えている。
昨夜も激しい雨が降り続けていたが、今夜もまた大雨になる天気情報が出ている。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
午前6時57分
エビイロカメムシ幼虫(5齢)の様子に明らかな変化があることに気付いた。
朝一番に覗いてみて正解だった。
腹部背面の正中線が白く際立っていること、胸部後縁が膨らんでいること、、、、何より下向きの姿勢になっていること。
これはどう見ても、羽化が始まる兆候だろう。
わずかに小雨が舞う中、慌ただしく撮影の準備をして羽化を待った。
午前7時3分
胸部背面の上皮が中央で裂けて羽化が始まった。
お尻を抜くまで羽化に掛かった時間は約13分間。
脚がしっかりして上向きになった後、抜け殻の下に頭を突っ込み、何度もしゃくり上げを繰り返した。
一旦は抜け殻を頭に載せた格好になるも、しばらくして抜け殻は脱落。
抜け殻を意図的に捨てたように見えた。それとも進行方向にあって邪魔だったので、取り払っただけだろうか?
この幼虫は9日の夕方に枯れ草に止まっているのを見つけてから、10日、11日と丸々二日間はジッと静止したままだった。
つまり二日間以上、絶食していたことになる。
午後2時半
アカメガシワのアカギカメムシ卵塊が孵化していた。
写真画面右端の卵塊はちょうど孵化の最中。メス親がいなくとも孵化はできるが、この後の成長はどうなるだろう。
過去の観察例によると、メス親がいなくても幼虫は集団のまま2齢となり、その後、果実へと移動して成長するようだ。(『図説カメムシの卵と幼虫〜形態と生態〜』小林尚・立川周二(2004):養賢堂)
改めてメス親の数をカウントしてみると20頭いて(つまり20卵塊)、そのうち卵塊を放棄?したメスは先日の2頭に加えて別の葉裏で2頭増え、計4頭となった。
今日現在、見える範囲で16頭のメスが1齢幼虫を体の下に抱えている。
昨夜も激しい雨が降り続けていたが、今夜もまた大雨になる天気情報が出ている。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
posted by やまかます at 15:04| カメムシ
2021年08月11日
庭の虫
三股町
朝から雨。しかも気温は低い。洗濯物を外に干せないのは困るが、暑さとの我慢比べはしなくて済む。
午前11時、玄関出たところに、ヘビトンボが止まっていた。
昨夜は10時過ぎまで門灯を点けていたので、その灯りに飛来したのだろう。
ヘボトンボの飛来は年に2回程度と少ない。
午後4時20分、仕事部屋までミンミンゼミの鳴き声が聞こえて来た。
それもかなり近い。ドアを開けて鳴き声を手繰ると、サクラの幹に姿があった。
関東では平地のしかも街中の公園でもアブラゼミと一緒に普通に見られるミンミンゼミだが、
西日本では山のセミになる。うちの一番近い産地は、3キロほど東にある枡安森林公園の林。
このくらいの距離ならたまに飛来することもあるだろうが、庭まで来たのは、過去13年間のうち今日が初めての出来事だった。
ドアを開けて外に出た瞬間、パタリと鳴き止んでしまった。警戒したようだ。
「逃げないでよ」と祈りながらゆっくり近づいて3枚シャッターを切ったところで飛び去ってしまった。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
GODOX TT350+ XPro O
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
朝から雨。しかも気温は低い。洗濯物を外に干せないのは困るが、暑さとの我慢比べはしなくて済む。
午前11時、玄関出たところに、ヘビトンボが止まっていた。
昨夜は10時過ぎまで門灯を点けていたので、その灯りに飛来したのだろう。
ヘボトンボの飛来は年に2回程度と少ない。
午後4時20分、仕事部屋までミンミンゼミの鳴き声が聞こえて来た。
それもかなり近い。ドアを開けて鳴き声を手繰ると、サクラの幹に姿があった。
関東では平地のしかも街中の公園でもアブラゼミと一緒に普通に見られるミンミンゼミだが、
西日本では山のセミになる。うちの一番近い産地は、3キロほど東にある枡安森林公園の林。
このくらいの距離ならたまに飛来することもあるだろうが、庭まで来たのは、過去13年間のうち今日が初めての出来事だった。
ドアを開けて外に出た瞬間、パタリと鳴き止んでしまった。警戒したようだ。
「逃げないでよ」と祈りながらゆっくり近づいて3枚シャッターを切ったところで飛び去ってしまった。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
GODOX TT350+ XPro O
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
posted by やまかます at 17:34| アミメカゲロウ
2021年08月10日
まだ、海老色
三股町
ススキの葉裏に羽化して間もない、エビイロカメムシがいた。
羽化時刻は午後3時〜4時頃だろうか?
体色はまだ幼虫期のまま。
羽化直後の成虫はもう一頭いた。同じススキの株には他に、3頭のエビイロカメムシ幼虫がいる。
そのうち一頭だけは、枯れ草に止まっている。しかも、昨日から今日一日中、まだここにいる。
枯れ草だから、当然、食事はとれない。絶食に入ったということは羽化が近いためだろうか。
羽化の際は下向きになるのだろうか?
昨夜、仕事部屋のすぐ外に並んでいるクヌギを見ておいた。
ここのクヌギは7年前に苗木を植えたのだが、今夏、樹液レストランが数カ所に店開きしている。
最初に見つけたのは、オオカマキリの成虫だった。
まだ幼虫が多い中、新成虫の第一号だ。捕らえていた獲物はかなりの大物。
捕らえていた獲物は、意外にもニシキリギリスのメスだった。てっきりヤブキリだろうと思っていた。ヤブキリは常連客だし、実際、他のクヌギにはメスが来ていた。
ここのクヌギはキリギリスの生息する草むらに接しているので、こんなハプニングも生じるのだろう。
それとも、キリギリスも樹液に来ることがあるのだろうか?
カブトムシは、写真のオス1頭(小さい)にメスが3頭来ていた。やはりカブトムシは、夜の方が活発だ。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
GODOX TT350 + XPro O
ススキの葉裏に羽化して間もない、エビイロカメムシがいた。
羽化時刻は午後3時〜4時頃だろうか?
体色はまだ幼虫期のまま。
羽化直後の成虫はもう一頭いた。同じススキの株には他に、3頭のエビイロカメムシ幼虫がいる。
そのうち一頭だけは、枯れ草に止まっている。しかも、昨日から今日一日中、まだここにいる。
枯れ草だから、当然、食事はとれない。絶食に入ったということは羽化が近いためだろうか。
羽化の際は下向きになるのだろうか?
昨夜、仕事部屋のすぐ外に並んでいるクヌギを見ておいた。
ここのクヌギは7年前に苗木を植えたのだが、今夏、樹液レストランが数カ所に店開きしている。
最初に見つけたのは、オオカマキリの成虫だった。
まだ幼虫が多い中、新成虫の第一号だ。捕らえていた獲物はかなりの大物。
捕らえていた獲物は、意外にもニシキリギリスのメスだった。てっきりヤブキリだろうと思っていた。ヤブキリは常連客だし、実際、他のクヌギにはメスが来ていた。
ここのクヌギはキリギリスの生息する草むらに接しているので、こんなハプニングも生じるのだろう。
それとも、キリギリスも樹液に来ることがあるのだろうか?
カブトムシは、写真のオス1頭(小さい)にメスが3頭来ていた。やはりカブトムシは、夜の方が活発だ。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
GODOX TT350 + XPro O
posted by やまかます at 20:14| カメムシ
2021年08月09日
台風の爪痕?
三股町
台風9号は南九州に上陸し、昨夜のうちに四国方面へと移動。
風雨はそれほどでもなく、うちの近辺では被害なども目立ったものはなかったように思う。
しかし、アカメガシワで抱卵中のアカギカメムシを見上げてみれば、4頭並んでいたメスのうち、2頭の姿が消えていた。
強風と雨の影響だったのかどうかはよくわからない。忽然と姿を消したメスはどこへ行ったのだろう?
一つの卵塊では、黒く変色して崩れた卵もある。
近所の休耕田に水溜りができていた。これも台風の雨のせいだろう。
ギンヤンマのオスがしきりと飛び回っていたので、しばらく飛翔シーンを狙ってみた。
一瞬たりともホバリングする隙も見せてくれず、撮影はほどほどで切り上げた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
台風9号は南九州に上陸し、昨夜のうちに四国方面へと移動。
風雨はそれほどでもなく、うちの近辺では被害なども目立ったものはなかったように思う。
しかし、アカメガシワで抱卵中のアカギカメムシを見上げてみれば、4頭並んでいたメスのうち、2頭の姿が消えていた。
強風と雨の影響だったのかどうかはよくわからない。忽然と姿を消したメスはどこへ行ったのだろう?
一つの卵塊では、黒く変色して崩れた卵もある。
近所の休耕田に水溜りができていた。これも台風の雨のせいだろう。
ギンヤンマのオスがしきりと飛び回っていたので、しばらく飛翔シーンを狙ってみた。
一瞬たりともホバリングする隙も見せてくれず、撮影はほどほどで切り上げた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
posted by やまかます at 19:26| カメムシ
2021年08月08日
アシナガバチとアシダカグモ
三股町
ヤマトアシナガバチの巣は、家の西側屋根の庇下にある。
庭の片隅の低い位置(壊れた犬小屋の屋根)でも営巣していたヤマトアシナガバチ女王がいたが、そちらはワーカーが誕生する前に何者かに襲われ、部屋数もまだ少ない小さな巣の中は空っぽになって地面に落ちていた。その女王はどこかでまた巣作りに励んでいるのだろう。
昨日のこと仕事部屋までカヤキリの大きな鳴き声が聴こえていた。
「これは随分と近いな。庭の中だな」と思いつつも様子を見に行けたのは、小一時間経ってからだった。
鳴き声のあった付近に立ちふと見上げてみれば、ヤマトアシナガバチの巣の横に、アシダカグモのメスがいた。
アシダカグモが抱えていた獲物は、なんとカヤキリのオスであった。
つまり先ほどまで鳴いていたカヤキリに違いないだろう。
カヤキリは頑丈な大顎を持っていて、噛む力も結構ある。けれどそのカヤキリを、おそらくは一撃で捕らえたのではないだろうか。見ている間にもカヤキリの体はミンチになって形がわからなくなっていった。
アシダカグモのメスは今日になってもまだ、ヤマトアシナガバチの巣の傍に佇んでいた。
両種の間には何らかの利害関係があるだろうか。
ススキのエビイロカメムシ幼虫は、今日も葉裏でひたすらじっとしているだけ(吸汁している)だが、すでに羽化を終えた成虫もいた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
ヤマトアシナガバチの巣は、家の西側屋根の庇下にある。
庭の片隅の低い位置(壊れた犬小屋の屋根)でも営巣していたヤマトアシナガバチ女王がいたが、そちらはワーカーが誕生する前に何者かに襲われ、部屋数もまだ少ない小さな巣の中は空っぽになって地面に落ちていた。その女王はどこかでまた巣作りに励んでいるのだろう。
昨日のこと仕事部屋までカヤキリの大きな鳴き声が聴こえていた。
「これは随分と近いな。庭の中だな」と思いつつも様子を見に行けたのは、小一時間経ってからだった。
鳴き声のあった付近に立ちふと見上げてみれば、ヤマトアシナガバチの巣の横に、アシダカグモのメスがいた。
アシダカグモが抱えていた獲物は、なんとカヤキリのオスであった。
つまり先ほどまで鳴いていたカヤキリに違いないだろう。
カヤキリは頑丈な大顎を持っていて、噛む力も結構ある。けれどそのカヤキリを、おそらくは一撃で捕らえたのではないだろうか。見ている間にもカヤキリの体はミンチになって形がわからなくなっていった。
アシダカグモのメスは今日になってもまだ、ヤマトアシナガバチの巣の傍に佇んでいた。
両種の間には何らかの利害関係があるだろうか。
ススキのエビイロカメムシ幼虫は、今日も葉裏でひたすらじっとしているだけ(吸汁している)だが、すでに羽化を終えた成虫もいた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 19:28| クモ
2021年08月07日
ススキ、オオチガヤの貼り付き虫
三股町
午前5時半。
ヒグラシの清々しい鳴き声で目覚める。
すぐそれに続いて、ニイニイゼミが掛かりの悪いエンジンのように、ジ、ジ、ジ、、、とゆっくり鳴き始めた。
さらに、アブラゼミが勢いを得たかのように急ピッチで合唱に加わった。
三種混合、朝の合唱がひとしきり賑わった後、まるで潮が引くようにピタリと静かになった。
「案外早く終わったな」とコーヒー豆を挽く準備をしていると、コジュケイの甲高い囀りが林の奥から響いてきた。
時折、小雨がある程度だったけど、晴れ間が出たのはほんのわずかな時間だった。
とにかく蒸し暑い。
チリチリ肌を焼くような陽射しの下、ほんのいっとき仕事部屋のすぐ外のススキで虫探し。
室内のラジオからピーター・バラカンのDJで音楽が流れてくる。今日は特番で放送時間が長い。
ヒラタグンバイウンカ
拡大してみると派手な色合いをしているが、小さいし葉っぱに溶け込んでいて肉眼ではなかなか気付きにくい。
まずはシルエットで見つける。
エビイロカメムシ5齢幼虫
名前通りの「海老色」。成虫は肌色をしており、海老を連想するものは何も身に付けていない。
ヤブキリのメス
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
マクロフラッシュ STF-8
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
GODOX TT350
午前5時半。
ヒグラシの清々しい鳴き声で目覚める。
すぐそれに続いて、ニイニイゼミが掛かりの悪いエンジンのように、ジ、ジ、ジ、、、とゆっくり鳴き始めた。
さらに、アブラゼミが勢いを得たかのように急ピッチで合唱に加わった。
三種混合、朝の合唱がひとしきり賑わった後、まるで潮が引くようにピタリと静かになった。
「案外早く終わったな」とコーヒー豆を挽く準備をしていると、コジュケイの甲高い囀りが林の奥から響いてきた。
時折、小雨がある程度だったけど、晴れ間が出たのはほんのわずかな時間だった。
とにかく蒸し暑い。
チリチリ肌を焼くような陽射しの下、ほんのいっとき仕事部屋のすぐ外のススキで虫探し。
室内のラジオからピーター・バラカンのDJで音楽が流れてくる。今日は特番で放送時間が長い。
ヒラタグンバイウンカ
拡大してみると派手な色合いをしているが、小さいし葉っぱに溶け込んでいて肉眼ではなかなか気付きにくい。
まずはシルエットで見つける。
エビイロカメムシ5齢幼虫
名前通りの「海老色」。成虫は肌色をしており、海老を連想するものは何も身に付けていない。
ヤブキリのメス
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
マクロフラッシュ STF-8
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
GODOX TT350
posted by やまかます at 21:13| 本
2021年08月06日
ピーマンとカメムシ
三股町
午前7時40分
洗濯物を干していた嫁さんの声で西の空を仰ぐと、虹が出ていた。
朝から薄日がさしたかと思えば断続的に小雨があり、気温も30℃以下で涼しい一日だった。北陸や山陰地方では最高気温が39℃もあったらしい。全国的に猛暑のようだが、南九州は意外やそうでもなかった。
家庭菜園のピーマンには毎年、ホオズキカメムシがつく。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
午前7時40分
洗濯物を干していた嫁さんの声で西の空を仰ぐと、虹が出ていた。
朝から薄日がさしたかと思えば断続的に小雨があり、気温も30℃以下で涼しい一日だった。北陸や山陰地方では最高気温が39℃もあったらしい。全国的に猛暑のようだが、南九州は意外やそうでもなかった。
家庭菜園のピーマンには毎年、ホオズキカメムシがつく。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
posted by やまかます at 21:05| カメムシ
2021年08月05日
2021年08月04日
カメムシかあさん、集合!
三股町
朝陽の中、庭のあちこちで輝いていた蜘蛛の巣。
チュウガタシロカネグモ
ヨツデゴミグモ
昨日のこと予想した通り、並んだアカギカメムシのメス2頭は、今日の昼過ぎにはすでに産卵を終えていた(画面右の2頭)。
しかも、別の2メスも加わり賑やかになっていた。画面左端のメスは、産卵を終えたばかりかもしれない。
同じアカメガシワの梢を見渡せば、抱卵しているメスがさらに6頭。これで確認できた抱卵メスは全部で、10頭になる。単純に計算すると、抱卵中の卵は1,500〜2,000個ほどにもなる。
一方、先日には盛んに飛び回っていたオス達の姿は、パッタリと消えている。別の産卵木へと移動したのだろうか?
アカギカメムシ抱卵メスを少しでも目線に近い高さで撮影するため、今日は2メートルの脚立を林に持ち込んだ。
足場が悪いので天板に立つことは到底無理で(そもそも天板に立つのは危険なので禁止と説明書きにはある)一段下に足を乗せて直立した。それでもグラグラして、とっても不安定。いつ倒れてもおかしくない状況なので、サッサと撮影を完了。3メートルのしっかりした単管やぐらを組むことは可能だが、そこまでして撮影を続ける必要はないだろう。
午後3時過ぎ、北側と西側の法面の草刈り作業を行なった。
傾斜地なので、草刈り機は背負式を使用。途中、休憩を一回入れて水分補給には気を遣った。
猛暑の下かなりへばったけれど、カラカラに乾燥している方が草刈り作業はやり易い。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
朝陽の中、庭のあちこちで輝いていた蜘蛛の巣。
チュウガタシロカネグモ
ヨツデゴミグモ
昨日のこと予想した通り、並んだアカギカメムシのメス2頭は、今日の昼過ぎにはすでに産卵を終えていた(画面右の2頭)。
しかも、別の2メスも加わり賑やかになっていた。画面左端のメスは、産卵を終えたばかりかもしれない。
同じアカメガシワの梢を見渡せば、抱卵しているメスがさらに6頭。これで確認できた抱卵メスは全部で、10頭になる。単純に計算すると、抱卵中の卵は1,500〜2,000個ほどにもなる。
一方、先日には盛んに飛び回っていたオス達の姿は、パッタリと消えている。別の産卵木へと移動したのだろうか?
アカギカメムシ抱卵メスを少しでも目線に近い高さで撮影するため、今日は2メートルの脚立を林に持ち込んだ。
足場が悪いので天板に立つことは到底無理で(そもそも天板に立つのは危険なので禁止と説明書きにはある)一段下に足を乗せて直立した。それでもグラグラして、とっても不安定。いつ倒れてもおかしくない状況なので、サッサと撮影を完了。3メートルのしっかりした単管やぐらを組むことは可能だが、そこまでして撮影を続ける必要はないだろう。
午後3時過ぎ、北側と西側の法面の草刈り作業を行なった。
傾斜地なので、草刈り機は背負式を使用。途中、休憩を一回入れて水分補給には気を遣った。
猛暑の下かなりへばったけれど、カラカラに乾燥している方が草刈り作業はやり易い。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
posted by やまかます at 18:24| カメムシ
2021年08月03日
並んで産卵
三股町
昨日、アカギカメムシの交尾していたカップルのうち、メスの2頭はそのままの場所に残っていた。
おそらく、この体勢で産卵するのではないだろうか。
同じアカメガシワの梢を見渡してみれば、すでに産卵を終え、抱卵しているメス2頭もいた。いづれも高さは地上から4メール近くあり、見上げているうちに首が痛くなる。
すでに抱卵している2メスに加えて、視界に入る範囲だけでも、今後、産卵するであろうメスは全部で4頭。
1頭のメスが150〜200個程度の卵を産むので、順調にいけばここのアカメガシワで少なくとも、900〜1,200個もの卵が誕生することになる。さて、実際にはどうなるだろう?
玄関前のタイル上に、ツチイナゴ幼虫を抱えた黒いハチがいた。体長は1センチ程度と小さい。
このハチは、ギングチバチ科のヌカガタアナバチ、のようだ。
地表に堀った浅いトンネル巣内に、数匹の獲物を貯え卵を産み付ける。
写真を2カット撮ったところで、軽々と獲物を引っ提げて飛んで行った。
クヌギの樹液亭は静かだが、日々、時間差で昆虫の顔ぶれが入れ替わる。
ヒラタクワガタ♂(8月2日、午前10時50分)
オオフタモンウバタマコメツキ(8月2日、午後3時40分)
カブトムシ♀とヤブキリ♀(8月2日、午後3時46分)
シロテンハナムグリ(本日、午後3時04分)
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
昨日、アカギカメムシの交尾していたカップルのうち、メスの2頭はそのままの場所に残っていた。
おそらく、この体勢で産卵するのではないだろうか。
同じアカメガシワの梢を見渡してみれば、すでに産卵を終え、抱卵しているメス2頭もいた。いづれも高さは地上から4メール近くあり、見上げているうちに首が痛くなる。
すでに抱卵している2メスに加えて、視界に入る範囲だけでも、今後、産卵するであろうメスは全部で4頭。
1頭のメスが150〜200個程度の卵を産むので、順調にいけばここのアカメガシワで少なくとも、900〜1,200個もの卵が誕生することになる。さて、実際にはどうなるだろう?
玄関前のタイル上に、ツチイナゴ幼虫を抱えた黒いハチがいた。体長は1センチ程度と小さい。
このハチは、ギングチバチ科のヌカガタアナバチ、のようだ。
地表に堀った浅いトンネル巣内に、数匹の獲物を貯え卵を産み付ける。
写真を2カット撮ったところで、軽々と獲物を引っ提げて飛んで行った。
クヌギの樹液亭は静かだが、日々、時間差で昆虫の顔ぶれが入れ替わる。
ヒラタクワガタ♂(8月2日、午前10時50分)
オオフタモンウバタマコメツキ(8月2日、午後3時40分)
カブトムシ♀とヤブキリ♀(8月2日、午後3時46分)
シロテンハナムグリ(本日、午後3時04分)
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
posted by やまかます at 18:09| カメムシ
2021年08月02日
お見合いパーティー
三股町
午後3時半
アカメガシワの樹冠をにぎやかに飛び回る、アカギカメムシがいた。
あそこにも、ここにも、その数はかなり多いようだ。
アカメガシワが生えている場所は、うちの林の西北端になる。
このアカメガシワは雌木で、アカギカメムシは果実で吸汁したり、忙しく歩き回ったり、頻繁に飛び立ったりしていた。
飛んでいる個体はオスがほとんど。
樹下から見上げていると、交尾カップルもいた。
どうやら、ここのアカメガシワに次々と飛来しては、集団お見合いしているようだ。
アカギカメムシが産卵する雌木はほぼ決まっていて、このアカメガシワでは過去に何度も繁殖している
写真絵本『わたしはカメムシ』(ポプラ社)の裏表紙に載っている写真は、まさにこのアカメガシワ。
撮影したのは12年前にもなる。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
フラッシュFL-900
午後3時半
アカメガシワの樹冠をにぎやかに飛び回る、アカギカメムシがいた。
あそこにも、ここにも、その数はかなり多いようだ。
アカメガシワが生えている場所は、うちの林の西北端になる。
このアカメガシワは雌木で、アカギカメムシは果実で吸汁したり、忙しく歩き回ったり、頻繁に飛び立ったりしていた。
飛んでいる個体はオスがほとんど。
樹下から見上げていると、交尾カップルもいた。
どうやら、ここのアカメガシワに次々と飛来しては、集団お見合いしているようだ。
アカギカメムシが産卵する雌木はほぼ決まっていて、このアカメガシワでは過去に何度も繁殖している
写真絵本『わたしはカメムシ』(ポプラ社)の裏表紙に載っている写真は、まさにこのアカメガシワ。
撮影したのは12年前にもなる。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
フラッシュFL-900
posted by やまかます at 19:46| カメムシ
2021年08月01日
オオツバメエダシャク
三股町
シャクガ科の中でも特大種だろう、オオツバメエダシャク。
ライトトラップに稀に飛来することがあるが、今年は例年より多い。多いとは言ってもこれで3例目かと思う。
写真の個体はオス。まずは自然光で撮影。
次にストロボを日中シンクロで使用。自然光にストロボ光を軽く加えている。
ストロボ光のおかげで、前翅や胸部の陰になっている部分が明るくなっている。
ストロボ光を補助光として使うかどうかは、写真の使用目的などによって判断すればいいが、もしも迷った時は、まず最初にやるべきは自然光のみでの撮影。
被写体の種類によってはストロボ光に敏感に反応し逃げてしまうこともあるし。
さて、庭のユズで育っているアゲハ幼虫。
5齢に脱皮した頃合いに覗いてみれば、
「あれ!?なんだコレは?」
黒点が表面にたくさん並んでおり、黒帯も太い。黒帯が濃いタイプはよくみられるが、この胡麻模様は初めて見るのでびっくり。
こちらが通常の模様をしたアゲハ5齢幼虫。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
シャクガ科の中でも特大種だろう、オオツバメエダシャク。
ライトトラップに稀に飛来することがあるが、今年は例年より多い。多いとは言ってもこれで3例目かと思う。
写真の個体はオス。まずは自然光で撮影。
次にストロボを日中シンクロで使用。自然光にストロボ光を軽く加えている。
ストロボ光のおかげで、前翅や胸部の陰になっている部分が明るくなっている。
ストロボ光を補助光として使うかどうかは、写真の使用目的などによって判断すればいいが、もしも迷った時は、まず最初にやるべきは自然光のみでの撮影。
被写体の種類によってはストロボ光に敏感に反応し逃げてしまうこともあるし。
さて、庭のユズで育っているアゲハ幼虫。
5齢に脱皮した頃合いに覗いてみれば、
「あれ!?なんだコレは?」
黒点が表面にたくさん並んでおり、黒帯も太い。黒帯が濃いタイプはよくみられるが、この胡麻模様は初めて見るのでびっくり。
こちらが通常の模様をしたアゲハ5齢幼虫。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 16:52| ガ