2021年07月31日

クヌギの樹液亭

三股町

午前8時40分
薄暗いクヌギの幹に溶け込むようにして、
ひっそりとクロコノマチョウ夏型が樹液を吸っていた。
秋型に比べて一回りは小さい。
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羽化してまだ日が浅いのだろう、翅には傷ひとつない。
蛇の目模様は控え目だが、頭からはできるだけ離れた位置につけたがるようだ。

午前10時32分
別のクヌギ樹液には、ノコギリクワガタ
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午後1時半
ノコギリクワガタの姿はなく、シロテンハナムグリが7頭群れていた。
それにしても、今夏の樹液亭にスズメバチ類の姿が無いのが気に掛かる。先月だったか、一度来ていたこともあったが、それっきりだ。

今朝はうちの林では珍しく、クマゼミがひとしきり鳴いていた。移動途中なんだろうか?
アブラゼミの合唱に負けじと頑張っているように聴こえたが、午前9時頃にはもう静かになっていた。
うちの林ではアブラゼミの方が圧倒的に多く、クマゼミは稀に迷い込んで来る程度。

午後3時過ぎ、ツクツクボウシの鳴き声がしていた。


〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
posted by やまかます at 14:40| チョウ

2021年07月29日

オオスミコガネグモ幼体

延岡市 愛宕山

午前8時30分、愛宕山の麓にて、オオスミコガネグモ♀の幼体を見つけた。
4年前の2017年8月の観察で予想したように、やはり愛宕山の全域に生息しているのだろう。
麓では一頭のみだったが(探索範囲は狭かった)、頂上に登るとそこには遊歩道沿いに次々と5頭の♀幼体が見つかった。
微妙に大きさのバラつきがあるものの、齢数はほぼどれも同じように見えた。写真の♀は一番大きい個体。
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こちらは少し小さめ。
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あっけなく次々と見つかったが、この先、成体まで無事に成長できるかどうか気に掛かる。
なのでしばらく間を空けてから、また観察に訪れてみようと思う。

が、それにしても、地元の三股町ではなぜ見つからないのだろう?
杉植林の面積が多く占めることが一つにはあるのだろう。自然林が残っている場所は、ほとんどが踏み込めないような急峻な山間部になっていることもあるだろう。

ベニツチカメムシはちょうど羽化時期だが、例年になく個体数が少ない。
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愛宕山では過去に経験が無いほど、極めて少ない。市立植物園のポイントでは全く姿を確認できず。どうしたことだろう?
春から梅雨にかけての観察を今年はしていないので、経過がよくわからない。


〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
GODOX TT350
posted by やまかます at 19:34| クモ

2021年07月28日

真夏日

三股町(7月26日)

庭の西側に繁茂しているヤブガラシには多数の虫が来ている。
ハチ類が種類、数ともに多い中、アオスジアゲハは一際目立つ。3〜4頭が入り乱れるように飛び交うこともある。
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メスを見つけたオスが、しきりと求愛をしていた。
これと同じ光景を見たのは5年前セミの撮影で訪れた福岡市の公園だった。その5年前の夏もかなり暑かった。
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(7月26日、撮影)

宮崎市(7月27日)

シヨウリョウバッタ♂成虫の姿が増えて来た。
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(7月27日、撮影)
飛立った瞬間、ウンチをしたようだ。細長い特徴的な形をしている。
宮崎市内にはクマゼミが多い。午前中の合唱はかなり賑やかだ。クマゼミの撮影を少し行ってから、美郷町に移動。観察会の開催場所「おせりの滝」で下見を行った。夜は「石峠レイクランド」のロッジに宿泊。
山の中のロッジだが、Free-WiFiが使えるエリアになっていた。さっそく接続を試みたのだが、パスワードの表示がどこにもなく結局、使えなかった。






posted by やまかます at 18:34|

2021年07月26日

火焔舞台

三股町

今日もはっきりしない空模様。青空に気を緩めていると小雨が落ち始める。
肌をチリチリ焼くような陽射しは、あまり期待できない。

菜園の前を通り掛かったその足元で、ツチイナゴの幼虫が脱皮していた。いやもう、皮は脱ぎ終えており、脚がしっかりするのを待っているところだった。その時間はしばらく掛かるので、目撃する頻度は高い。
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体を支えるだけしっかりしたら体を内側に曲げて足場にしがみつき、お尻を抜く。
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ツチイナゴの幼虫は様々な植物を食べて育っているが、菜園ではアオジソとエダマメ、トウモロコシの葉上で多く見かける。アカジソも食べているようだが、まだ確認できていない。以前、オンブバッタがアカジソを好んで食べていたことを思い出した。

同じく庭では、ショウリョウバッタのオス成虫を見かけるようになった。
飛翔時の「キチキチ」という翅音はまだ控えめ。
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〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
posted by やまかます at 18:00| バッタ

2021年07月25日

ヒメジャノメのカップル

三股町

朝一番、窓の外に白い霧雨が見えた。今日もまた雨?と少し落胆するも、その後、雨はなくうっすら陽射しが出てきた。久しぶりに洗濯物を外干しできた。

庭の上空を力強く一直線に舞う、オニヤンマがいた。その姿を目で追いかけているうち、林縁のササに止まった。
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このあと、駐車場の上空をコシボソヤンマが巡回飛行をしていた。コシボソヤンマを我が家で見るのは初めて。

ホウセンカの花は、黒いアゲハ類に人気が高い。今日はミヤマカラスアゲハ♀、とクロアゲハ♀が来ていた。クマバチは花を抱えるようにして馬乗りになり、花弁に穴を穿って蜜を吸っていた。これは盗蜜とも言われている。ニホンミツバチは、ちゃっかりその穴を利用して蜜を吸ったりする。少しでも手間要らずにしたい、というのは虫も人も同じようだ。
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ヒメジャノメの交尾カップルは、菜園の南側、林縁の下草に止まっていた。
写真画面、右側がメス。翅型が丸みを帯びている。
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見つけた時はカップルの隣に別のオスがいて、しきりと求愛しているようだった。しばらくして、そのオスは飛び去った。



〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
posted by やまかます at 17:45| チョウ

2021年07月24日

なりきり

三股町

陽射しは昼前後に少しあったけど、曇り空になるとすぐに雨。照ったかと思えば雨。概ね、一日雨模様。
九州の中でも特に宮崎県だけ、お日様マークが外れていた。
気温は29〜30度、扇風機の涼風でじゅうぶん過ごせた。

ニイニイゼミもそろそろ終盤だろうか。このところアブラゼミの鳴き声が主役に置き換わったようだ。
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アブラゼミなどセミの仲間はいづれも樹幹に姿が溶け込む、まさに忍法葉隠の術に長けている。
けれど何せ、油を揚げるような暑苦しい鳴き声を賑やかに放つので、居場所はすぐに知れるというもの。
鳴き声を追ううち、オスのすぐ近くにメスもいたことがわかった。なるほど、オスが熱唱していたわけだ。

そのアブラゼミに気を取られていたせいで、同じサクラの樹下に、デッカいナナフシがいたことに気付くのが遅れた。
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腹部がたんまり肥えており、すぐにも産卵しそうな気配。ナナフシの産卵は、なかなかダイナミックなんだけど、これは動画の方が面白いかとは思う。
で、一頭見つけたら、必ずその近くも探索せよ!というのが自分としての鉄則。
そしたら、やはりすぐ近くにいました!
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うっかりすると見落としてしまう、そんな場所にうまく溶け込んでいた。


〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
posted by やまかます at 19:08| ナナフシ

2021年07月22日

ミニDVテープ

はっきりしない天気はまだしばらく、続くようだ。毎日のように雨があり湿度が高く梅雨に戻ったかのようだ。

20年ほど前、家庭のビデオカメラの録画媒体はミニDVテープが全盛の頃であり、私は仕事でも随分と使った。
けれど2008年頃にはHDDやメモリーカードへと移行し、DVテープカメラはほぼ消えてしまった。

DVテープで録画した映像は、大半がハイビジョン以前のフォーマットだし、特に貴重なシーンが残っているでもなく、仕事で撮り溜めたテープは場所だけとっているので、いづれ処分をするつもりだった。

ようやく重い腰を上げて、DVテープから残しておきたい画像だけをパソコン経由で、HDDに吸い上げておくことにした。手元にDVビデオカメラは残っていないが、SONYのDVCAMビデオカセットレコーダーがあるので、これをパソコンにつないで作業を始めた。DVCAMコーダー側の接続端子はiLINKなので、FireWireケーブル (IEEE1394b 9pin to 4pin)とアップルのThunderbolt to FireWire Adaputeを使ってパソコンに接続できた。
最近のパソコン接続端子は規格が複雑になって、とてもややこしい。まあともかく、2本のケーブルを経由して、MacのiMoveで取り込み作業ができた。
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DVテープはA4のプラフォルダーに16本収まる。このプラフォルダーが12ケースあるので、カセットテープは全部で192本。仕事以外に、家族、とりわけ子供たちの幼少の頃の映像が9本あった。わずか9本というのは、一般の家庭ビデオとしてはかなり少ない方だろう。
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少ないとは言え、20年前の東京での暮らしの映像を久しぶりに眺めてみて驚いた。もうすっかり忘れているシーンや、かすかに記憶が蘇るシーン。本当にこんな時間も通り過ぎてきたのだな、と仕事を忘れて夢中になって作業を進めた。
吸い上げた映像はまた折を見て編集し、子供たちに手渡しておくつもりだ。


posted by やまかます at 22:57| 機材

2021年07月21日

姫蛇目と小蛇目

三股町

先日、コジャノメが翅を拡げてくれたけれど、
今日はヒメジャノメ
残念ながら開き具合は今一つ。
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ヒメジャノメがいたヤマアジサイは、先日(18日)にコジャノメがいた場所から3メートルほどしか離れていない。
ほぼ同所的に両種が混成している。
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ヒメジャノメとコジャノメはよく似ていて、雌雄の違いも含め個体差もあるので識別には慎重を要する。
18日に撮影したコジャノメ(左)と、14日に撮影したヒメジャノメ(右)と、の写真を並べてみた。
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両種の区別点は、『原色日本蝶類図鑑』(保育社:1976年)を参考にしている。45年も昔に出た図鑑で、私は初版を18歳の時に購入した。当時としてはかなり高価な買い物だった。この図鑑では8つの区別点で解説している。

庭の賑わっている樹液レストランは、下写真の左端のクヌギ
画面中央は菜園で、画面奥真ん中はエノキ、右端はイヌビワ。
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今日もはっきりとしない天気で、概ね曇り空。晴れ間も少しは出たが、時折、小雨もパラついた。猛暑とまではいかず、多少蒸し暑い程度。

〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
posted by やまかます at 20:55| チョウ

2021年07月20日

カナブン参上!

三股町

昨日、カナブンの姿が無いとは書いたが、今日の午後、そのカナブンが来ていた。
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すぐ斜め上の樹液にも、もう一頭。こちらは昨日から、クロオオアリが多数群れている。
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ここ数年、うちの敷地や近所の樹液レストランに集まる昆虫の顔ぶれが、数も種類もとにかく減ってしまった。
カナブンやシロテンハナムグリなどは、多い時には二桁も群れていることさえあったが、そういった賑わいの光景はもう長いこと見ていない。

居間の窓からふと見えた、ショウリョウバッタ幼虫。
「あれ?あんな高い場所に縋っているなんて、怪しいなあ」と思いながら近寄ってみれば、、、
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触れても全く動じず、体がわずかに硬直していた。おそらく病死だろう。

今日は晴れ間の合間に雨が断続的に降り、を繰り返す、妙な天気だった。カラッと青空が出ても30分ももたない。
午前中、地元テレビ局の方の来客があった。来週(26日)月曜日、夕方の番組に生出演することになった。

〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
マクロフラッシュ STF-8
posted by やまかます at 20:54| コウチュウ

2021年07月19日

クヌギ樹液レストランの賑わい

三股町

庭の小さなクヌギだが、樹液レストランは結構、繁盛している。

ノコギリクワガタのペア。
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この場所のすぐ隣にも樹液が出ていて、そこにはデッカいカブトムシのオスが陣取っていた。
クロオオアリのワーカーも多い。少し小柄のカブトムシ♂もやって来たが、すぐに追い払われていた。
当然いるだろうカナブンの姿が無いのが、気に掛かる。

ホオジロが羽繕いしている様子を寝室の窓から見ていると、
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しばらくして、入れ替わるように、モズ♀の若鳥がやって来た。
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今年の春に巣立った若鳥だろうか。去年も同じ場所に、オスの若鳥が来ていた。

午後8時11分。
外からハヤシノウマオイの鳴き声が聞こえてきた。



〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 20:34| コウチュウ

2021年07月18日

コジャノメの気まぐれ

三股町

自宅林の降り口に立ち止まった、ちょうどその時。
目の前にコジャノメ♂、が舞い降りてきてすぐ翅を水平に開いた。
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コジャノメもヒメジャノメも、水平に翅を広げる姿は滅多に見せてはくれない。
私としては、まるで「どうぞ、撮ってください!」と言われたような気がした。

ずっと以前に、「ヒメジャノメが翅を水平に開いた写真がないか?」というリクエストがあった。
記憶の限りでは、撮ったことも見たこともなかった。

しばらくすると、いくら手を合わせてお願いしても、念仏を唱えても、いっかな翅を開いてはくれなかった。
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次はヒメジャノメに、期待したい気持ちが芽生えてきた。

あれ!?ニラの葉っぱに、ホオズキカメムシの卵塊。
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こんな狭いところに、きちんと並べてみました。


〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 20:20| チョウ

2021年07月16日

樹液の不思議

三股町

冬の頃から時々滲み出ていた、クヌギの樹液がある。庭の西側にある台場クヌギだ。
流石に時折、途絶えることもあったが、暖かくなってさらに初夏を迎える頃からはずっと幹を濡らしている。
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(7月14日撮影)
この一見美味そうな樹液に(しかも樹液の量はかなり多い)全く虫が寄って来ない。いついかなる時に覗き込んでも、1匹たりとも姿を見ないのである。

ところが、同じクヌギの少し上部の枝又など、他の数カ所で滲み出ている樹液の方には、虫が当たり前のように集まっている。
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(7月14日撮影)
写真では、ウスヅマクチバクロヒカゲカナブン、などが来ている程度で寂しいが、日によってはノコギリクワガタやヒラタクワガタ、ミヤマカミキリ、ゴマダラチョウ、と常連客の顔ぶれは賑やかだ。

同じクヌギの木の樹液でありながら、出る部位によって何かしら成分が違うのだろうか。そういう現象が何故起こるのだろうか?

雨の中、紡錘形の卵のうとそこに寄り添うオナガグモ♀の姿があった。
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ジョロウグモは、まだどれも小さな幼体。大きくても頭胸部の体長は1センチ程度。
とは言え、小さいながらも網を張って獲物を待ち構えている。
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〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
GODOX TT350+XPro O
posted by やまかます at 21:04| しわざ

2021年07月15日

オナガアゲハの吸水

三股町

午前8時過ぎ。
駐車場の路面は昨夜の雨で一部濡れており、そこにオナガアゲハのオスが来ていた。
オナガアゲハは年に2、3回目撃できる程度で、数は極めて少ない。つまり、我が家では稀少なアゲハチョウである、ということを出勤間近の嫁さんに説明しているうち、オナガアゲハは飛び去ってしまった。

「逃げてしまったじゃない」と嫁さん。

「大丈夫、必ずまた戻って来るよ」

私が断じた通り、嫁さんが出勤したあと、しばらくしてオナガアゲハのオスは舞い戻ってきた。
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路面に染みた程度の水分に、一体どれだけの養分が含まれているのだろう?時間を掛けて何度も何度も吸水を繰り返していた。
私は路面に腹這いになってカメラを構えた。
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時折、飛び立っては日光浴も行う。サービス満点と言えようか。
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今年はあちこちのフィールドに出掛けることはほとんどなく、自宅フィールドでの観察、撮影が多い。
けれど今日は買い物ついでに都城市の公園を久しぶりに訪れた。ピンポイントの観察だから滞在時間はわずかに10数分。
姿を見たのは今夏初めての、アブラゼミ
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そして、意外な場所、ガマの葉に産卵された、キマダラカメムシの卵塊。近くにハンノキやコナラはあるけれど、孵化幼虫たちがそこへ至るには、かなりの苦行になるに違いない。
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posted by やまかます at 18:37| チョウ

2021年07月14日

落雷、目玉模様

三股町

朝から快晴、霧島山には大きな夏雲がわいていた。今日も気温は30℃越え。いかにも梅雨明けらしい天候だが、大気の状態は不安定のようだ。
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コナラのギンシャチホコ幼虫の姿が見つからず、しつこく探していたらミヤマカミキリ♂がいた。小さなコナラだけど、コウモリガ幼虫巣から樹液が滲み出ているようだ。
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幹に移動して営繭の準備に入ったのだろうか?と幹まわりも隈なく探してみたがおらず。ガサゴソ枝をかき分けていたら、お腹のデッカいコロギスがボトッと落っこちた。
「うん!?アンタ、まさか食べた!?」
ギンシャチホコ幼虫は、また明日にも探してみることにした。強運と思えるあの幼虫が、そう安易と死んだりしないはず、と願っている。

オドリハマキモドキの四国型をした繭が葉裏にあった。時期としては少し早い気もする。
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同じコナラの日陰に、ヒメジャノメ♂。かなり新鮮な姿。
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ジャノメチョウ類の目玉模様には、催眠術のような何か妖力のようなものが潜んでいるような気もする。じっと見つめていて飽きない。

午後3時過ぎ頃から曇り始め、雨と落雷が頻発するようになった。風も出てきてまさに嵐だ。
写真家の友人とzoomで会話して終了間近に、落雷がひどくなってきたのでと告げた瞬間、ブレーカーが落ちてしまった。
幸い停電にはならなかったので、漏電遮断器の操作で電気は回復した。この暑さの下で停電は厳しい。
うちは井戸水だから停電になると水も止まるので飲料水以外に、シャワーもトイレも使えなくなる。
落雷が長く続くのでカメラを西の空に向けていたが、狙っている時に限って画面の隅に落ちた。
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posted by やまかます at 18:34|

2021年07月13日

スカシバのカップル

三股町

朝一番、ライト飛来の居残り組に、オオツバメエダシャクのオスがいた。
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年に多くて二、三回ほどしか出会えないし、名前通りシャクガ科の中でも特大なので思わず駆け寄ってしまう。

居残り組には、ノコギリクワガタのオスも。
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午前中、快晴。ジリジリ照りつける陽射しの下、家庭菜園の地面近くをゆっくり舞うカップルを発見。
最初はてっきりムシヒキアブ類かと思ったが、近寄ってみれば、
オオモモブトスカシバの交尾カップルだった。
作物の上に着地するも落ち着きがなく、すぐに飛び立ってはまた足場を探して降下する、ということを繰り返した。なので、こちらはカメラを構えたまま慎重に追いかけ続けた。着地しても数秒間で2、3カット撮影するとすぐに舞い上がってしまい、最後には上空高くへと消えて行った。飛ぶ時は体の大きいメスが主導し、オスはぶら下がっているだけのようだった。写真画面の右側が、メス。
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ヘクソカズラに虫こぶを作るヒメアトスカシバであれば、交尾カップルを見る機会は多いが、それ以外のスカシバ科ではほとんど観察したことがない。ちなみに、オオモモブトスカシバはカラスウリやキカラスウリに虫こぶを作り、幼虫は虫こぶの中で育つ。うちの周辺ではキカラスウリに大きな虫こぶが多い。

コナラのギンシャチホコ幼虫(7齢)は、今日も元気。
葉の硬い主脈まで綺麗に食べ尽くす。食欲はますます旺盛になったようだ。
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午後になって天候が急変し、激しい雷雨となった。
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posted by やまかます at 17:22|

2021年07月12日

梅雨明け、とは言うものの

三股町

毎年、ポンポンダリアを花壇に植えているけれど、なぜか背丈が不揃いになる。
今日はカラスアゲハのメスがずいぶん長い間、吸蜜して行った。梅雨明け宣言があったものの、はっきりしない空模様で、時折小雨もパラついた。
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ギンシャチホコ7齢幼虫は、コナラの葉をモリモリ食べて元気いっぱい。
以前、黒い卵が体表に付着していたが、その影響は無いようにも見受ける。あれは何だったんだろう?
できることなら、繭作りまで見届けたいものだ。

新しいiMac用に購入した「LENTION 」のUSB Type-C ハブ CB-C37-1M は、外付けHDDもSDカードも認識しないので、返品した。ケーブルが1mあってパソコン前面にハブを置けるところが良いのだけど、これに替わるハブを探している。アップル純正のSDカードリーダーはケーブルが短過ぎて、ノートPCならともかく、デスクトップでは使いづらい。


posted by やまかます at 21:17| チョウ

2021年07月11日

6回脱皮した、ギンシャチホコ幼虫

三股町

6齢まで成長したギンシャチホコ幼虫は、8、9、10日の三日間、いくら探しても見つからなかった。
ところが、今日になってやっと見つかった。
5日には脱皮前の眠に入っているのを見ているので、6日から家を空けていた間に脱皮したのは間違いない。
つまり、6回目の脱皮で、7齢になったことになる。ここまで無事に成長していたんだ、と感激。
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ムッチリと肥えて貫禄のある大きさ、姿になった。
7齢で終齢なのだろうか?今後も見守る必要がある。
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クヌギにいた、スカシカギバ幼虫も大きくなっていた。
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〜 新しいパソコン、iMac~24インチ シルバー iMac 4.5K Retinaディスプレイモデル  〜

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発注してから待つこと5週間!!ようやく新型iMacが届いた。
画面右がその新型iMac。旧型に比べ大きさに差が無いように見えるが、旧iMacは17インチで、新型は24インチ。
筐体のカラーは7色から選べるが、敢えてシルバーを選んだ。
キーボードもだいぶ、スリムになった。
デバイス端子が従来のUSBとは違って、USB-Cやサンダーボルトなので、「LENTION」のUSB Type-C ハブ CB-C37を接続してみたが、これが意外にも全く機能せず。いきなりこれかい!と落胆。
USBマウスを認識するだけで使い物にならず、これは大失敗。
なので、急遽、都城市の電気店でアップル純正のSDカードリーダーと、エレコムのUSB-C変換コードを購入した。
「LENTION」のUSB Type-C ハブ CB-C37は、結構多くの方がノートブックで使っているようだが、全く作動しないというコメントもある。ケーブルが長くてパソコンの前面に置けるので良いのだけど、、、、使えないのでは困る。
旧型iMacは購入して7年目。つい先日、付属の無線マウスが壊れてUSB接続マウスに交換したばかり。まあそのほうがマウスの電波混信の心配もないだろう。
posted by やまかます at 21:09|

2021年07月10日

雨のなか

三股町

昨夜は激しい雷雨で夜中に目が醒めたが、今日は断続的に雨が降っただけで、雨量はさほどでも無かった。
ホウセンカに来ていた、クロセセリ
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雨が降り出して、ミニトマトで雨宿りをしていた、カラスアゲハのオス。
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梅雨の今頃が最盛期の、サツマコフキコガネ
クヌギやコナラの若葉を好んで食べている。
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クズ群落で交尾中のシロコブゾウムシ
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ただいま、休憩中、オジロアシナガゾウムシ
全身びしょ濡れで、しがみついているのはカナムグラの茎。
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家の前のクリ。果実がしっかり熟す前に、強風でかなりの数が落ちていた。
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ワクチン接種後、注射をした部位が腕を動かしたり、圧迫すると痛むけれど、倦怠感などはまだ無い。
posted by やまかます at 20:48| チョウ

2021年07月09日

晴れのち雨

三股町

午前中、庭の花壇に、キアゲハ♂と、オオスカシバ♀が来ていた。
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オオスカシバは、一本だけ植ってあるクチナシに何度も産卵していた。
このクチナシはあまり元気が無く葉数も少ないので、卵は間引かないと大変なことになる。

ホウセンカの花には、ナガサキアゲハ♀が来て、その後ユズでしきりと産卵していた。
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ユズの葉には、すでに若齢幼虫がたくさんついている。

ぴったしサイズ!でした、ニイニイゼミ
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午後から時折、雨。止んだ寸暇に、クロアゲハ♀と、モンキアゲハ♂、が忙しく吸蜜していた。
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今日は、三股町の集団接種会場で1回目のワクチン接種を受けた。
採血で刺す注射針に比べて、完全無痛だった。刺したことにすら気付かない。
接種後は15分の休憩。一緒に接種した嫁さんは予診で過去に蕁麻疹が出たと告げたところ、30分の待機となった。
現状、腕の痛みも痺れなども無い。




posted by やまかます at 20:49| チョウ

2021年07月08日

なりきり

三股町

数日前、コナラで見つけていた、ウスイロギンモンシャチホコ幼虫。
葉の主脈にぴったし体を沿わせて、実に奥ゆかしい、、、。
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食事中はやや、無用心。
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二日間、家を空けている間に、すっかり大きく成長していた。
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隣のクヌギにいた、ムクゲコノハ幼虫。
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その顔は、ちょい可愛い覆面レスラー。
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こちらは、ムケゲコノハの若齢で、脱皮直後。
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鳥の糞になりきり、ナンバーワンは、やはりこのスカシカギバ幼虫だろう。
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食事中だけは、擬態のお休みタイム。
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6日〜本日の午前中まで、阿蘇山での仕事は無事終了。
雨は断続的に降ったけれど、止んだ合間にタイミング良く動けたと思う。

posted by やまかます at 18:23|

2021年07月07日

拾い物

熊本県 南阿蘇

曇り空の下、ときおり小雨がサアーッと来る。カッパを羽織ったままフィールドを歩くので、雨が降らなくても汗で濡れてしまう。
歩き始めてすぐ、足下に落ちていた翅。
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オオムラサキのオスの前翅だ。
鳥にでも襲われたのだろうか?
宮崎県でのオオムラサキは深山のチョウであり、里山では見られない。

今回、阿蘇での虫探しは自分の仕事ではなく、あるテレビ局番組制作のお手伝い。
自然番組の映像制作にはとにかく時間が掛かる。
私は明日の午前中までで役目を終えるが、スタッフの方々はこれからが本番。





posted by やまかます at 19:02| チョウ

2021年07月06日

一斉に羽化

三股町

ベッコウハゴロモの羽化は梅雨休みのわずか二日間にほとんどが終わっていた。
出水市から戻ったその夕方(4日)、スタジオで狙っていた2頭が羽化した。
気付いたときは、時既に遅し、、、、、。
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翌日、5日に羽化を控えた幼虫を再び探してみたが、多数の新成虫が見つかるだけだった。
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梅雨の合間というのはとても貴重な時間だったに違いない。
これほどまでに、一斉羽化するとは驚いた。とにかくいくら探してもあれだけ多数いた幼虫が、一匹も見つからなかった。もっとも、場所を変えて探せば見つかるかもしれないが、それほど時間に余裕があるわけでもなく、自宅フィールドで叶わない撮影、今回は諦めるしか無い。

本日から、熊本県阿蘇山。午前5時半に出発して現地に着いたのは午前8時半。ちょうど3時間だった。
濃い霧が出たり少し雨もあったけど、概ね曇り空だった。
阿蘇山から戻ったら、私も一回目のワクチン接種を受けることになっている。

posted by やまかます at 19:44| カメムシ

2021年07月05日

シルクロードの行進

三股町

まるで梅雨明けのような猛暑日となった。外の気温は31℃越え。
近所の畑脇にあった、オニユリ
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オニユリを撮影していると、畑で作業をしていた知り合いの農家の方が、トラクターを止めてやって来た。

「綺麗だね。綺麗だからそこだけ、毎年刈り残しとるのよ。どう?今は忙しいのかい?」

若齢期にはクヌギの葉脈標本を作る、ヒメクロイラガ幼虫。
本種は行列を作って移動すると言われているが、もしかして今日はどうだろう?とクヌギを見上げてみれば、まさにその御一行に遭遇できた。ゾロゾロ、足音まで聞こえてきそうな隊列が長く続いていた。
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先頭を歩く幼虫に多数の幼虫たちが従っていく様は、かなり異様にも思える。果たしてどこへ向かおうとしているのだろうか?やがて行列は幹に達すると、上へ上へと移動し始めた。
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炎天下も何のその、ガンガン山仕事をしながら、その合間に観察していたが、行列の行方は高所へと消えてしまった。
何のための大移動だったのだろう?



posted by やまかます at 20:26|

2021年07月04日

ヤマグルマ

宮崎県 霧島山

昨夜は、鹿児島県の出水市から宮崎県のえびの市に移動して、京町温泉に投宿した。
この時期、県内旅行では割引があることもあり、あえて県内まで戻ったのだけど、選んだ温泉ホテルは8年前にも泊まったことがあることに、湯船に浸かった時点でようやく気付いた。なんだ、結局、値段で選ぶと同じ宿に落ち着くわけだ、と嫁さんと笑ったのだけど、夕食はそこそこ良い感じだった。だけど食べ残すほどてんこ盛り、なのはどこも同じ。食べたあと体重が一キロも増えていて、びっくりした。

帰り道は霧島山のルート。雨は降らなかったが霧が立ち込めていた。
ヤマボウシ、は今がちょうど花盛り。
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先日、都城市のコアカソで見つけたサカハチチョウの幼虫は、出水市に出掛けている間に蛹化していた。
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帰宅後、山仕事を2時間ほど行ったが、その後に測った体重はちょうど1キロ減っていた。
ホテルや旅館の夕食は、食べる量を選べるようにして欲しいものだ。まあ全部を食べずに残しもしたけど、それでも普段の倍以上は食べたと思う。

posted by やまかます at 21:10| 樹木

2021年07月03日

出水市のオオアブラギリとオオキンカメムシ

鹿児島県 出水市

「出水市ツル博物館クレインパークいずみ」で本日から7月25日まで開催されている、田中博さんのトンボ写真展『水辺の詩』に出掛けた。うちからの所要時間は約2時間。
出水市は初めてだし、今日は田中さんの講演もあったので是非にと予約をいれていた。
午後1時から1時間の講演後、観察会だったが、このときまで降っていた雨がピタリと止んでいた。
どうやら、田中さんはとびっきりの「晴れ男」らしい。

午前中、出水市に入ってすぐ山中の道路沿いに、オオアブラギリが生えているのが目に入った。ちょうど結実している。アブラギリとは一目で雰囲気が違うことに気付いた。葉の付け根(葉身基部)の腺に柄がないので、やはりこれはオオアブラギリだろう。
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これなら必ずいるはず、とさっそく梢を眺めていると、果実で吸汁するオオキンカメムシのメスがいた。
ほかにも3頭いたが、すべてメスだった。
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宮崎のフィールドでの産卵期は7月後半だけど、今年は少し早いのかもしれない。
メスたちは、産卵のためにここのオオアブラギリにやって来たことは間違いない。おそらく交尾はもう終えているのだろう。
オオアブラギリが並んでいる辺りは照葉樹の森に囲まれており、アカショウビンのさえずりや、アオゲラのドラミングの音色が心地良かった。
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道路沿いに並んで生えていた、オオアブラギリ。

posted by やまかます at 17:50|

2021年07月02日

でっかいよ!

三股町

「わあ〜!!ものすごくデッカい、ガガンボが交尾しているよ!」
と、勝手口から嫁さんの大きな声。
どうやら私がすっ飛んでくるものとの期待感がこもっていた。
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「ああ、それはもう撮影したよ。ミカドガガンボ、だよ」と返す。

最初は菜園の中にいたけれどわざと飛び立たせてみたら、家壁に落ち着いたのであった。
かなり神経質で人が近寄る気配には敏感。飛び立つ前にオスの顔をアップで。
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今朝は近所の林縁でもミカドガガンボの交尾カップルを見ている。こちらは近寄る間もな無く、杉林の高所へと飛び去ってしまった。ミカドガガンボの幼虫はやはりデッカいんだろう。一度は見てみたいものだ。蛹も。

クロガネモチの幹には、ミヤマカミキリのメス。
樹液レストランの常連客だ。しかし、ここ数年たくさんの昆虫で賑わう樹液レストランをあんまし見かけなくなった。
互いにぶつかり合う、あのガサゴソという音も随分と前から聴いていない。
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草はらではベッコウハゴロモが羽化の最盛期のようだ。
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羽化殻のすぐ横に新成虫が並んでいる姿が、そこかしこにある。これなら、羽化シーンの撮影もできるかもしれない。
翅を伸ばすところを見ておきたくなった。あいにく明日からは雨になりそうだ。




posted by やまかます at 16:59| アブ・ハエ

2021年07月01日

ギンシャチホコの明日とは?

三股町

コナラで6齢となったギンシャチホコ幼虫。食べては休む、これの繰り返しが彼らの日課である。
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ところが、この幼虫の胸部に何やら怪しい物体が取り憑いていた。
拡大して切り抜いてみた。
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おそらく、この黒い物体は寄生バチ類の卵ではないだろうか?
取り除いてやりたい気持ちもあるが、ここは静観するしかない。せめてこの卵を産むその瞬間を見ておきたかった、とは思う。

午後4時過ぎ、さて草刈り作業をしようと玄関を出たら、足下にミナミマエグロハネナガウンカがいた。
「なんで、ここに?」
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posted by やまかます at 17:58|