三股町
お隣の果樹園では、梅が開花し始めた。
まだまだ寒い日が続くが、春はもうすぐそこまで来ているようだ。
今日は三股町内で一斉に「畔焼き」が行われた。
今年は1週間延期になったが、毎年恒例の行事だ。
我が家はちょうど風下になるので、黒い灰がときおり降ってきた。
灰と言えば、、、、このところ桜島の噴火活動が盛んになっており、昨日などは何度も空振があった。
まるで地震のようで、窓枠がガタガタと鳴る。
大規模な噴火が予想されており、活断層も動いて地震も大きなのが来る、というようなことが新聞記事に載っていた。
2021年01月30日
オオカマキリの卵のう
三股町
庭で見つかるオオカマキリの卵のうは、ススキやチガヤなどイネ科の茎についている。
今日現在、3個ある。
枯れ草に紛れるように隠れているおかげで生き残っているのだろう。
もっと剥き出しの場所では、おそらくカラスのしわざと思うが、大方は消失してしまう。
真っ二つに割れた卵のうが、よく路上で見つかるのだが、カラスが割って食べるところを、一度だけだが目撃したことがある。もちろん中身は綺麗にすっかり食べ尽くされている。
オオカマキリの卵のうの中心部はかなり硬くて、簡単には割り開くことはできないが、カラスはクチバシと脚を器用に使い、上手に食べているようだ。
以前、あちこちから集めた卵のう10個を庭に置いておいたら、10日間ほど留守にしている間にすべて消失していた。
おそらくはカラスのしわざだったのだろうと思う。
ピーチュルル、ピーチュルル、♫
優しい音色だな、と思えば、
モズのオスがエノキの頂上で、囀っていた。
いわゆる、ナワバリ宣言とやらだろうか。まさに「百舌鳥」。
すぐ近くの上空を、ツバメが旋回していた。
庭で見つかるオオカマキリの卵のうは、ススキやチガヤなどイネ科の茎についている。
今日現在、3個ある。
枯れ草に紛れるように隠れているおかげで生き残っているのだろう。
もっと剥き出しの場所では、おそらくカラスのしわざと思うが、大方は消失してしまう。
真っ二つに割れた卵のうが、よく路上で見つかるのだが、カラスが割って食べるところを、一度だけだが目撃したことがある。もちろん中身は綺麗にすっかり食べ尽くされている。
オオカマキリの卵のうの中心部はかなり硬くて、簡単には割り開くことはできないが、カラスはクチバシと脚を器用に使い、上手に食べているようだ。
以前、あちこちから集めた卵のう10個を庭に置いておいたら、10日間ほど留守にしている間にすべて消失していた。
おそらくはカラスのしわざだったのだろうと思う。

優しい音色だな、と思えば、
モズのオスがエノキの頂上で、囀っていた。
いわゆる、ナワバリ宣言とやらだろうか。まさに「百舌鳥」。
すぐ近くの上空を、ツバメが旋回していた。
posted by やまかます at 21:35| カマキリ
2021年01月29日
満月の朝
三股町
午前7時、満月と霧島山。
朝一番、外がやけに明るかった。
クワの枝に佇み、獲物を探す、モズの雌。
上空にもしきりと気を配っている。
今朝、観察路を降りて行く私の姿を見て飛び立ったのは、ハシボソガラス。
そのカラスを追撃するかのように、猛ダッシュで挑んでいったのがモズだった。メスかオスかはわからない。
もちろんカラスは全く無視していたけど、、。
モズのメスは、頻繁にうちの林に姿を見せているが、先日、オスが飛びかかってメスを追い払っていた。
飛び去った方角からして、その時のメスは、別のナワバリのメスだったかもしれない。
もうそろそろ、モズの繁殖期となる。
メスのねだり鳴きも、つい先日、聞こえて来た。
午前7時、満月と霧島山。
朝一番、外がやけに明るかった。
クワの枝に佇み、獲物を探す、モズの雌。
上空にもしきりと気を配っている。
今朝、観察路を降りて行く私の姿を見て飛び立ったのは、ハシボソガラス。
そのカラスを追撃するかのように、猛ダッシュで挑んでいったのがモズだった。メスかオスかはわからない。
もちろんカラスは全く無視していたけど、、。
モズのメスは、頻繁にうちの林に姿を見せているが、先日、オスが飛びかかってメスを追い払っていた。
飛び去った方角からして、その時のメスは、別のナワバリのメスだったかもしれない。
もうそろそろ、モズの繁殖期となる。
メスのねだり鳴きも、つい先日、聞こえて来た。
posted by やまかます at 22:11| 風景
2021年01月28日
2021年01月27日
フチグロトゲエダシャク、お目見え
三股町
午前10時の、霧島山。
昨日は、新燃岳が噴火してからちょうど10年目だった。
降灰の被害は甚大だったが、あのような経験がまたそのうち、再びあるような予感もする。
日溜りに佇んでいると、肌がジリジリするくらい今日も暖かい。
それでか?午後2時少し前、
敷地の西側斜面草むらを舞う、フチグロトゲエダシャク♂がいた。
「え!?ほんとに?」
追いかけてみたが、すぐに見失ってしまった。でも間違いない。
自宅林下の池に、流れ込む湧き水がある。
この湧水のおかげで、池は年中、涸れることがない。
池の背面にある斜面の途中、湧き水でできた小さな淀みがある。
湧水の溜まりだから、飲めるほどに澄んでいる。
今朝はここで、ミヤマホオジロが水浴びをして、しきりと羽繕いをしていた。
淀みの直径は70センチほど。
水深は2〜3センチそこそこなので、小鳥達が水浴びするにはちょうど手頃な共同浴場だ。
夕方にはシジュウカラが水浴びをしていった。
さて、この小さなオアシスには、他にどんな生きもの達がやって来るのだろう。
午前10時の、霧島山。
昨日は、新燃岳が噴火してからちょうど10年目だった。
降灰の被害は甚大だったが、あのような経験がまたそのうち、再びあるような予感もする。
日溜りに佇んでいると、肌がジリジリするくらい今日も暖かい。
それでか?午後2時少し前、
敷地の西側斜面草むらを舞う、フチグロトゲエダシャク♂がいた。
「え!?ほんとに?」
追いかけてみたが、すぐに見失ってしまった。でも間違いない。
自宅林下の池に、流れ込む湧き水がある。
この湧水のおかげで、池は年中、涸れることがない。
池の背面にある斜面の途中、湧き水でできた小さな淀みがある。
湧水の溜まりだから、飲めるほどに澄んでいる。
今朝はここで、ミヤマホオジロが水浴びをして、しきりと羽繕いをしていた。
淀みの直径は70センチほど。
水深は2〜3センチそこそこなので、小鳥達が水浴びするにはちょうど手頃な共同浴場だ。
夕方にはシジュウカラが水浴びをしていった。
さて、この小さなオアシスには、他にどんな生きもの達がやって来るのだろう。
posted by やまかます at 20:40| ガ
2021年01月26日
水浴
三股町
午後5時20分
いつものシロハラが、玄関にやって来た。
朝から降っていた雨は正午前には止んで、天候の回復の兆しが感じられる。明日からは青空が戻るようだ。
シロハラが毎日のように水浴びしている睡蓮鉢には、メダカの稚魚が入っている。
まだ体長5ミリ前後の稚魚たちは、さぞかし驚いていることだろう。奥にある睡蓮鉢では成魚が泳いでいる。
他にももう一つ、離れた位置に睡蓮鉢があって、いづれもメダカ専用飼育槽だ。
家に居ついているスズメたちも水を飲みに来ているが、水を飲むだけなので鉢を特に選り好みしている様子はない。
シロハラは、足場となる置き石のある写真の睡蓮鉢でしか、水浴びをしない。
水浴び中は水しぶきが盛大に飛び散る。
カメラレンズに水滴がついてしまうので、望遠レンズを使用して睡蓮鉢から1メートル程距離をとって撮影している。
午後5時20分
いつものシロハラが、玄関にやって来た。
朝から降っていた雨は正午前には止んで、天候の回復の兆しが感じられる。明日からは青空が戻るようだ。
シロハラが毎日のように水浴びしている睡蓮鉢には、メダカの稚魚が入っている。
まだ体長5ミリ前後の稚魚たちは、さぞかし驚いていることだろう。奥にある睡蓮鉢では成魚が泳いでいる。
他にももう一つ、離れた位置に睡蓮鉢があって、いづれもメダカ専用飼育槽だ。
家に居ついているスズメたちも水を飲みに来ているが、水を飲むだけなので鉢を特に選り好みしている様子はない。
シロハラは、足場となる置き石のある写真の睡蓮鉢でしか、水浴びをしない。
水浴び中は水しぶきが盛大に飛び散る。
カメラレンズに水滴がついてしまうので、望遠レンズを使用して睡蓮鉢から1メートル程距離をとって撮影している。
posted by やまかます at 20:01| とり
2021年01月25日
2021年01月24日
スミナガシ幼虫、下垂して前蛹となる
昨年の12月から飼育していたスミナガシ幼虫。
昨日になって軟便を排泄し、体は透き通った薄茶色になった。
11月末に3齢幼虫を見つけ、その後12月20日に4齢となり、終齢の5齢となったのは、今年の1月3日だった。
終齢期間は3週間にも及ぶ。
軟便を排泄後、長らく飼育ケースの中を歩き回っていたが、
今朝には下垂して前蛹となった。
しかし、気掛かりなことがある。
終齢になってから、ヤマビワの葉を取り替えるとき毎回、ゴロンと葉から落ちていた。
つまり、足場糸の掛かりが弱かったせいだろう。どうも、吐糸力が減退しているのではないだろうか。
やはりと言うか、実はすんなり下垂できていない。
徘徊してその後、ケースの底に転がって丸くなっていたので、そっと枯れ枝の又のところに置いてみた。
しばらくすると、その又のところで、ようやく下垂していたのである。
ところが、どうも掛かり糸の量が少ないのか、ケースを動かしただけで、ポロリと落下してしまった。
慌ててそれを拾い上げ何とか元通りに下垂させることができたのだが、
このままでは、蛹化の際にお尻の固定がうまくいかない可能性が考えられる。
その場合、落下してしまい、そうなると健全な蛹になれないかもしれない。
少しでも体の一部を損傷すると、大方は羽化不全になってしまう。
昨日になって軟便を排泄し、体は透き通った薄茶色になった。
11月末に3齢幼虫を見つけ、その後12月20日に4齢となり、終齢の5齢となったのは、今年の1月3日だった。
終齢期間は3週間にも及ぶ。
軟便を排泄後、長らく飼育ケースの中を歩き回っていたが、
今朝には下垂して前蛹となった。
しかし、気掛かりなことがある。
終齢になってから、ヤマビワの葉を取り替えるとき毎回、ゴロンと葉から落ちていた。
つまり、足場糸の掛かりが弱かったせいだろう。どうも、吐糸力が減退しているのではないだろうか。
やはりと言うか、実はすんなり下垂できていない。
徘徊してその後、ケースの底に転がって丸くなっていたので、そっと枯れ枝の又のところに置いてみた。
しばらくすると、その又のところで、ようやく下垂していたのである。
ところが、どうも掛かり糸の量が少ないのか、ケースを動かしただけで、ポロリと落下してしまった。
慌ててそれを拾い上げ何とか元通りに下垂させることができたのだが、
このままでは、蛹化の際にお尻の固定がうまくいかない可能性が考えられる。
その場合、落下してしまい、そうなると健全な蛹になれないかもしれない。
少しでも体の一部を損傷すると、大方は羽化不全になってしまう。
posted by やまかます at 21:40| チョウ
2021年01月23日
コバンノキは、トウダイグサ科
三股町
自宅林のほぼ中央にポツンと、一本だけ生えているコバンノキ(昨年4月15日撮影)。
長いことこの木の種名がわからなかった。どうやって調べようか?
当てずっぽうで樹木図鑑のページを眺めていても、なかなか行き当たらなかった。
けれど、どこかで見たことがあるようなイメージがずっと頭の中でモヤモヤしていた。
ふと、今日になって、
「あ! コミカンソウ、じゃないか。たしかに雰囲気が似ている」
コミカンソウはトウダイグサ科だったはず。
そこで、トウダイグサ科に絞り込んで図鑑を開いてみれば、やはり!!
葉っぱの形が小判に似ていることから、コバンノキ。
写真は雄花。
コミカンソウを初めて憶えた頃の図鑑(1985年)では、トウダイグサ科に属していたが、
コミカンソウは、今ではミカンソウ科になっている。
私の頭の中ではずっとトウダイグサ科のままだったので、今日の閃きにつながった。
本日、雨の中のコバンノキの幹。
テイカカズラの蔓が這い上がっている。
自宅林のほぼ中央にポツンと、一本だけ生えているコバンノキ(昨年4月15日撮影)。
長いことこの木の種名がわからなかった。どうやって調べようか?
当てずっぽうで樹木図鑑のページを眺めていても、なかなか行き当たらなかった。
けれど、どこかで見たことがあるようなイメージがずっと頭の中でモヤモヤしていた。
ふと、今日になって、
「あ! コミカンソウ、じゃないか。たしかに雰囲気が似ている」
コミカンソウはトウダイグサ科だったはず。
そこで、トウダイグサ科に絞り込んで図鑑を開いてみれば、やはり!!
葉っぱの形が小判に似ていることから、コバンノキ。
写真は雄花。
コミカンソウを初めて憶えた頃の図鑑(1985年)では、トウダイグサ科に属していたが、
コミカンソウは、今ではミカンソウ科になっている。
私の頭の中ではずっとトウダイグサ科のままだったので、今日の閃きにつながった。
本日、雨の中のコバンノキの幹。
テイカカズラの蔓が這い上がっている。
posted by やまかます at 16:57| 樹木
2021年01月21日
寝室のカメムシ
三股町
寒さが緩み気温が少し上がると、窓の網戸に現れるキマダラカメムシ。
普段は戸袋の隙間にでも潜り込んでいるのだろう。
公園など場所によっては20〜30頭前後の集団越冬も見られる。
シャッターチャンスが稀なシーン(鳥)を撮影する準備を昨夜からしておいた。
ところが、いざ撮影本番の早朝、ちょっとした油断から撮影ができなかった。
気象の変化(霧が出るほど気温が上がった)によるレンズ前球の結露だった。生憎、カイロも切らしていた。
原因ははっきりしているので、次回に備えることにした。
夕方、再びチャンスが巡ってきたが、今度は別の事情で撮影が中断してしまった。
ここぞ、というタイミングに嫁さんが帰宅して、車のドアをバタンと閉める音でおしまい。
これは人災とも言えようか。あと数分あれば、確実に撮れていたのだが、、、、。
明日からしばらく天候が崩れるようなので、今日失敗した撮影は来週に持ち越しだ。
NGカットを捨てないでこれを眺めながら、もっといい写真を目指して準備を立て直す算段をした。
寒さが緩み気温が少し上がると、窓の網戸に現れるキマダラカメムシ。
普段は戸袋の隙間にでも潜り込んでいるのだろう。
公園など場所によっては20〜30頭前後の集団越冬も見られる。
シャッターチャンスが稀なシーン(鳥)を撮影する準備を昨夜からしておいた。
ところが、いざ撮影本番の早朝、ちょっとした油断から撮影ができなかった。
気象の変化(霧が出るほど気温が上がった)によるレンズ前球の結露だった。生憎、カイロも切らしていた。
原因ははっきりしているので、次回に備えることにした。
夕方、再びチャンスが巡ってきたが、今度は別の事情で撮影が中断してしまった。
ここぞ、というタイミングに嫁さんが帰宅して、車のドアをバタンと閉める音でおしまい。
これは人災とも言えようか。あと数分あれば、確実に撮れていたのだが、、、、。
明日からしばらく天候が崩れるようなので、今日失敗した撮影は来週に持ち越しだ。
NGカットを捨てないでこれを眺めながら、もっといい写真を目指して準備を立て直す算段をした。
posted by やまかます at 21:07| カメムシ
2021年01月20日
2021年01月19日
2021年01月18日
庭のフィールド
三股町
実生から育てたコナラとクヌギは庭の真ん中にあって、年中、気軽に昆虫や鳥の観察を楽しめる。奥には雑木林。
庭の植木は屋根の高さを超えないよう、低い位置にも枝葉を広げるよう、毎年、剪定を欠かせない。
コナラとクヌギ以外には、クワ、イヌザンショウ、アジサイ類、イヌビワ、ネコノチチ、ユズ、キンカン、アカメガシワ、
ビワ、イチイガシ、ヌルデ、ハゼノキ、サクラ、スモモ、ニワウメ、ヤシャブシ、ヒメユズリハ、シラカシ、クロガネモチ、ツバキ、ボケ、コマユミ、クチナシ、ヒメウツギ、ツツジ、ケヤキ、イロハカエデ、アセビ、トキワマンサク、エノキ、、、、、、などなどが、グルリと家屋を取り囲んでおり、
そのわが家の植生見取り図が、『虫のしわざ探偵団』(少年写真新聞社:2018)の前扉に載せてある。
その中で、三本あったヤシャブシは二本が枯れてしまい、残る一本も枯れ枝が目立ち始めていよいよ危なくなっている。
転居した最初の年(13年前)、ヤシャブシにオトシブミ(ナミオトシブミ)がいてすごく喜んだものだが、オトシブミはそれっきりだった。
このところ水浴びタイムが前倒しになった、シロハラ。
今日は午後3時17分に水浴びを済ませていた。
玄関前床の乾いたタイルを見て、夕方帰宅した嫁さんが「今日は来てないね」と一言。
それもそのはず、陽が落ちた頃には、シロハラのしわざはすっかり蒸発して残っていなかった。
出先のフィールドでは撮影するよりか、歩いている時間が長くなった。
この春から夏に掛けて撮影を予定している虫の、準備作業と観察が主目的だが、思うように見つからないことがほとんどなので、ともかく歩いて稼ぐしかない。
実生から育てたコナラとクヌギは庭の真ん中にあって、年中、気軽に昆虫や鳥の観察を楽しめる。奥には雑木林。
庭の植木は屋根の高さを超えないよう、低い位置にも枝葉を広げるよう、毎年、剪定を欠かせない。
コナラとクヌギ以外には、クワ、イヌザンショウ、アジサイ類、イヌビワ、ネコノチチ、ユズ、キンカン、アカメガシワ、
ビワ、イチイガシ、ヌルデ、ハゼノキ、サクラ、スモモ、ニワウメ、ヤシャブシ、ヒメユズリハ、シラカシ、クロガネモチ、ツバキ、ボケ、コマユミ、クチナシ、ヒメウツギ、ツツジ、ケヤキ、イロハカエデ、アセビ、トキワマンサク、エノキ、、、、、、などなどが、グルリと家屋を取り囲んでおり、
そのわが家の植生見取り図が、『虫のしわざ探偵団』(少年写真新聞社:2018)の前扉に載せてある。
その中で、三本あったヤシャブシは二本が枯れてしまい、残る一本も枯れ枝が目立ち始めていよいよ危なくなっている。
転居した最初の年(13年前)、ヤシャブシにオトシブミ(ナミオトシブミ)がいてすごく喜んだものだが、オトシブミはそれっきりだった。
このところ水浴びタイムが前倒しになった、シロハラ。
今日は午後3時17分に水浴びを済ませていた。
玄関前床の乾いたタイルを見て、夕方帰宅した嫁さんが「今日は来てないね」と一言。
それもそのはず、陽が落ちた頃には、シロハラのしわざはすっかり蒸発して残っていなかった。
出先のフィールドでは撮影するよりか、歩いている時間が長くなった。
この春から夏に掛けて撮影を予定している虫の、準備作業と観察が主目的だが、思うように見つからないことがほとんどなので、ともかく歩いて稼ぐしかない。
posted by やまかます at 21:07| 樹木
2021年01月17日
神社のアオスジアゲハ越冬蛹
三股町、 都城市早水公園
早馬神社(はやま)の手水の庇や、物置小屋で、アオスジアゲハの越冬蛹が次々と見つかった。
いづれもクスノキ大木の近くにあるが、食樹から蛹化場所までの移動距離は、5〜7m前後になるだろう。
クスノキを一旦降りてから、物置小屋や手水までは地面を延々と歩いたわけで、
危険だらけの中よくも無事に辿り着けたものだ。
一番上の蛹化場所は表面が滑らかな金属板、次が塗装した板面、一番下はザラザラのコンクリート面。
蛹化場所の状況によって、蛹の体色も微妙に違う。
虫探しで都城市内の公園を歩いていると、すぐ目の前のウメに、サンショウクイ。
ジョウビタキのメス。
彼らも虫探しに余念がない。
午後5時33分、霧島山。
早馬神社(はやま)の手水の庇や、物置小屋で、アオスジアゲハの越冬蛹が次々と見つかった。
いづれもクスノキ大木の近くにあるが、食樹から蛹化場所までの移動距離は、5〜7m前後になるだろう。
クスノキを一旦降りてから、物置小屋や手水までは地面を延々と歩いたわけで、
危険だらけの中よくも無事に辿り着けたものだ。
一番上の蛹化場所は表面が滑らかな金属板、次が塗装した板面、一番下はザラザラのコンクリート面。
蛹化場所の状況によって、蛹の体色も微妙に違う。
虫探しで都城市内の公園を歩いていると、すぐ目の前のウメに、サンショウクイ。
ジョウビタキのメス。
彼らも虫探しに余念がない。
午後5時33分、霧島山。
posted by やまかます at 19:09| チョウ
2021年01月15日
2021年01月14日
2021年01月13日
鳥の目
三股町 自宅林
先日、ルリビタキのオスがやって来た林床には、連日、
ジョウビタキのオスが出入りしている。
元々、このエリアはジョウビタキ♂のなわばりかと思う。
ルリビタキは稀に姿を見せるだけで滞在時間は短い。どうも落ち着かないようにも見受ける。
主に庭の方で活動しているジョウビタキのメスも、ここまでは降りて来ない。
ジョウビタキの狩りの様子をここ数日間、観察している。
落ち葉や朽ち木の隙間から、ムカデ類やクモを捕らえる様子は何度も見ているが、
今日、彼が捕らえた獲物は、なんと、サツマヒメカマキリ幼虫、だった。
サツマヒメカマキリは終齢幼虫で越冬する。カマキリの仲間としては異色の生態であり、外気に晒された場所に佇んでいる姿を見かける。
よほど冷え込んだり、雨が降ったりすれば、雨風を凌げる葉っぱの隙間や裏側などに身を隠す程度。
冬の林や林縁で、ひょっこり見つけることができるが、かと言って探して見つけるのは容易では無い。
いや、少なくとも私はこれまで偶然に見つけることができただけで、そのほとんどがほぼ目線の高さだ。
一冬に一頭、見つかればいい方で、探しても全く出会えない年もある。
さて、サツマヒメカマキリ幼虫がいた場所は、撮影用ブラインドのすぐ足元に転がっていたクヌギの枯れ枝であった。
ブラインドに入っている私からは死角の位置だ。
「え!?そんなとこにいたの!」
ブラインドに入る前に自分では気付かなかったのが、何とも不甲斐ない。すぐ目の前にいたのに。
ジョウビタキもしかし、じっとしているサツマヒメカマキリ幼虫を見つけることはできないだろうとは思う。
今日は気温も上がったので、おそらくサツマヒメカマキリ幼虫が歩いたか何らかの動作をした可能性が高い。
いくら枯れ葉擬態であっても、動く獲物ならジョウビタキの目を欺くことはできないだろう。
サツマヒメカマキリ幼虫がいた枯れ枝からジョウビタキまでの距離は2メートルほど。
鳥の目の能力の高さには敵わない。
この冬この先、サツマヒメカマキリ幼虫を、私の目で見つけることができるだろうか?
昨年伐採したクヌギから、椎茸ほだ木用の材がたくさん揃った。直径は10〜15センチ程度。
これだけあれば、売るほど椎茸ができる。
太い幹は二本に切り分け、観察路の脇にそのまま転がしてある。
細切れにするつもりもあったが、このまま置いておくことにした。
ベンチにもなるし、今後、ここには様々なキノコが繁殖し、昆虫をはじめ多くの生きものの住処、ゆりかごとなるだろう。
先日、ルリビタキのオスがやって来た林床には、連日、
ジョウビタキのオスが出入りしている。
元々、このエリアはジョウビタキ♂のなわばりかと思う。
ルリビタキは稀に姿を見せるだけで滞在時間は短い。どうも落ち着かないようにも見受ける。
主に庭の方で活動しているジョウビタキのメスも、ここまでは降りて来ない。
ジョウビタキの狩りの様子をここ数日間、観察している。
落ち葉や朽ち木の隙間から、ムカデ類やクモを捕らえる様子は何度も見ているが、
今日、彼が捕らえた獲物は、なんと、サツマヒメカマキリ幼虫、だった。
サツマヒメカマキリは終齢幼虫で越冬する。カマキリの仲間としては異色の生態であり、外気に晒された場所に佇んでいる姿を見かける。
よほど冷え込んだり、雨が降ったりすれば、雨風を凌げる葉っぱの隙間や裏側などに身を隠す程度。
冬の林や林縁で、ひょっこり見つけることができるが、かと言って探して見つけるのは容易では無い。
いや、少なくとも私はこれまで偶然に見つけることができただけで、そのほとんどがほぼ目線の高さだ。
一冬に一頭、見つかればいい方で、探しても全く出会えない年もある。
さて、サツマヒメカマキリ幼虫がいた場所は、撮影用ブラインドのすぐ足元に転がっていたクヌギの枯れ枝であった。
ブラインドに入っている私からは死角の位置だ。
「え!?そんなとこにいたの!」
ブラインドに入る前に自分では気付かなかったのが、何とも不甲斐ない。すぐ目の前にいたのに。
ジョウビタキもしかし、じっとしているサツマヒメカマキリ幼虫を見つけることはできないだろうとは思う。
今日は気温も上がったので、おそらくサツマヒメカマキリ幼虫が歩いたか何らかの動作をした可能性が高い。
いくら枯れ葉擬態であっても、動く獲物ならジョウビタキの目を欺くことはできないだろう。
サツマヒメカマキリ幼虫がいた枯れ枝からジョウビタキまでの距離は2メートルほど。
鳥の目の能力の高さには敵わない。
この冬この先、サツマヒメカマキリ幼虫を、私の目で見つけることができるだろうか?
昨年伐採したクヌギから、椎茸ほだ木用の材がたくさん揃った。直径は10〜15センチ程度。
これだけあれば、売るほど椎茸ができる。
太い幹は二本に切り分け、観察路の脇にそのまま転がしてある。
細切れにするつもりもあったが、このまま置いておくことにした。
ベンチにもなるし、今後、ここには様々なキノコが繁殖し、昆虫をはじめ多くの生きものの住処、ゆりかごとなるだろう。
posted by やまかます at 18:13| とり
2021年01月12日
2021年01月11日
飼育中のスミナガシ5齢幼虫
三股町
昨年から飼育しているスミナガシ幼虫。
ヤマビワの葉を食べて大きくなった。
飼育ケースは薄手の毛布で包んであり、南向きの居間に置いてある。
昼間は日差しがあれば、室温はそこそこ高めになる。
朝晩のみ暖房を入れるが、夜間は暖房を切っているので、激しい寒暖差が幼虫にとっては厳しいかもしれない。
それゆえか、成長の度合いは著しく鈍い。
ともかくも、蛹化までは漕ぎ着けたい。
午後4時40分。
シロハラが水浴びをしていた。
水しぶきで辺りは、ビショビショ。
午後4時から5時までの間、玄関での出入りは控えるようにしている。
昨年から飼育しているスミナガシ幼虫。
ヤマビワの葉を食べて大きくなった。
飼育ケースは薄手の毛布で包んであり、南向きの居間に置いてある。
昼間は日差しがあれば、室温はそこそこ高めになる。
朝晩のみ暖房を入れるが、夜間は暖房を切っているので、激しい寒暖差が幼虫にとっては厳しいかもしれない。
それゆえか、成長の度合いは著しく鈍い。
ともかくも、蛹化までは漕ぎ着けたい。
午後4時40分。
シロハラが水浴びをしていた。
水しぶきで辺りは、ビショビショ。
午後4時から5時までの間、玄関での出入りは控えるようにしている。
posted by やまかます at 20:08| チョウ
2021年01月10日
落ち葉布団
三股町 自宅林
ミミズク幼虫を狙って、落ち葉布団をあちこち、めくってみた。
ヒメユズリハの根際では、ニジュウヤホシテントウ。
続いて、ワカバグモ。
場所をエノキの根際に替えて、今度はカブトムシの死骸。
傍にあった朽ち木をめくってみれば、ウロコアリの巣があった。
肝心のミミズク幼虫は見つからなかったが、時間の問題だろう。
ジョウビタキも、落ち葉布団や朽ち木で虫探し。
寒い中、次々と獲物を啄んでいた。
地面に落ちているカラスザンショウの果実も盛んに啄んでいたが、生き虫やムカデなどの獲物には夢中になるようだ。
午後3時57分。
玄関前の睡蓮鉢で水浴びする、シロハラ。
昨日から、水浴びの時間帯が少し前倒しになったようだ。
水浴びする鉢は、画面左の小さい方に限られている。
実はこの鉢の中央には大きな石が沈めてあり、シロハラはその浅瀬を足場として利用している。
ミミズク幼虫を狙って、落ち葉布団をあちこち、めくってみた。
ヒメユズリハの根際では、ニジュウヤホシテントウ。
続いて、ワカバグモ。
場所をエノキの根際に替えて、今度はカブトムシの死骸。
傍にあった朽ち木をめくってみれば、ウロコアリの巣があった。
肝心のミミズク幼虫は見つからなかったが、時間の問題だろう。
ジョウビタキも、落ち葉布団や朽ち木で虫探し。
寒い中、次々と獲物を啄んでいた。
地面に落ちているカラスザンショウの果実も盛んに啄んでいたが、生き虫やムカデなどの獲物には夢中になるようだ。
午後3時57分。
玄関前の睡蓮鉢で水浴びする、シロハラ。
昨日から、水浴びの時間帯が少し前倒しになったようだ。
水浴びする鉢は、画面左の小さい方に限られている。
実はこの鉢の中央には大きな石が沈めてあり、シロハラはその浅瀬を足場として利用している。
posted by やまかます at 20:32| てんこ盛り
2021年01月09日
ルリビタキ
三股町 自宅林
ルリビタキのオスがやって来た。
昨年の冬(1月18日)、近所の藪でオスを見かけたが、それっきりだった。今年に入って、つい先日、オスを一度だけ見かけ、それも自宅林の藪だった。それなら、きっとまた会えるはず。
彼らの習性を知っていれば、どういうタイミングで出会えるか予想もつく。
オスと入れ替わるようにして、数分後にはメス(若鳥かも)もやって来た。
ルリビタキは所沢市の雑木林で撮影する機会があったが(1995年1月)、あれからもう26年!!
当時、毎朝、雑木林に出掛けてやるべきことは、まずは朽ち木をナタで叩くことだった。
「コーン、コーン、コーン」
太鼓の如くできるだけ派手な音を立て続けていると、数分もしないうちに、林の奥からルリビタキ♂が
「待ってました!」とばかり、私のすぐ近くまで飛んでくるのであった。
落ち葉の上にあぐらをかいて、私はまるで岩になり切っていた。
そんな日々を繰り返し、ルリビタキの様々な姿を撮影した。
瑠璃色の姿に心ときめいた時間が懐かしい。
という話は、以前にも一度書いたような、、、、、。
ルリビタキのオスがやって来た。
昨年の冬(1月18日)、近所の藪でオスを見かけたが、それっきりだった。今年に入って、つい先日、オスを一度だけ見かけ、それも自宅林の藪だった。それなら、きっとまた会えるはず。
彼らの習性を知っていれば、どういうタイミングで出会えるか予想もつく。
オスと入れ替わるようにして、数分後にはメス(若鳥かも)もやって来た。
ルリビタキは所沢市の雑木林で撮影する機会があったが(1995年1月)、あれからもう26年!!
当時、毎朝、雑木林に出掛けてやるべきことは、まずは朽ち木をナタで叩くことだった。
「コーン、コーン、コーン」
太鼓の如くできるだけ派手な音を立て続けていると、数分もしないうちに、林の奥からルリビタキ♂が
「待ってました!」とばかり、私のすぐ近くまで飛んでくるのであった。
落ち葉の上にあぐらをかいて、私はまるで岩になり切っていた。
そんな日々を繰り返し、ルリビタキの様々な姿を撮影した。
瑠璃色の姿に心ときめいた時間が懐かしい。
という話は、以前にも一度書いたような、、、、、。
posted by やまかます at 20:56| とり
2021年01月08日
トックリバチsp.のしわざ、寒気?のしわざ
三股町
午前8時半。
谷津田の周回農道を歩いていると、ジョウビタキのメスが出迎えてくれた。
「やあ!おはよう」
眩しくて眩しくて、フォーカス合わせも慎重になったが、ジョウビタキからすれば私の姿がしっかりと見えていたことだろう。
寒い中、羽毛を膨らませて防寒は万全。
自宅林の池まで戻ってみると、池の水がすっかり凍っていた。
これは滅多にない事で、流石に今日の冷え込みは半端では無い。
氷の表面の模様はいかにして出来たのだろう?
あれこれ想像しながら、しばらく、スケートリンクのようになった池を眺めていた。
崖から生えていた細枝に、トックリバチ類のしわざ、があった。
育児用の泥壺だが、まるで工芸品のようでもあり、しばし足を止めて見とれてしまう。
撮影した後で分かった事だが、壺の表面にはギンメッキゴミグモらしい、小さなクモがちょこんと座っていた。
壺を反対側から眺めてみれば、小さな穴が空いていた。
どうやらこれは、寄生バチが脱出した痕ではないだろうか。
午前8時半。
谷津田の周回農道を歩いていると、ジョウビタキのメスが出迎えてくれた。
「やあ!おはよう」
眩しくて眩しくて、フォーカス合わせも慎重になったが、ジョウビタキからすれば私の姿がしっかりと見えていたことだろう。
寒い中、羽毛を膨らませて防寒は万全。
自宅林の池まで戻ってみると、池の水がすっかり凍っていた。
これは滅多にない事で、流石に今日の冷え込みは半端では無い。
氷の表面の模様はいかにして出来たのだろう?
あれこれ想像しながら、しばらく、スケートリンクのようになった池を眺めていた。
崖から生えていた細枝に、トックリバチ類のしわざ、があった。
育児用の泥壺だが、まるで工芸品のようでもあり、しばし足を止めて見とれてしまう。
撮影した後で分かった事だが、壺の表面にはギンメッキゴミグモらしい、小さなクモがちょこんと座っていた。
壺を反対側から眺めてみれば、小さな穴が空いていた。
どうやらこれは、寄生バチが脱出した痕ではないだろうか。
posted by やまかます at 20:45| しわざ
2021年01月07日
2021年01月06日
玄関雨のしわざ
三股町
玄関前に置いてある睡蓮鉢では、嫁さんがメダカを大事に飼っている。
メダカは5年前の夏に採集してきたもので、それ以後順調に繁殖している。
トンボのヤゴでもいようものなら大騒ぎになる。
その度に、私が網で掬って庭の昆虫池に移動させている。
冬になると決まって毎夕、この睡蓮鉢の周りの床タイルが水しぶきでビショビショになる。
この現象に首を傾げる嫁さんに、「これはきっと鳥のしわざ、だよ」とずっと言い続けてきた。
けれどその現場をみる機会は一度もなかった。
玄関前にはいつもスズメ夫婦がたむろしているので、大方、スズメのしわざだろう、くらいに思っていた。
そこで、一昨日、睡蓮鉢のすぐ脇にロボットカメラを設置してみた。
しわざのヌシを写真判定しようと言うわけだ。
設置したその日の夕方、さっそくヌシが写っていた。
予想に反して、スズメではなく、シロハラ、だった。
画面後ろの駐車場には、ちょうど帰宅して入庫する嫁さんの車が写っている。
車がまさに駐車場に入ったその頃、シロハラは睡蓮鉢のヘリに陣取って、水を飲んでいたのである。午後4時20分。
このあと、奥の小さい睡蓮鉢に移動して、盛大に水浴びをしている。
残念ながら水あびシーンそのものは写っていない。
センサーの反応時間の設定により、シャッターの落ちるタイミングが合わなかったのだろう。
睡蓮鉢にやって来る時刻は、ほぼ午後4時〜5時の間に決まっていて、
私達住人の挙動の間隙を縫って、ササっと済ませている。
ねぐら入りする前の身繕いは、毎日欠かさないのである。
玄関前に置いてある睡蓮鉢では、嫁さんがメダカを大事に飼っている。
メダカは5年前の夏に採集してきたもので、それ以後順調に繁殖している。
トンボのヤゴでもいようものなら大騒ぎになる。
その度に、私が網で掬って庭の昆虫池に移動させている。
冬になると決まって毎夕、この睡蓮鉢の周りの床タイルが水しぶきでビショビショになる。
この現象に首を傾げる嫁さんに、「これはきっと鳥のしわざ、だよ」とずっと言い続けてきた。
けれどその現場をみる機会は一度もなかった。
玄関前にはいつもスズメ夫婦がたむろしているので、大方、スズメのしわざだろう、くらいに思っていた。
そこで、一昨日、睡蓮鉢のすぐ脇にロボットカメラを設置してみた。
しわざのヌシを写真判定しようと言うわけだ。
設置したその日の夕方、さっそくヌシが写っていた。
予想に反して、スズメではなく、シロハラ、だった。
画面後ろの駐車場には、ちょうど帰宅して入庫する嫁さんの車が写っている。
車がまさに駐車場に入ったその頃、シロハラは睡蓮鉢のヘリに陣取って、水を飲んでいたのである。午後4時20分。
このあと、奥の小さい睡蓮鉢に移動して、盛大に水浴びをしている。
残念ながら水あびシーンそのものは写っていない。
センサーの反応時間の設定により、シャッターの落ちるタイミングが合わなかったのだろう。
睡蓮鉢にやって来る時刻は、ほぼ午後4時〜5時の間に決まっていて、
私達住人の挙動の間隙を縫って、ササっと済ませている。
ねぐら入りする前の身繕いは、毎日欠かさないのである。
posted by やまかます at 21:18| しわざ
2021年01月05日
2021年01月04日
シンジュサンの繭
三股町 自宅林
椎茸のほだ木置き場を眺めていたら、
ササの葉に肌色をしたシンジュサン(神樹蚕)の繭があった。
地上高90センチ。幼虫が育ったと思われる食樹のカラスザンショウ根際から3メートルほど離れている。
それなら他にも見つかるだろうと思い、カラスザンショウに近寄ってみれば、ヤブムラサキの枝にも一個、繭がぶら下がっていた。写真画面の背景に見えているのがカラスザンショウ。
例年、ここのカラスザンショウではシンジュサンが育っているようだが、
枝葉は高所にあるため幼虫の姿を拝むことは叶わない。
うちの林でシンジュサンの食樹は他に、ニガキ、クロガネモチ、クヌギ、エゴノキが植っている。
クヌギとエゴノキではまだ幼虫や繭を確認できていないけど、目線を変えて探してみれば繭がさらに見つかるかもしれない。
同じヤブムラサキの枝に、モズのハヤニエもあった。ミミズはハヤニエの常連だ。
モズにとっては見つけやすい獲物なのだろう。
林を降りきった池の手前で、落ち葉の上にアカギカメムシを発見。
「え!?こんなとこに」
まあ先日にも見たばかりだけど。
弱々しいけど脚を動かしていた。
越冬は無理だろうなあと感じるもさて、どうなんだろう?
自宅の外壁には、キマダラカメムシ。
今日の日中は比較的、暖かったせいだろう。
越冬場所の隙間から出てきたようだ。
椎茸のほだ木置き場を眺めていたら、
ササの葉に肌色をしたシンジュサン(神樹蚕)の繭があった。
地上高90センチ。幼虫が育ったと思われる食樹のカラスザンショウ根際から3メートルほど離れている。
それなら他にも見つかるだろうと思い、カラスザンショウに近寄ってみれば、ヤブムラサキの枝にも一個、繭がぶら下がっていた。写真画面の背景に見えているのがカラスザンショウ。
例年、ここのカラスザンショウではシンジュサンが育っているようだが、
枝葉は高所にあるため幼虫の姿を拝むことは叶わない。
うちの林でシンジュサンの食樹は他に、ニガキ、クロガネモチ、クヌギ、エゴノキが植っている。
クヌギとエゴノキではまだ幼虫や繭を確認できていないけど、目線を変えて探してみれば繭がさらに見つかるかもしれない。
同じヤブムラサキの枝に、モズのハヤニエもあった。ミミズはハヤニエの常連だ。
モズにとっては見つけやすい獲物なのだろう。
林を降りきった池の手前で、落ち葉の上にアカギカメムシを発見。
「え!?こんなとこに」
まあ先日にも見たばかりだけど。
弱々しいけど脚を動かしていた。
越冬は無理だろうなあと感じるもさて、どうなんだろう?
自宅の外壁には、キマダラカメムシ。
今日の日中は比較的、暖かったせいだろう。
越冬場所の隙間から出てきたようだ。
posted by やまかます at 18:11| ガ
2021年01月03日
スミナガシ幼虫、終齢になる
三股町 田上
長い脱皮休眠が続いていたが、今朝になってようやく脱皮した。
3齢から飼育していたスミナガシの幼虫で、やっと終齢(5齢)になった。
脱ぎ捨てた4齢頭殻がこちら。↓
脱皮後、新しい葉(ヤマビワ)の裏に落ち着いたがまだ食事はしていない。
クヌギ伐採木の片付け作業の続きを今日も行った。
伐採枝のほとんどは片付いたが、観察路を塞いでいる太くて長い幹の切断には時間が掛かる。
今日は、観察路が通れるように二箇所を切断した。
一箇所は地面からアーチ状に浮いており、しかも斜面なので、切断のやり方は慎重に行った。
上下から少しづつチェンソーを入れて、最後は下から突き上げるように貫通させた。
完全に貫通してもアーチ状に密着しており、一気にゴロンとは切り別れない。
そこでタガネを打ち込んで、やっとのことで分離できた。
タガネは、ミヤマカミキリ幼虫やシロスジカミキリ新成虫を割り出すときに使ったもので、ハンマーも特大。
扱いには気を付けないと、自分の脚など潰しかねない。
長い脱皮休眠が続いていたが、今朝になってようやく脱皮した。
3齢から飼育していたスミナガシの幼虫で、やっと終齢(5齢)になった。
脱ぎ捨てた4齢頭殻がこちら。↓
脱皮後、新しい葉(ヤマビワ)の裏に落ち着いたがまだ食事はしていない。
クヌギ伐採木の片付け作業の続きを今日も行った。
伐採枝のほとんどは片付いたが、観察路を塞いでいる太くて長い幹の切断には時間が掛かる。
今日は、観察路が通れるように二箇所を切断した。
一箇所は地面からアーチ状に浮いており、しかも斜面なので、切断のやり方は慎重に行った。
上下から少しづつチェンソーを入れて、最後は下から突き上げるように貫通させた。
完全に貫通してもアーチ状に密着しており、一気にゴロンとは切り別れない。
そこでタガネを打ち込んで、やっとのことで分離できた。
タガネは、ミヤマカミキリ幼虫やシロスジカミキリ新成虫を割り出すときに使ったもので、ハンマーも特大。
扱いには気を付けないと、自分の脚など潰しかねない。
posted by やまかます at 20:18| チョウ
2021年01月02日
ゴマフリドクガ幼虫
三股町 田上
朝から伐採枝の片付けなど、山仕事に励んだ。
伐採枝を選別し、林から庭へと担ぎ上げる。これを何度も繰り返す。
そのうち、ふと足元のクヌギ落ち葉に、色鮮やかなイモムシ(毛虫)が目に入った。
幼虫越冬なので冬場にはよく目に付く、ゴマフリドクガ幼虫だ。
何回もそばを通るも、じっと動かない。いや、よく見ると虫こぶに食らいついているようだ。
そっと落ち葉ごと顔に近づけてみると、幼虫は丸くなって地面に落っこちた。
して、虫こぶの外壁は大きく抉れて穴が開いていた。やはり、おそらく、幼虫がかじって食べたものと思う。
ゴマフリドクガ幼虫の食樹は多様で、以前、イヌビワの果実表面をかじっていたこともあった(冬)。
それにしても、虫こぶの外壁は意外と硬い。それをかじるのだから、かなり時間も要したことだろう。
細かい伐採枝は、薪にし薪の火を眺めながら休憩をとった。
いつもなら焼き芋を焼くのだが、今朝は餅を食べ過ぎてしまった。
ボ〜っと、火を眺めながら、静かな時間を過ごした。
朝から伐採枝の片付けなど、山仕事に励んだ。
伐採枝を選別し、林から庭へと担ぎ上げる。これを何度も繰り返す。
そのうち、ふと足元のクヌギ落ち葉に、色鮮やかなイモムシ(毛虫)が目に入った。
幼虫越冬なので冬場にはよく目に付く、ゴマフリドクガ幼虫だ。
何回もそばを通るも、じっと動かない。いや、よく見ると虫こぶに食らいついているようだ。
そっと落ち葉ごと顔に近づけてみると、幼虫は丸くなって地面に落っこちた。
して、虫こぶの外壁は大きく抉れて穴が開いていた。やはり、おそらく、幼虫がかじって食べたものと思う。
ゴマフリドクガ幼虫の食樹は多様で、以前、イヌビワの果実表面をかじっていたこともあった(冬)。
それにしても、虫こぶの外壁は意外と硬い。それをかじるのだから、かなり時間も要したことだろう。
細かい伐採枝は、薪にし薪の火を眺めながら休憩をとった。
いつもなら焼き芋を焼くのだが、今朝は餅を食べ過ぎてしまった。
ボ〜っと、火を眺めながら、静かな時間を過ごした。
posted by やまかます at 21:56| ガ
2021年01月01日
あけまして おめでとうございます
あけまして おめでとう ございます
本年もよろしく お願いします
本年もよろしく お願いします
(写真は2017年2月、午後11時23分、ロボットカメラで撮影)
ほとんど夜行性のテンだが、
昨年の春には、野原を駆ける姿を昼間に見た。イタチは比較的よく目にするけれど、
テンを昼間に見たのはそれが初めて。
普段、人が活動しているときにはすれ違いの暮らしをしているテン。
しかし、うちの林や周辺でテンが活発に動いていることは、彼らの落とし物、糞でわかる。
けものに限らず、虫や鳥など、そうした生きもの達の「しわざ」を手掛かりに、彼らの暮らしぶりを推理し想像すること、
それが自然観察の基本的な手法であり、かつ醍醐味かと思う。
「虫のしわざ」を掘り下げていけば、自然と多くの生きもの達の「しわざ」も知りたくなる。
来年に出す予定の本が、そのような「しわざ」の広がり、つながりを盛り込めるよう、只今、奮闘中。
posted by やまかます at 21:27| けもの