2019年08月03日

夏のはやにえ

モズがはやにえを立てるのは、秋から冬にかけてが多く、
春や夏には少ないと言われている。

今日は宮崎市内の叔父宅にお邪魔して、帰り際に裏の菜園を覗いてみた。
アブラゼミとクマゼミの数が半端でなく多く、都城市や三股町の生息状況からすれば、まさに月とスッポン。
宮崎市内での両種の個体密度の高さは、人社会の人口密度と比例しているようにも感じる。

さて、狭い菜園に踏み込むと一斉に乱れ飛ぶセミ、セミ、セミ。
羽化殻もウジャウジャ、取り放題。お土産にたくさんいただいた。
クマゼミP8030006.jpg


11年前、この菜園でビワの実生を掘り起こした時にクマゼミ幼虫がすぐに出てきて、こんなに簡単なの、
と拍子抜けした記憶もある。

で、なんとなく嗅覚というか、目線が働いて見上げた枝先に、
クマゼミの腹部が突き刺さっていた。
クマゼミハヤニエP8030003.jpg

これはモズのはやにえ、であろう。
場所は目線より少し高い、ナワシログミの枝先だった。

唐沢孝一『モズの話』(北隆館)1980、の
はやにえ動物リストには、アブラゼミ、クマゼミ、ヒグラシ、が上がっている。
夏場のはやにえは葉陰になって見つけにくいこともあるのだろうが、
丹念に探せば意外と見つかるものかもしれない。
今日見つけたナワシログミは、樹勢が衰え葉を落として枯れ枝ばかりだったのが幸いしたのだろう。

モズにとっても、刺したい衝動を駆り立てる枯れ枝だったに違いない。



(撮影機材:OLYMPUS μ Tough-6020
posted by やまかます at 20:21| Comment(0) | とり