三股町
敷地西向きの斜面草地に、キスジホソマダラがいた、羽化してまだ日が浅いのだろう。
先日、載せたヤホシホソマダラと同じく、幼虫はササ食いである。うちの周辺では両種が同所的に棲んでいる。
ササをトコトコ登っていた、テントウゴミムシダマシ。
小さい上に頭部や脚は体の下に隠れており、虫らしく見えるのはわずかにはみ出た、触角だけ。しかし、警戒するとこの触角も隠してしまい、まさに団子状態になる。そうなるとカイガラムシにも見えないことはない。
一旦、警戒すると貝殻状態がしばらく続く。
クヌギやコナラでは、多数のヒメクロオトシブミが雨上がりの中静かに休んでいる。
2021年04月30日
草はらのおしゃれmoth
posted by やまかます at 06:15| ガ
2021年04月28日
ホタルみたい、ナガハナノミ科のヒゴヒゲナガハナノミ
三股町
林の日陰では、ハナミョウガの蕾が目立ってきた。
一つだけ開花していた。
うちの林のエゴノキは花盛りを過ぎ、地面は落ちた花弁で白くなっている。昨年よりか花数はかなり少ない。
ちょうど今頃は出ているだろうと、林縁の木々を仰いでみると、いました。ゲンジボタルのオス。
すぐ近くにはホタルによく似た姿の、ヒゴヒゲナガハナノミのメスもいた。本種は九州特産のようだ。
オスはこちら。触角がくし状になっている。交尾カップルもいたけど撮り逃してしまった。
メダケの葉先では、タケトゲハムシが産卵中。写真は、葉内に卵を産み込んでからお尻を引き上げているところ。
通常、3〜5個を並べて産むけれど、このメスは1個産むと去ってしまった。葉に埋め込まれたクリーム色の卵が見える。
卵がうっかり外に飛び出さないための安全策なのか?卵にはたっぷり粘液を塗っている。メスがお尻を上げるとき、その粘液が飴細工のように伸びて残る。
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350×2
林の日陰では、ハナミョウガの蕾が目立ってきた。
一つだけ開花していた。
うちの林のエゴノキは花盛りを過ぎ、地面は落ちた花弁で白くなっている。昨年よりか花数はかなり少ない。
ちょうど今頃は出ているだろうと、林縁の木々を仰いでみると、いました。ゲンジボタルのオス。
すぐ近くにはホタルによく似た姿の、ヒゴヒゲナガハナノミのメスもいた。本種は九州特産のようだ。
オスはこちら。触角がくし状になっている。交尾カップルもいたけど撮り逃してしまった。
メダケの葉先では、タケトゲハムシが産卵中。写真は、葉内に卵を産み込んでからお尻を引き上げているところ。
通常、3〜5個を並べて産むけれど、このメスは1個産むと去ってしまった。葉に埋め込まれたクリーム色の卵が見える。
卵がうっかり外に飛び出さないための安全策なのか?卵にはたっぷり粘液を塗っている。メスがお尻を上げるとき、その粘液が飴細工のように伸びて残る。
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350×2
posted by やまかます at 17:15| コウチュウ
2021年04月27日
ササ食
三股町
畦道のササについていた、ヤホシホソマダラの幼虫。
本種は明るい草地環境にいてよく見かけるけれど、かといって多く見つかることはない。まあ特に探したことはないのだけど、やたらと見つかる幼虫ではないだろう。
一昨日、25日の午後7時49分頃、湧水に設置してあるロボットカメラに、飼い猫が写っていた。ネコの登場は今回が初めて。
数カット写っており、好奇心旺盛。「コレ、ニャンダあ?」とばかりレンズを覗き込んでいる。
立ち去り際、尻尾でご挨拶。「バイにゃら!」
ロボットカメラの後ろに、鳥の羽毛が散らばっており、猫はどうやら何者かの餌食になった鳥の死骸の臭いにつられてやってきたようだ。このところ、湧水は枯れたような状況になっており、訪れるお客さんはいない。
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
EOS kiss X7
EF15mm F2.8フィッシュアイ
畦道のササについていた、ヤホシホソマダラの幼虫。
本種は明るい草地環境にいてよく見かけるけれど、かといって多く見つかることはない。まあ特に探したことはないのだけど、やたらと見つかる幼虫ではないだろう。
一昨日、25日の午後7時49分頃、湧水に設置してあるロボットカメラに、飼い猫が写っていた。ネコの登場は今回が初めて。
数カット写っており、好奇心旺盛。「コレ、ニャンダあ?」とばかりレンズを覗き込んでいる。
立ち去り際、尻尾でご挨拶。「バイにゃら!」
ロボットカメラの後ろに、鳥の羽毛が散らばっており、猫はどうやら何者かの餌食になった鳥の死骸の臭いにつられてやってきたようだ。このところ、湧水は枯れたような状況になっており、訪れるお客さんはいない。
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
EOS kiss X7
EF15mm F2.8フィッシュアイ
posted by やまかます at 19:30| ガ
2021年04月26日
ハムシ2種
三股町
カナムグラ
キボシルリハムシ、只今、卵に糞の塗りつけ作業中。
アカガネサルハムシ、今春、3頭目。
外は晴れて絶好の撮影日和ではあったけど、朝一番に少し撮影しただけで、あとはずっと室内のスタジオにこもって撮影待機。室内撮影はできるだけやりたくないが、昆虫の生態の一部始終を捉えるには、屋内撮影も致し方が無い。
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
カナムグラ
キボシルリハムシ、只今、卵に糞の塗りつけ作業中。
アカガネサルハムシ、今春、3頭目。
外は晴れて絶好の撮影日和ではあったけど、朝一番に少し撮影しただけで、あとはずっと室内のスタジオにこもって撮影待機。室内撮影はできるだけやりたくないが、昆虫の生態の一部始終を捉えるには、屋内撮影も致し方が無い。
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 18:20| コウチュウ
2021年04月25日
草地のコンビとは?
三股町
朝一番、肩慣らしの撮影を。
どうやらナワバリ争いなのか、コゲラ3羽が入り乱れて大騒ぎしていた。
スズメ夫婦は、ただいま子育て奮闘中。
重いのは重いけど、100-400mm望遠ズームレンズとの組み合わせでは、ホールディングが安定していることと、何と言ってもファインダー像が大きく、視認性に優れているのが、OLYMPUSのカメラ、E-M1Xだ。
野鳥撮影は、昆虫撮影とはカメラの使い方もかなり違うので、機会を見つけては練習をしておく。
テントウムシの撮影の仕事をしているので、庭でエサとなるアブラムシを探していたら、ギンイチモンジセセリがいて、
そのすぐ近くのカラスノエンドウでは、花を食べているフチグロトゲエダシャクの幼虫がいた。随分大きく育っている、もう終齢だろう。
このレピ2種は、同じ草原環境で必ずセットで見つかる。うちの土地はそうした草原環境の片隅に位置しているのだろう。
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
朝一番、肩慣らしの撮影を。
どうやらナワバリ争いなのか、コゲラ3羽が入り乱れて大騒ぎしていた。
スズメ夫婦は、ただいま子育て奮闘中。
重いのは重いけど、100-400mm望遠ズームレンズとの組み合わせでは、ホールディングが安定していることと、何と言ってもファインダー像が大きく、視認性に優れているのが、OLYMPUSのカメラ、E-M1Xだ。
野鳥撮影は、昆虫撮影とはカメラの使い方もかなり違うので、機会を見つけては練習をしておく。
テントウムシの撮影の仕事をしているので、庭でエサとなるアブラムシを探していたら、ギンイチモンジセセリがいて、
そのすぐ近くのカラスノエンドウでは、花を食べているフチグロトゲエダシャクの幼虫がいた。随分大きく育っている、もう終齢だろう。
このレピ2種は、同じ草原環境で必ずセットで見つかる。うちの土地はそうした草原環境の片隅に位置しているのだろう。
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 18:13| レピ
2021年04月24日
曇り時々、雨、晴れ間少し
都城市
照葉樹林の若葉や花が色鮮やかに山肌を染めている。
数年前に、メダカがいるかもと隣町のせせらぎに出掛けたことを思い出し、そこへ出向いてみた。せせらぎの水量は少なく、群れ泳ぐ魚の姿はまったく無かった。せせらぎから急斜面を登ると山肌を望ことができる。この山は標高335mほどで、五万分の一地形図では地名が「城山」となっている。
以前この城山を目指して林道を入ってみたことがあるが、なんと山の反対側は全部!!杉植林だった。
三股町
林に降りて撮影の準備をしていると、目の前にアサギマダラがいた。
移動途中なんだろうか、一頭だけしか見当たらない。
庭のナツフジには、シロコブゾウムシが次々と集まって来ている。不用意に手を出すと、脚を縮めてコロリと地面に落ちてしまう。コロリ虫。
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
照葉樹林の若葉や花が色鮮やかに山肌を染めている。
数年前に、メダカがいるかもと隣町のせせらぎに出掛けたことを思い出し、そこへ出向いてみた。せせらぎの水量は少なく、群れ泳ぐ魚の姿はまったく無かった。せせらぎから急斜面を登ると山肌を望ことができる。この山は標高335mほどで、五万分の一地形図では地名が「城山」となっている。
以前この城山を目指して林道を入ってみたことがあるが、なんと山の反対側は全部!!杉植林だった。
三股町
林に降りて撮影の準備をしていると、目の前にアサギマダラがいた。
移動途中なんだろうか、一頭だけしか見当たらない。
庭のナツフジには、シロコブゾウムシが次々と集まって来ている。不用意に手を出すと、脚を縮めてコロリと地面に落ちてしまう。コロリ虫。
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 18:18| チョウ
2021年04月23日
蛇の目
三股町
アカメガシワの樹液に来ていた、コジャノメ。
ヨツボシケシキスイなど、小さな甲虫類の姿もあった。
探せばあるのかもしれないが、コジャノメが食事しているシーンを撮影した記憶がない。多分、撮ってないとは思うが、撮ったそばから忘れてしまい、過去の写真データを見て自分で驚くことも多い。フィルム時代にはこんなことは決して無かったのだけど、、、。
クロヒカゲの姿も見るようになった。
後ろ翅に少し羽化不全だったか、皺が見える。
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
アカメガシワの樹液に来ていた、コジャノメ。
ヨツボシケシキスイなど、小さな甲虫類の姿もあった。
探せばあるのかもしれないが、コジャノメが食事しているシーンを撮影した記憶がない。多分、撮ってないとは思うが、撮ったそばから忘れてしまい、過去の写真データを見て自分で驚くことも多い。フィルム時代にはこんなことは決して無かったのだけど、、、。
クロヒカゲの姿も見るようになった。
後ろ翅に少し羽化不全だったか、皺が見える。
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
posted by やまかます at 19:42| チョウ
2021年04月22日
空を仰げば
三股町
午前6時
このところ、朝一番は多少冷えるが、今朝は少し温かく、パーカーを羽織ることもなかった。
窓の外にはくっきり、霧島山。雲が多いけど日が高くなるにつれ青空が広がった。日中は昨日に引き続き、28℃の夏日。久しぶりに車のエアコンを入れた。
庭のノイバラはもうすっかり、花が終わってしまった。バラハタマバチのメスが飛んでいる姿をチラリと見たけれどすぐに見失った。どこかで産卵していないかと覗き込んでいると、葉っぱの先端で体を宙に乗り出した、ワカバグモのオスがいた。
まるで糸を張っているようにも見える。けれど、脚3本で体を支え、他の脚はおそらく獲物を捕らえるために総動員しているようだ。それとも、バルーニングに備えて風待ちだろうか? ずっと観ていたいけど、そうもいかない。
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
GODOX TT350
午前6時
このところ、朝一番は多少冷えるが、今朝は少し温かく、パーカーを羽織ることもなかった。
窓の外にはくっきり、霧島山。雲が多いけど日が高くなるにつれ青空が広がった。日中は昨日に引き続き、28℃の夏日。久しぶりに車のエアコンを入れた。
庭のノイバラはもうすっかり、花が終わってしまった。バラハタマバチのメスが飛んでいる姿をチラリと見たけれどすぐに見失った。どこかで産卵していないかと覗き込んでいると、葉っぱの先端で体を宙に乗り出した、ワカバグモのオスがいた。
まるで糸を張っているようにも見える。けれど、脚3本で体を支え、他の脚はおそらく獲物を捕らえるために総動員しているようだ。それとも、バルーニングに備えて風待ちだろうか? ずっと観ていたいけど、そうもいかない。
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
GODOX TT350
posted by やまかます at 21:15| クモ
2021年04月21日
指に残った、しわざ
三股町
日中の外気温は、28℃。湿度が10%以下なので汗は出ないけど、肌がヒリヒリして暑さが堪える、そんな一日だった。
予備観察やら、撮影でウロウロ徘徊していたら、かなりの距離を歩いていた。これで湿度が高ければ、完全にバテていただろう。
さて、、、、
少し前のことだが、仕事部屋のすぐ外に置いてあった植木鉢を整理していたら、鉢の下にクビボソゴミムシと一緒にミイデラゴミムシがいた。しかも、2頭。
大きさが違うこと、紋様も違うことから、これは雌雄だろうか!?と、一度は期待したのだけど、その後、この2頭の間に配偶行動は一切見られない。やはり、同性なのだろうか?単に個体変異なのか?
それはともかく、ケースに回収しようと摘んだら、一撃を喰らってしまった。もちろん覚悟の上だったけど、指には茶色のシミが残った。ちなみに、アカスジキンカメムシの臭い噴射を浴びても、これと同じシミが残る。
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
日中の外気温は、28℃。湿度が10%以下なので汗は出ないけど、肌がヒリヒリして暑さが堪える、そんな一日だった。
予備観察やら、撮影でウロウロ徘徊していたら、かなりの距離を歩いていた。これで湿度が高ければ、完全にバテていただろう。
さて、、、、
少し前のことだが、仕事部屋のすぐ外に置いてあった植木鉢を整理していたら、鉢の下にクビボソゴミムシと一緒にミイデラゴミムシがいた。しかも、2頭。
大きさが違うこと、紋様も違うことから、これは雌雄だろうか!?と、一度は期待したのだけど、その後、この2頭の間に配偶行動は一切見られない。やはり、同性なのだろうか?単に個体変異なのか?
それはともかく、ケースに回収しようと摘んだら、一撃を喰らってしまった。もちろん覚悟の上だったけど、指には茶色のシミが残った。ちなみに、アカスジキンカメムシの臭い噴射を浴びても、これと同じシミが残る。
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 19:52| しわざ
2021年04月20日
結婚飛行
三股町
日中、ブラインドに入るとまるで蒸し風呂のような暑さ。ブラインド内が明るくなるので良くはないけど、背面を開け放して少しは涼しくなった。ともかく、日中の気温は23℃くらいまで上がったようだ。
そのせいだろうか、うちの林内ではもう、クロオオアリの女王アリが佇んでいた。ウバユリの大きな葉上だったので、余計に目立っていた。
路上に降りてしきりと獣毛を集めていた、ヤマガラ。
ヤマガラが去ってから駆け寄ってみると、獣毛はおそらくノウサギのものとわかった。それならと周辺を探してみたけど、死骸の断片も何も見つからなかった。猛禽類に捕食され、そのわずかな残骸だったのかもしれない。
止まり場に戻って来た、ハラビロトンボのオス。空中に舞い上がっては小さな昆虫を捕食していた。
OM-D E-M1X
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
日中、ブラインドに入るとまるで蒸し風呂のような暑さ。ブラインド内が明るくなるので良くはないけど、背面を開け放して少しは涼しくなった。ともかく、日中の気温は23℃くらいまで上がったようだ。
そのせいだろうか、うちの林内ではもう、クロオオアリの女王アリが佇んでいた。ウバユリの大きな葉上だったので、余計に目立っていた。
路上に降りてしきりと獣毛を集めていた、ヤマガラ。
ヤマガラが去ってから駆け寄ってみると、獣毛はおそらくノウサギのものとわかった。それならと周辺を探してみたけど、死骸の断片も何も見つからなかった。猛禽類に捕食され、そのわずかな残骸だったのかもしれない。
止まり場に戻って来た、ハラビロトンボのオス。空中に舞い上がっては小さな昆虫を捕食していた。
OM-D E-M1X
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
posted by やまかます at 18:37| ハチ・アリ
2021年04月19日
緑のレフ板
三股町
ササの若葉に包まるように潜んでいた、アカガネサルハムシ。
一瞬、和名が思い出せなかったが、久しく見ていない虫である。普通種ではあるがうちの近辺では特に少ない。
昔、岡山県のあるフィールドで本種がたくさんいたことや、大分県の知り合いの方の庭木(イスノキ)にもたくさんいたのを思い出した。岡山県にも大分県にも、また行ってみたい。
ヤマグワ(クワ?)では、ヒメツノカメムシ♀が抱卵していた。
背中には寄生バエの卵が産み付けられていた。これはよく見る光景だ。このあと、メス親はどうなるだろう?
子供達の巣立ちを見送ることができるだろうか?
都城市
ハンノキに残っているコミミズクは、メス2頭になって久しい。オス達は交尾が終わると次々と姿を消した。
さて、このメス達はどこで産卵するだろうか?
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
ササの若葉に包まるように潜んでいた、アカガネサルハムシ。
一瞬、和名が思い出せなかったが、久しく見ていない虫である。普通種ではあるがうちの近辺では特に少ない。
昔、岡山県のあるフィールドで本種がたくさんいたことや、大分県の知り合いの方の庭木(イスノキ)にもたくさんいたのを思い出した。岡山県にも大分県にも、また行ってみたい。
ヤマグワ(クワ?)では、ヒメツノカメムシ♀が抱卵していた。
背中には寄生バエの卵が産み付けられていた。これはよく見る光景だ。このあと、メス親はどうなるだろう?
子供達の巣立ちを見送ることができるだろうか?
都城市
ハンノキに残っているコミミズクは、メス2頭になって久しい。オス達は交尾が終わると次々と姿を消した。
さて、このメス達はどこで産卵するだろうか?
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 18:22| カメムシ
2021年04月18日
北風の落とし物
都城市
朝から北風が強く、陽射しはあっても体感気温は低め。
ハンノキについているコミミズク♀の観察に出向いた公園では、エゴノキがすでに満開となっていた。
シダレヤナギは風で大きく揺れてい、折れた枝が遊歩道のあちこちに落っこちていた。
これは何かあるに違いない。そう思うのは以前、強風の後でウチスズメやコムラサキの幼虫を拾った経験があるからだ。
膝まづいて落ち枝を覗き込んでみれば、予想は的中!
シダレヤナギの葉裏に、ミミズク幼虫が貼りついていた。4齢であろう。
おそらく、根本か樹幹で越冬していた幼虫は、この時期になって葉っぱへと上がっていたのだろう。
ところが、強風のせいで枝ごと落ちてしまったのだ。幼虫が歩いて移動するにしてもかなりの長旅を強いられることになる。その間に命を落とすことも十分あり得る。落ち枝を遊歩道から撤去する前にミミズク幼虫を回収しておいた。
ミミズクは普通種ではあるけれど、探して見つかる虫ではない。これまでの出会いは全て偶然であり、しかも必ず単発。2頭以上、次々と見つかったよ!という経験はない。そんなことがあったら、嬉しくて嬉しくて、夜も眠れないだろう。
三股町
昨日、見つけたワクドツキジグモはその後、パッタリ姿を消してしまい、周辺をしつこく探し回ったけれど見つけることはできなかった。探索を諦めて引き上げる間際、ナルコユリを覗き込んでみれば、ヒゲナガクロハバチが産卵中だった。
茎の表皮下に産み込まれた卵のシルエットが、今日は透けてよく見える。
※ナルコユリが食草である事、幼虫の形態などから、本種をヒゲナガクロハバチとした。
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
朝から北風が強く、陽射しはあっても体感気温は低め。
ハンノキについているコミミズク♀の観察に出向いた公園では、エゴノキがすでに満開となっていた。
シダレヤナギは風で大きく揺れてい、折れた枝が遊歩道のあちこちに落っこちていた。
これは何かあるに違いない。そう思うのは以前、強風の後でウチスズメやコムラサキの幼虫を拾った経験があるからだ。
膝まづいて落ち枝を覗き込んでみれば、予想は的中!
シダレヤナギの葉裏に、ミミズク幼虫が貼りついていた。4齢であろう。
おそらく、根本か樹幹で越冬していた幼虫は、この時期になって葉っぱへと上がっていたのだろう。
ところが、強風のせいで枝ごと落ちてしまったのだ。幼虫が歩いて移動するにしてもかなりの長旅を強いられることになる。その間に命を落とすことも十分あり得る。落ち枝を遊歩道から撤去する前にミミズク幼虫を回収しておいた。
ミミズクは普通種ではあるけれど、探して見つかる虫ではない。これまでの出会いは全て偶然であり、しかも必ず単発。2頭以上、次々と見つかったよ!という経験はない。そんなことがあったら、嬉しくて嬉しくて、夜も眠れないだろう。
三股町
昨日、見つけたワクドツキジグモはその後、パッタリ姿を消してしまい、周辺をしつこく探し回ったけれど見つけることはできなかった。探索を諦めて引き上げる間際、ナルコユリを覗き込んでみれば、ヒゲナガクロハバチが産卵中だった。
茎の表皮下に産み込まれた卵のシルエットが、今日は透けてよく見える。
※ナルコユリが食草である事、幼虫の形態などから、本種をヒゲナガクロハバチとした。
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 18:21| カメムシ
2021年04月17日
わが家の林にいた、ワクドツキジグモ
三股町
自宅周辺の農地が大規模な整備計画の対象となっている。計画では数年後には細かく分かれている農地をできるだけ統合して、段々になっているところも平坦にするそうだ。昨年のうちに測量は終わっており、境界線上には目印の杭や鋲が打たれている。我が家の土地も農地に接していることから、境界線確認の書類を認証するため公民館に出向いた。地権者が大勢のため、この認証作業や統合のやり方などの事前の取りまとめなどに時間を要するため、実際に農地整備の作業が始まるのはまだまだ先になりそうだ。
公民館からうちに戻った、午後2時頃から晴れ間が出てきた。寒かった午前中とは打って変わって、気温もグンと上がった。先日からハバチの観察をしているナルコユリを見るため林に降りてみると、なにやら気になる小さな物体が空中で揺れていた。7ミリ程度だろうか。いや最初はてっきり、枯葉の切れ端か何かだろうと思った。でも、気になる。
そっと屈んで見つめてみれば、おお〜! ワクドツキジグモ、ではないか!
しかも脚を動かしている。何をしているのだろう?
よくよくさらに目を近づけてみると、どうやら張っていた網糸を手繰り集めているようだ。で、それを食べてもいる!
クモ図鑑によると、本種は扇形水平網を張るそうだ。なるほど、逆さになっている姿勢と糸の張り方はそれを物語っている。しばらくすると、店じまいを終えた主人のように、葉っぱの先端でジッと鎮座してしまった。
ワクドツキジグモがいたのは、マムシグサの葉上で地面からは30センチほどの低い位置。こんな低い場所にも網を張るようだ。
ワクドツキジグモは宮崎県内には広く分布しているようだが、私がこれまで見たことがある場所は山地だった。しかもいづれも真冬のことで、当然、ワクドツキジグモはジッと鎮座しているだけだった。
しかし、うちの林にいたこと、そしてこの時期だからこそ水平網を張るなど活動する姿を観察できそうだ。
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
GODOX TT350
自宅周辺の農地が大規模な整備計画の対象となっている。計画では数年後には細かく分かれている農地をできるだけ統合して、段々になっているところも平坦にするそうだ。昨年のうちに測量は終わっており、境界線上には目印の杭や鋲が打たれている。我が家の土地も農地に接していることから、境界線確認の書類を認証するため公民館に出向いた。地権者が大勢のため、この認証作業や統合のやり方などの事前の取りまとめなどに時間を要するため、実際に農地整備の作業が始まるのはまだまだ先になりそうだ。
公民館からうちに戻った、午後2時頃から晴れ間が出てきた。寒かった午前中とは打って変わって、気温もグンと上がった。先日からハバチの観察をしているナルコユリを見るため林に降りてみると、なにやら気になる小さな物体が空中で揺れていた。7ミリ程度だろうか。いや最初はてっきり、枯葉の切れ端か何かだろうと思った。でも、気になる。
そっと屈んで見つめてみれば、おお〜! ワクドツキジグモ、ではないか!
しかも脚を動かしている。何をしているのだろう?
よくよくさらに目を近づけてみると、どうやら張っていた網糸を手繰り集めているようだ。で、それを食べてもいる!
クモ図鑑によると、本種は扇形水平網を張るそうだ。なるほど、逆さになっている姿勢と糸の張り方はそれを物語っている。しばらくすると、店じまいを終えた主人のように、葉っぱの先端でジッと鎮座してしまった。
ワクドツキジグモがいたのは、マムシグサの葉上で地面からは30センチほどの低い位置。こんな低い場所にも網を張るようだ。
ワクドツキジグモは宮崎県内には広く分布しているようだが、私がこれまで見たことがある場所は山地だった。しかもいづれも真冬のことで、当然、ワクドツキジグモはジッと鎮座しているだけだった。
しかし、うちの林にいたこと、そしてこの時期だからこそ水平網を張るなど活動する姿を観察できそうだ。
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
GODOX TT350
posted by やまかます at 18:20| クモ
2021年04月16日
クマイチゴにしわざ、と イチイガシ
三股町
クマイチゴの若葉には、かじられた食べ痕が多い。
今が最盛期だろうか、たくさんのシロオビナカボソタマムシが葉っぱにとりつき、食事をしている。
体色は様々で、赤味がかった個体もいる。
朝一番、雨が降り出す前にと、近くの公民館にあるゴミ集積場に歩いて行った。ゴミ出しは量が多い時や雨が激しい時、時間がない時以外では、散歩がてら歩いて行く。片道、普通に歩けば7分。観察しながらの牛歩になると、たっぷり2、30分、ということもある。
帰りは谷津田の周回農道を反時計回りで。我が家の林で一番大きなイチイガシの、そのすぐ右下に、2ヶ月前から設置してある野鳥撮影用のブラインドが見える。
ブラインドは高さ1mちょいだから、イチイガシの大きさがわかるかと思う。
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
クマイチゴの若葉には、かじられた食べ痕が多い。
今が最盛期だろうか、たくさんのシロオビナカボソタマムシが葉っぱにとりつき、食事をしている。
体色は様々で、赤味がかった個体もいる。
朝一番、雨が降り出す前にと、近くの公民館にあるゴミ集積場に歩いて行った。ゴミ出しは量が多い時や雨が激しい時、時間がない時以外では、散歩がてら歩いて行く。片道、普通に歩けば7分。観察しながらの牛歩になると、たっぷり2、30分、ということもある。
帰りは谷津田の周回農道を反時計回りで。我が家の林で一番大きなイチイガシの、そのすぐ右下に、2ヶ月前から設置してある野鳥撮影用のブラインドが見える。
ブラインドは高さ1mちょいだから、イチイガシの大きさがわかるかと思う。
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 19:22| コウチュウ
2021年04月15日
赤バチ
三股町
庭にいたのは、キイロスズメバチの女王。地元では「赤バチ」とも呼ばれる。
越冬から目覚めて、これから単独で巣作り、子育て、と忙しい日々を送ることだろう。
昨日、ナルコユリに産卵していたハバチの一種だが、今日もメスがいて、オスは3頭に増えていた。
オスがいると交尾したり、追いかけられたりで、メスは産卵どころではないようだった。
産卵箇所をよ〜く見ると、茎の表皮を透かして並んだ卵の輪郭が僅かに見える。
えいや!と爪で摘んで剥がしてみたら、一個だけ卵が現れた。他の卵は表皮について剥がれたようだ。
ハルジョオンではアオスジアゲハのメスが盛んに吸蜜。今春はアオスジアゲハをよく見る。
OM-D E-M1 MarkU
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
庭にいたのは、キイロスズメバチの女王。地元では「赤バチ」とも呼ばれる。
越冬から目覚めて、これから単独で巣作り、子育て、と忙しい日々を送ることだろう。
昨日、ナルコユリに産卵していたハバチの一種だが、今日もメスがいて、オスは3頭に増えていた。
オスがいると交尾したり、追いかけられたりで、メスは産卵どころではないようだった。
産卵箇所をよ〜く見ると、茎の表皮を透かして並んだ卵の輪郭が僅かに見える。
えいや!と爪で摘んで剥がしてみたら、一個だけ卵が現れた。他の卵は表皮について剥がれたようだ。
ハルジョオンではアオスジアゲハのメスが盛んに吸蜜。今春はアオスジアゲハをよく見る。
OM-D E-M1 MarkU
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 19:21| ハチ・アリ
2021年04月14日
ナルコユリとハバチ
三股町
午前9時半
まだ蕾のナルコユリ。
葉上には真っ黒なヒゲナガクロハバチがいた。あとでわかったのだがオスである。
お尻を上げた格好でじっとしている。何をしているのだろう?
ふと目線を下げてみれば、茎ではメスが産卵中だった。産み込まれているだろう卵は、見えそうで見えない。
2時間後、再び覗いてみれば、おそらく先のオスとメスが交尾中だった。
ということは、メスは産卵を一旦中断してのことだろう。ならば、本種は多回交尾をするということだろう。
さらに4時間後、メスは少し下がった位置で産卵を再開していた。
ヒゲナガクロハバチは、去年の5月に観察した幼虫と同種であろう。
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
午前9時半
まだ蕾のナルコユリ。
葉上には真っ黒なヒゲナガクロハバチがいた。あとでわかったのだがオスである。
お尻を上げた格好でじっとしている。何をしているのだろう?
ふと目線を下げてみれば、茎ではメスが産卵中だった。産み込まれているだろう卵は、見えそうで見えない。
2時間後、再び覗いてみれば、おそらく先のオスとメスが交尾中だった。
ということは、メスは産卵を一旦中断してのことだろう。ならば、本種は多回交尾をするということだろう。
さらに4時間後、メスは少し下がった位置で産卵を再開していた。
ヒゲナガクロハバチは、去年の5月に観察した幼虫と同種であろう。
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
posted by やまかます at 17:48| ハチ・アリ
2021年04月13日
羽アリ
三股町
昨夜から降り出した雨は昼過ぎまで。気温はさほど上がらなかったが湿度が高め。
雨量はかなりあったようで、庭や林に埋め込んである人工池は、どれも満杯になっていた。
仕事部屋のすぐ外ではツツジが満開。ジャコウアゲハ♀、モンキアゲハ、カラスアゲハ、が来ていた。外に持ち出したカメラレンズの前玉がすぐに結露してしまった。
隣の果樹園の中に一本のオガタマノキがある。古い葉っぱが黄色く染まっており、これから更新が進むのだろう。
かなりの大木ゆえ、樹下に立っても花を鑑賞することは叶わない。手に届く枝葉もないので、観察には向いていない。
けれど、どうやらここにオガタマノキがあるためか、ミカドアゲハが時折、我が家の庭にも飛来することがある。
雨がすっかり止んだ、午後3時半。林のちょうど真ん中に転がっているクヌギ朽木に、無数の羽アリが群れていた。
ヤマトシロアリだろうか。
高台に上り詰めると、しきりに翅を震わせてから飛び立っていく。けれど、飛び方はあまり上手とは言えない個体も多く、すぐ横向きに姿勢が乱れて落下するものもいた。これぞという個体に狙いをつけても、なかなか飛び立たない。数は多いのに上手く撮影できないまま、10分そこそこで羽アリの姿はほとんど消えてしまった。
EOS-5D MarkV
EF24mm F2.8 IS USM 270EXU
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
昨夜から降り出した雨は昼過ぎまで。気温はさほど上がらなかったが湿度が高め。
雨量はかなりあったようで、庭や林に埋め込んである人工池は、どれも満杯になっていた。
仕事部屋のすぐ外ではツツジが満開。ジャコウアゲハ♀、モンキアゲハ、カラスアゲハ、が来ていた。外に持ち出したカメラレンズの前玉がすぐに結露してしまった。
隣の果樹園の中に一本のオガタマノキがある。古い葉っぱが黄色く染まっており、これから更新が進むのだろう。
かなりの大木ゆえ、樹下に立っても花を鑑賞することは叶わない。手に届く枝葉もないので、観察には向いていない。
けれど、どうやらここにオガタマノキがあるためか、ミカドアゲハが時折、我が家の庭にも飛来することがある。
雨がすっかり止んだ、午後3時半。林のちょうど真ん中に転がっているクヌギ朽木に、無数の羽アリが群れていた。
ヤマトシロアリだろうか。
高台に上り詰めると、しきりに翅を震わせてから飛び立っていく。けれど、飛び方はあまり上手とは言えない個体も多く、すぐ横向きに姿勢が乱れて落下するものもいた。これぞという個体に狙いをつけても、なかなか飛び立たない。数は多いのに上手く撮影できないまま、10分そこそこで羽アリの姿はほとんど消えてしまった。
EOS-5D MarkV
EF24mm F2.8 IS USM 270EXU
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
posted by やまかます at 19:44| シロアリ
2021年04月12日
ずっとそこに留まる理由はなんだろう?
三股町
朝から断続的に小雨が降り続く一日。時折、雲間から薄日が射したりもした。
一昨日の朝に見つけたのは、外灯に飛来して居残っていたナンカイキイロエダシャクのメス。
イチイガシの若葉に誘導しておいたのだが、そのメスが昨日の夕方になってもそのまま残っていた。つまり丸二日間、じっと静止していたわけで、気になって夜、午後9時頃に確認するとまだいた。
ただし、屋根型に畳んでいた両翅を立てており、今にも飛び立つのでは無いか、あるいは何かの行動に移る、という姿勢に見えた。翅を小刻みに動かしたりはしていないので、この姿勢の意味がよくわからない。透けた翅の色合いなどは、オオミズアオを思わせる。
もしかして、コーリング?オスを待っているのだろうか?いや、もしすでに交尾済みだとすれば、次にとる行動とはなんだろう?
今朝になってもまだ同じ場所に留まっていた。今度はまた翅を屋根型に畳んでいる。どうみても休止姿勢だろう。
昨夜、外灯に飛来していたのは、ソトシロオビエダシャクのメス。近寄ってそっと息を吹きかけると、フワリと舞い上がって樹幹に着地した。
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
GODOX TT350 XPro O
朝から断続的に小雨が降り続く一日。時折、雲間から薄日が射したりもした。
一昨日の朝に見つけたのは、外灯に飛来して居残っていたナンカイキイロエダシャクのメス。
イチイガシの若葉に誘導しておいたのだが、そのメスが昨日の夕方になってもそのまま残っていた。つまり丸二日間、じっと静止していたわけで、気になって夜、午後9時頃に確認するとまだいた。
ただし、屋根型に畳んでいた両翅を立てており、今にも飛び立つのでは無いか、あるいは何かの行動に移る、という姿勢に見えた。翅を小刻みに動かしたりはしていないので、この姿勢の意味がよくわからない。透けた翅の色合いなどは、オオミズアオを思わせる。
もしかして、コーリング?オスを待っているのだろうか?いや、もしすでに交尾済みだとすれば、次にとる行動とはなんだろう?
今朝になってもまだ同じ場所に留まっていた。今度はまた翅を屋根型に畳んでいる。どうみても休止姿勢だろう。
昨夜、外灯に飛来していたのは、ソトシロオビエダシャクのメス。近寄ってそっと息を吹きかけると、フワリと舞い上がって樹幹に着地した。
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
GODOX TT350 XPro O
posted by やまかます at 17:42| ガ
2021年04月11日
草刈り
三股町
今年に入って初めての草刈り作業をした。開始時刻は、午後4時過ぎ。
林は後回しで、まずは宅地周囲の通路(観察路)や菜園、花壇の周囲を念入りに行った。
スイバの花茎は大きくなった株では、私の顎あたりまで伸び上がっていた。刈り払いながら、こんなにまで高くなるんだと改めて感心した。
カラスノエンドウの群落を払っていて、慌てて草刈り機を止めた。ベニスズメだ。
今時の夜、どんな花を訪れているのだろう?
ノイバラ?ツツジ?、、、、、、、、、
何年か前にもほぼ同じ場所で、同じ時期に新成虫を見つけ、撮影したはずだ。
スズメガの幼虫は、すぐ近くにある花壇のホウセンカで育ったのだろう。一度種を蒔いたホウセンカは毎年、花を咲かせてくれる。
今年はどんな花色が並ぶだろうか。
EOS-5D MarkV
EF100mm F2.8Lマクロ IS USM スピードライト430EX III-RT
今年に入って初めての草刈り作業をした。開始時刻は、午後4時過ぎ。
林は後回しで、まずは宅地周囲の通路(観察路)や菜園、花壇の周囲を念入りに行った。
スイバの花茎は大きくなった株では、私の顎あたりまで伸び上がっていた。刈り払いながら、こんなにまで高くなるんだと改めて感心した。
カラスノエンドウの群落を払っていて、慌てて草刈り機を止めた。ベニスズメだ。
今時の夜、どんな花を訪れているのだろう?
ノイバラ?ツツジ?、、、、、、、、、
何年か前にもほぼ同じ場所で、同じ時期に新成虫を見つけ、撮影したはずだ。
スズメガの幼虫は、すぐ近くにある花壇のホウセンカで育ったのだろう。一度種を蒔いたホウセンカは毎年、花を咲かせてくれる。
今年はどんな花色が並ぶだろうか。
EOS-5D MarkV
EF100mm F2.8Lマクロ IS USM スピードライト430EX III-RT
posted by やまかます at 21:18| ガ
2021年04月10日
ナンカイキイロエダシャク
三股町
毎朝、仕事部屋に入ると、まずは扉を開けて外灯を見るのが習慣となっている。
今朝は、アオスジアオリンガの雰囲気を纏った、少し大きめの蛾がいた。はて?リンガ類にこんなのがいたっけ?
白幕に止まったままの姿を撮影してから、落ち葉の船に乗せてイチイガシの若葉にそっと移動させてみた。暴れることなく大人しい。
色合いと言い、質感と言い、イチイガシの若葉がいかにも似つかわしく思えたからだ。
実際こうした場所にとどまることがあるのかどうかはわからないから、これは意図的な演出であることをお断りしておきます。本種は、シャクガ科のナンカイキイロエダシャク。
顔が可愛いのと、あとあと同定のためにと思い、いろんな角度からも撮影しておいた。
同属で本種とよく似た、キイロエダシャクもいるが、それとの識別点として、前脚と中脚の特徴も決め手の一つになることがあとでわかった。キイロエダシャクの食樹はサクラだそうだが、ナンカイキイロエダシャクはアカメガシワとか数種の樹木が食樹らしく、飼育下ではサクラも食べるようだ。
それにしても、なんと艶やかな姿だろうか。しばらく離れがたくじっと眺めていた。写真の個体は触角の形状からメスとわかる。
EOS-5D MarkV
SIGMA50mmMacro 270EXU
毎朝、仕事部屋に入ると、まずは扉を開けて外灯を見るのが習慣となっている。
今朝は、アオスジアオリンガの雰囲気を纏った、少し大きめの蛾がいた。はて?リンガ類にこんなのがいたっけ?
白幕に止まったままの姿を撮影してから、落ち葉の船に乗せてイチイガシの若葉にそっと移動させてみた。暴れることなく大人しい。
色合いと言い、質感と言い、イチイガシの若葉がいかにも似つかわしく思えたからだ。
実際こうした場所にとどまることがあるのかどうかはわからないから、これは意図的な演出であることをお断りしておきます。本種は、シャクガ科のナンカイキイロエダシャク。
顔が可愛いのと、あとあと同定のためにと思い、いろんな角度からも撮影しておいた。
同属で本種とよく似た、キイロエダシャクもいるが、それとの識別点として、前脚と中脚の特徴も決め手の一つになることがあとでわかった。キイロエダシャクの食樹はサクラだそうだが、ナンカイキイロエダシャクはアカメガシワとか数種の樹木が食樹らしく、飼育下ではサクラも食べるようだ。
それにしても、なんと艶やかな姿だろうか。しばらく離れがたくじっと眺めていた。写真の個体は触角の形状からメスとわかる。
EOS-5D MarkV
SIGMA50mmMacro 270EXU
posted by やまかます at 14:38| ガ
2021年04月08日
サクラに、今ごろは、、、、
三股町
先日、スイバの茎で産卵していた、ベニシジミ♀。
すでに右下や左下に卵が計4個も、産み付けられている。根元に潜り込んで産卵する習性があるベニシジミの産卵シーンは、意外と撮影が難しいけれど、根元がスカスカの条件に恵まれたとも言える。このスイバの成長具合はあんまし良くは無いようだが。
さて、去年の4月15日、庭のサクラで、サクラヒラタハバチの産卵を撮影できた。今年は春の進行が早いので、ちょうど今ごろが産卵時期になるはずだと思う。けれどまだ、卵塊は見つかっていない。
2020年4月15日、撮影
一昨年は、サクラヒラタハバチの産卵を撮影しようと狙ってみたが、すでに産卵ピークは終了した後だった。サクラの葉裏に綺麗に並んだ卵塊を目の当たりにして、「出遅れたかあ〜!」と悔しがったものだ。
それでもなんとか撮影したくて、標高の高い場所を巡ってみたりもしたが、普通種とは言え思ったように本種を見つけることができなかった。サクラはどこにでもあるため、ポイントを絞りようもなくかえって探すのが大変と痛感した。
昨年の春は心機一転、早めに観察待機を始めて産卵シーン3例を撮影することができた。仕事部屋から出てすぐの庭だし。しかし、この3例のみでしかも数日内で終わってしまうのであるから(撮影可能な高さに限定)、少なくともうちの庭で撮影できるチャンスは一年にわずか2〜3日間しかないと言える。
サクラヒラタハバチの幼虫がサクラの葉を綴って作る幼虫巣や食べ痕は、かなり目立つ「しわざ」になる。人によっては不快に思われるだろうし、あるいはこの「しわざ」を蛾類のイモムシの仕業と思っている人も多いはずだ。
昨年出した拙著『虫のしわざ図鑑』(少年写真新聞社)では、「トサカフトメイガの幼虫の巣」(テント)のページに、本種を「しわざのそっくりさん」として載せてある。
サクラヒラタハバチの産卵シーンはどうしても載せたかったし、必要な写真だったけど、入稿の手前ギリギリで間に合った。こういうケースは稀だが、例年うまく撮影できなかったものが追い詰められてうまくいくということは過去にも数回ある。もちろんその逆のケースもあって、掲載を諦めたり他の写真に差し替えたりしたこともある。うまくいかなかったそういう場合に限って、皮肉にも本が完成した次のシーズンにはあっさり撮影できたりすることもある。
ともあれ、山吹色の鮮やかな色した六脚のサクラヒラタハバチ。その姿はなかなか可愛い。そして、憎まれることもあろうけど、見事に整列した卵塊にはついつい見惚れてしまう。
先日、スイバの茎で産卵していた、ベニシジミ♀。
すでに右下や左下に卵が計4個も、産み付けられている。根元に潜り込んで産卵する習性があるベニシジミの産卵シーンは、意外と撮影が難しいけれど、根元がスカスカの条件に恵まれたとも言える。このスイバの成長具合はあんまし良くは無いようだが。
さて、去年の4月15日、庭のサクラで、サクラヒラタハバチの産卵を撮影できた。今年は春の進行が早いので、ちょうど今ごろが産卵時期になるはずだと思う。けれどまだ、卵塊は見つかっていない。
2020年4月15日、撮影
一昨年は、サクラヒラタハバチの産卵を撮影しようと狙ってみたが、すでに産卵ピークは終了した後だった。サクラの葉裏に綺麗に並んだ卵塊を目の当たりにして、「出遅れたかあ〜!」と悔しがったものだ。
それでもなんとか撮影したくて、標高の高い場所を巡ってみたりもしたが、普通種とは言え思ったように本種を見つけることができなかった。サクラはどこにでもあるため、ポイントを絞りようもなくかえって探すのが大変と痛感した。
昨年の春は心機一転、早めに観察待機を始めて産卵シーン3例を撮影することができた。仕事部屋から出てすぐの庭だし。しかし、この3例のみでしかも数日内で終わってしまうのであるから(撮影可能な高さに限定)、少なくともうちの庭で撮影できるチャンスは一年にわずか2〜3日間しかないと言える。
サクラヒラタハバチの幼虫がサクラの葉を綴って作る幼虫巣や食べ痕は、かなり目立つ「しわざ」になる。人によっては不快に思われるだろうし、あるいはこの「しわざ」を蛾類のイモムシの仕業と思っている人も多いはずだ。
昨年出した拙著『虫のしわざ図鑑』(少年写真新聞社)では、「トサカフトメイガの幼虫の巣」(テント)のページに、本種を「しわざのそっくりさん」として載せてある。
サクラヒラタハバチの産卵シーンはどうしても載せたかったし、必要な写真だったけど、入稿の手前ギリギリで間に合った。こういうケースは稀だが、例年うまく撮影できなかったものが追い詰められてうまくいくということは過去にも数回ある。もちろんその逆のケースもあって、掲載を諦めたり他の写真に差し替えたりしたこともある。うまくいかなかったそういう場合に限って、皮肉にも本が完成した次のシーズンにはあっさり撮影できたりすることもある。
ともあれ、山吹色の鮮やかな色した六脚のサクラヒラタハバチ。その姿はなかなか可愛い。そして、憎まれることもあろうけど、見事に整列した卵塊にはついつい見惚れてしまう。
posted by やまかます at 22:36| ハチ・アリ
2021年04月07日
ツワブキとアオシャク幼虫
三股町
林の一番下、観察路脇に生えている、ナルコユリの蕾が膨らみ始めた。
今年は今のところ、ハバチ類幼虫の食害を受けていない。
庭のツワブキの大葉に、穴が空いていた。ツワブキを食べる虫とは何だろう?
うん? なにやら枯れ葉がぶら下がっている、、、、
近寄って見れば、、、、 枯葉を身に纏った、イモムシだ。たくみに偽装しているのだ。
ツワブキを食べるアオシャク!ピンと来たので早速調べてみると、本種はヨツテンアオシャクの幼虫とわかった。
これまでにも穴ぼこは時折見かけていたが、その度にしっかり見ていなかったかもしれない。あるいは枯葉偽装に見事に騙されていたのかもしれない。
うちの林には、同属アオシャクで同じように幼虫が偽装する、マエジロヨツモンアオシャク(host:アカメガシワ)と、ギンスジアオシャク(host:クサイチゴ)の2種がいる。
シロツメクサに、アオスジアゲハが来ていた。あっと言う間だったが、超高速連写のおかげで、翅の開き具合がちょうどいい瞬間のカットを選ぶことができた。
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
林の一番下、観察路脇に生えている、ナルコユリの蕾が膨らみ始めた。
今年は今のところ、ハバチ類幼虫の食害を受けていない。
庭のツワブキの大葉に、穴が空いていた。ツワブキを食べる虫とは何だろう?
うん? なにやら枯れ葉がぶら下がっている、、、、
近寄って見れば、、、、 枯葉を身に纏った、イモムシだ。たくみに偽装しているのだ。
ツワブキを食べるアオシャク!ピンと来たので早速調べてみると、本種はヨツテンアオシャクの幼虫とわかった。
これまでにも穴ぼこは時折見かけていたが、その度にしっかり見ていなかったかもしれない。あるいは枯葉偽装に見事に騙されていたのかもしれない。
うちの林には、同属アオシャクで同じように幼虫が偽装する、マエジロヨツモンアオシャク(host:アカメガシワ)と、ギンスジアオシャク(host:クサイチゴ)の2種がいる。
シロツメクサに、アオスジアゲハが来ていた。あっと言う間だったが、超高速連写のおかげで、翅の開き具合がちょうどいい瞬間のカットを選ぶことができた。
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 19:43| ガ
2021年04月06日
爆進の春
三股町
木々の芽吹きが盛んになり、日に日に風景が一変していく。
活動を始めた昆虫たちの種類も数も、爆発的に増えてきた。
庭のコナラにいた、ルイスアシナガオトシブミ。
普通種ということだが、うちの敷地内では13年間でわずか二度目の出会い。
谷津田の畦道にはギンイチモンジセセリが跳ねるように低く飛んでいた。
ハラビロトンボもあちこちで見かけるようになった。
こちらは、控えめな飛び方の、コジャノメ。
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
GODOX TT350
木々の芽吹きが盛んになり、日に日に風景が一変していく。
活動を始めた昆虫たちの種類も数も、爆発的に増えてきた。
庭のコナラにいた、ルイスアシナガオトシブミ。
普通種ということだが、うちの敷地内では13年間でわずか二度目の出会い。
谷津田の畦道にはギンイチモンジセセリが跳ねるように低く飛んでいた。
ハラビロトンボもあちこちで見かけるようになった。
こちらは、控えめな飛び方の、コジャノメ。
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
GODOX TT350
posted by やまかます at 19:32| コウチュウ
2021年04月05日
青葉のなか
都城市
そろそろ羽化が始まっているだろうと、ヘラノキの梢を見上げてみた。
ところがすでに何匹も成虫が歩いており、交尾カップルまでいた。
2年前は、4月9日の頃が羽化ピークだったので、今年は随分と早い。おそらく先月末には羽化がとっくに始まっていたのだろう。
三股町
ノイバラで産卵していたのは、チュウレンジバチ。
仕事部屋のすぐ外にあるサクラ小木は、3年前に実生が目に入るほどの大きさになってい、その成長は早く、すでに屋根の高さまで伸び上がっている。朝一番、部屋の勝手口を開けると、すぐ目の前にこのサクラが青葉を茂らせている。
その葉上に、アカハネムシの一種がいたのは4日前の4月1日のこと。
アカハネムシの写真上は、自然光のみで、写真下は弱めにストロボ光を当てている。
日陰なので、上翅のビロード状の毛色を出すには人工光を当てるしかないが、その場の雰囲気を大事にするのか、虫の体のディテールを表現するかでその都度、撮影法を選べばいい。
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
そろそろ羽化が始まっているだろうと、ヘラノキの梢を見上げてみた。
ところがすでに何匹も成虫が歩いており、交尾カップルまでいた。
2年前は、4月9日の頃が羽化ピークだったので、今年は随分と早い。おそらく先月末には羽化がとっくに始まっていたのだろう。
三股町
ノイバラで産卵していたのは、チュウレンジバチ。
仕事部屋のすぐ外にあるサクラ小木は、3年前に実生が目に入るほどの大きさになってい、その成長は早く、すでに屋根の高さまで伸び上がっている。朝一番、部屋の勝手口を開けると、すぐ目の前にこのサクラが青葉を茂らせている。
その葉上に、アカハネムシの一種がいたのは4日前の4月1日のこと。
アカハネムシの写真上は、自然光のみで、写真下は弱めにストロボ光を当てている。
日陰なので、上翅のビロード状の毛色を出すには人工光を当てるしかないが、その場の雰囲気を大事にするのか、虫の体のディテールを表現するかでその都度、撮影法を選べばいい。
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
posted by やまかます at 18:18| カメムシ
2021年04月04日
雄と雌〜シロスジトモエ、と、ワカバグモ
三股町
昨日に続いて、今朝もシロスジトモエが来ていた。
触角の形状から、写真の個体はメスで、昨日の個体がオスかと思う。
翅の紋様では雌雄の違いはほとんどわからない。
翅の裏側を見ておいた。
本種の食草は、サルトリイバラ。幼虫はまだ見たことがないが、図鑑の写真によると第一腹節に小さいけど眼状紋が一対ある。幼虫は5〜6月と7〜8月の2回見られるので、成虫は年2回発生するようだ。つまり、今の時期に灯りに飛来する個体は、昨年の夏の終わりに蛹となり、土中で越冬していたのだろう。春になって羽化したばかりなので、なるほど毎日のように飛来するシロスジトモエはどれも新鮮で綺麗な体をしている。
庭の片隅に立っているマムシグサの仏炎苞に、ベッコウバエが2頭来ていた。
マムシグサが放つ匂いに誘引されたのだろう。
酒場にフラフラ集まる客を当て込んだ○○○のごとく、ジッと待ち伏せをしている、ワカバグモのメス。
このあと、ヒメユズリハの葉上には、ワカバグモのオスがいた。
こちらは何を狙っていたのだろう?
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
昨日に続いて、今朝もシロスジトモエが来ていた。
触角の形状から、写真の個体はメスで、昨日の個体がオスかと思う。
翅の紋様では雌雄の違いはほとんどわからない。
翅の裏側を見ておいた。
本種の食草は、サルトリイバラ。幼虫はまだ見たことがないが、図鑑の写真によると第一腹節に小さいけど眼状紋が一対ある。幼虫は5〜6月と7〜8月の2回見られるので、成虫は年2回発生するようだ。つまり、今の時期に灯りに飛来する個体は、昨年の夏の終わりに蛹となり、土中で越冬していたのだろう。春になって羽化したばかりなので、なるほど毎日のように飛来するシロスジトモエはどれも新鮮で綺麗な体をしている。
庭の片隅に立っているマムシグサの仏炎苞に、ベッコウバエが2頭来ていた。
マムシグサが放つ匂いに誘引されたのだろう。
酒場にフラフラ集まる客を当て込んだ○○○のごとく、ジッと待ち伏せをしている、ワカバグモのメス。
このあと、ヒメユズリハの葉上には、ワカバグモのオスがいた。
こちらは何を狙っていたのだろう?
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 18:32| ガ
2021年04月03日
シロスジトモエ
三股町
先月末頃から、ポツポツ灯火にやってくる、シロスジトモエ。
シロスジトモエが連日やって来るのはちょっと意外。
もうとっくに来ていてもいいはずの、イボタガは、まだ姿を見せない。
買い物ついでに、久しぶりに書店へ寄ってみた。
と言っても、ここ三股町には書店が一軒もない。ないというか、つい数年前まであった3軒が、次々と閉店してしまったのである。
お隣の都城市まで出向き、ショッピングモール内にある書店で嫁さんから頼まれていた『暮らしの手帖』を買った。この雑誌は女性誌のコーナーに置いてあったけど、ちょっと意外な気がした。
ふと気になって漫画コーナーを覗いてみれば、『諸星大二郎 劇場 第3集』(小学館)があったので買った。
出版情報をこまめにチェックしてもいないので、こうしてふらりと立ち寄った書店で新刊本に出会えるのも一興。
本屋が自分の住む町にないと寂しいものがある。
先月末頃から、ポツポツ灯火にやってくる、シロスジトモエ。
シロスジトモエが連日やって来るのはちょっと意外。
もうとっくに来ていてもいいはずの、イボタガは、まだ姿を見せない。
買い物ついでに、久しぶりに書店へ寄ってみた。
と言っても、ここ三股町には書店が一軒もない。ないというか、つい数年前まであった3軒が、次々と閉店してしまったのである。
お隣の都城市まで出向き、ショッピングモール内にある書店で嫁さんから頼まれていた『暮らしの手帖』を買った。この雑誌は女性誌のコーナーに置いてあったけど、ちょっと意外な気がした。
ふと気になって漫画コーナーを覗いてみれば、『諸星大二郎 劇場 第3集』(小学館)があったので買った。
出版情報をこまめにチェックしてもいないので、こうしてふらりと立ち寄った書店で新刊本に出会えるのも一興。
本屋が自分の住む町にないと寂しいものがある。
posted by やまかます at 18:21| ガ
2021年04月02日
湧水
三股町
朝から小雨混じりの一日。
東京にある出版社の方と、リモートでの打ち合わせをした。
もう東京に出向くこともなくなり、経費の面では助かるが、人と会って対面でのやりとりが大事だという思いに変わりはない。それに、25年間住んだ土地への郷愁というか、いろんな想い出もあって、仕事抜きでも時に足を運びたくなる。
さて、今年に入ってから、湧水での定点撮影を続けている。
この場所はうちの土地のすぐ隣の傾斜地で、山からの湧水が小川を作って池や田んぼに流れていた。
しかし大雨の度に土砂崩れとなり、地形が大きく変わってしまった。元々あった小川も一旦は消えたけど、盛土を突き抜けるようにして湧水が復活し細い流れができている。
この湧水のオアシスを求めてどんな生き物たちが集まってくるのか、それはどうしても知っておきたいことだった。
一昨日の深夜と昨日昼間のお客さん。
タヌキ
ハシボソガラス
カラスザンショウの樹上で抱卵中のアオサギ。
木々の芽吹きも盛んになってきて、巣場所もいづれ視界から遮られてしまいそうだ。
朝から小雨混じりの一日。
東京にある出版社の方と、リモートでの打ち合わせをした。
もう東京に出向くこともなくなり、経費の面では助かるが、人と会って対面でのやりとりが大事だという思いに変わりはない。それに、25年間住んだ土地への郷愁というか、いろんな想い出もあって、仕事抜きでも時に足を運びたくなる。
さて、今年に入ってから、湧水での定点撮影を続けている。
この場所はうちの土地のすぐ隣の傾斜地で、山からの湧水が小川を作って池や田んぼに流れていた。
しかし大雨の度に土砂崩れとなり、地形が大きく変わってしまった。元々あった小川も一旦は消えたけど、盛土を突き抜けるようにして湧水が復活し細い流れができている。
この湧水のオアシスを求めてどんな生き物たちが集まってくるのか、それはどうしても知っておきたいことだった。
一昨日の深夜と昨日昼間のお客さん。
タヌキ
ハシボソガラス
カラスザンショウの樹上で抱卵中のアオサギ。
木々の芽吹きも盛んになってきて、巣場所もいづれ視界から遮られてしまいそうだ。
posted by やまかます at 19:33| 田舎暮らし
2021年04月01日
自宅フィールド
三股町
今日は外出せず、自宅フィールドで観察。
カラスノエンドウを見て回ると、ポツポツ、フチグロトゲエダシャク幼虫がいた。
体長8ミリ程度だから中齢だろうか。
何かしら危険が迫ったのか、これはヤバイ!とばかり、糸で宙ぶらりん。
うんと寄ってみれば、体の紋様がよくわかる。小さな尺取り虫だ。
ユズの新芽に産み付けられたアゲハの卵。
そこに寄生産卵中のアゲハタマゴバチ。
開花が盛んになったノイバラには、コアオハナムグリが来ていた。
OM-D E-M1 MarkU OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
GODOX TT350
今日は外出せず、自宅フィールドで観察。
カラスノエンドウを見て回ると、ポツポツ、フチグロトゲエダシャク幼虫がいた。
体長8ミリ程度だから中齢だろうか。
何かしら危険が迫ったのか、これはヤバイ!とばかり、糸で宙ぶらりん。
うんと寄ってみれば、体の紋様がよくわかる。小さな尺取り虫だ。
ユズの新芽に産み付けられたアゲハの卵。
そこに寄生産卵中のアゲハタマゴバチ。
開花が盛んになったノイバラには、コアオハナムグリが来ていた。
OM-D E-M1 MarkU OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
GODOX TT350
posted by やまかます at 17:33| 田舎暮らし