2020年10月11日

ミゾソバの花と虫

水辺での撮影ポジションを決めるために、藪漕ぎをした。
足元からモワッと、カナムグラの花粉煙が舞い上がる。
絡みつく蔓をナタで払いながら進む。ウェダーを纏ってもいるので汗だくになる。
草薮に隠れている水路もあり、石橋を叩いて渡るが如く爪先にも神経を遣う。
この辺には大きなマムシがいたと、以前に聞いたことがある。けれど、むしろマダニの方が気に掛かる。

ブラインド設置場所を定め、そこまでの通路を確保。あとは天候次第だ。
水位が少し下がってきているのが気掛かりだ。
すぐ足元で、コガタノゲンゴロウが泳いでいた。

水辺にはミゾソバのピンク色の大群落が広がる。
チョウやハチ類が、中には狂ったように舞い飛ぶ姿もある。


アオスジアゲハの訪花は特に気忙しい。
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数で一番多かったのは、イチモンジセセリか。

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一頭だけ、タテハモドキ秋型。コミスジもいた。

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飴色のイシガケチョウはメス。

このあと、オスが2頭やってきて、激しくメスを追飛していたが、メスはすぐに振り切って、吸蜜に専念していた。

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E-M1 MarkU EF70-300mm F4-5.6L IS USM

アケビの果実がこのところ、次々と空っぽになっている。
鳥たち、特にメジロが来ているのだろう。まだ残っている果実もいくつかある。
こちらの撮影ポジションも検討していると、膝元をブンブンと舞う、ヒメクロホウジャクがいた。

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E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 

午後から観察路草刈りの続き。2回目の今日で、観察路全部を完了できた。
台風の影響であちこちに散らばっている落ち枝の片付けは、まだ全く手をつけていない。

posted by やまかます at 17:48| レピ