2019年05月31日

後食

午後9時37分、クリの枯れ枝にカミキリムシのペアがいた。
ちょうど目線の高さ。懐中電灯を向けるとすぐに浮かび上がった(5月28日)。

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セミスジコブヒゲカミキリ、だ。

画面上の小柄な方がオスで、触角第3節が膨らんでいる(で、コブヒゲ)。
成虫はこうして枯れ枝の樹皮などを食べる。

昼間、玄関先に置いてあった傘に止まっていたメスがこちら。

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玄関の灯りに飛来したのだろう。
posted by やまかます at 20:51| Comment(0) | コウチュウ

2019年05月30日

チラカゲロウ亜成虫

昨夜チラカゲロウ幼虫の羽化を撮影した場所に午前中、訪れてみた。
カゲロウの羽化は2回あって、最初の羽化で姿を現したものは亜成虫と呼ばれる。
闇夜の中、力強く飛び立って行ったチラカゲロウの亜成虫はどこにいるのだろう。

しばらく川沿いを歩いていると、ハゼノキの葉裏で佇んでいる亜成虫を見つけることができた。


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見つかる羽化殻の数からしては、亜成虫を見つけるのはそれほど容易ではない。

ハゼノキのすぐ傍の膝元にあった、ネムノキひこばえ。
そこにはキチョウの蛹が5個ぶら下がっていた。
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高さ70cmほどのひこばえで、これだけの数がよく育ったものだと思うが、さらにどの蛹も寄生を受けていないことが、翅色が透けて見えることからわかる。


鹿児島県、財部町の渓流沿いの森では、オオトラフコガネがいた。


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posted by やまかます at 20:30| Comment(0) | カゲロウ

2019年05月29日

カゲロウ夜間撮影、終了

午前中、庄内川(都城市、関ノ尾滝上流)にトンボの羽化撮影で出向いた。
さっそく見つけたヤゴは、コオニヤンマ、だった。


まだ体が濡れており、羽化まで時間が掛かりそうだったので、オオヤマトンボの羽化殻が多いポイントに移動。
グルグル川沿いの遊歩道を歩いてしばらくして戻ってみれば、ヤゴの体は乾燥して白っぽくなっていた。

そろそろかな、と眺めていたら背中が割れて羽化が始まった。
「いいタイミングだ!」

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午前の撮影を終えて一旦帰宅してから、三股町の沖水川へ。
ヤマセミが目の前を飛び去って行く。ふと川の対岸を見やると、アブラギリの白い花が咲いていた。

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アブラギリは山間に多いが、この場所はうちから一番近い。
「へえ〜、こんな所にアブラギリがあったんだ」
10年以上住んでいて気付かなかったけど、まだまだ知らない観察ポイントがいっぱいあるのだろう。


玄関でると、すぐ目の前でボケの梢にハンミョウが着地した。

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幼虫巣は滅多に見つからないけど、成虫は敷地内にもよくやって来る。
ハンミョウが当たり前にいることこそ、地方の財産みたいなものだけどね。


さて、連日連夜、河原に通い続けたけれど、ようやくカゲロウの羽化の撮影ができた。
羽化時刻は日没直後の午後7時10分〜40分の間だった。
カゲロウの幼虫が水中から水上へと登り、一旦定位すると数秒から長くとも20秒以内には羽化を開始する。
その幼虫を見つけるのは、まるでモグラ叩きのようなもの。
絞り込んだ観察ポイントのエリアを、檻の中の熊のように休みなく見て回るしかない。
今回撮影したカゲロウは、チラカゲロウ。羽化した亜成虫はとても綺麗だ。

posted by やまかます at 21:56| Comment(0) | トンボ

2019年05月28日

うまれたよ! ワカバグモ

今朝は、コロギス♂とサツマヒメカマキリ♀がそれぞれ羽化していた。
羽化の推定時刻は午前5時20〜40分の間であろう。
いづれも翅芽が大きく開き、黄色く色付いていたので要注意だった。

午前6時24分、庭のツツジで抱卵中だったワカバグモは、卵のうの糸テントを破って、出のうが始まっていた。


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初めて見るワカバグモの子グモ、メチャ可愛い。
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出のうとは言っても、まだ親の元から離れる子グモはわずかで、旅立ちをためらっているかのようだ。

朝食の支度でアサリを洗っていたら、流しの底に小さなカニが転がり出てきた。
貝の中に住みつく、オオシロビンノだ。


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アサリの味噌汁を啜っていると茹で上がったオオシロビンノに気付くことはあったが、
今朝は初めて生きたままの姿を見ることができた。
posted by やまかます at 22:01| Comment(0) | クモ

2019年05月27日

子守りワカバグモ

ワカバグモ♀(5月2日)の抱卵を、これまで毎日気にかけて眺めてきた。

今日になってようやく子グモの姿を確認できた。
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今朝、パッと見ただけで卵のうが黒ずんで見えた。
孵化は数日前に終えており、卵のうが平べったくなって、白い卵殻が透けて見えていた。

出のうはもう間近じゃないだろうか。
卵のうを抱えたまま3週間以上、餌を取ることもなく、明らかに腹部が萎んで痩せてしまったメス親。
子グモ達の出のうを見届けるまでここに留まるのであろうか?


今日は曇り空。昨日までの夏日に比べて涼しく、過ごし易かった。
うちの林の観察路を巡っていると、エノキにリンゴドクガの若齢幼虫がいた。


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ちいちゃくても、リンゴドクガと判るよ。

まるでマントを広げたかのような格好で佇んでいたのは、ヒメマダラマドガ(マドガ科)。
なんでこうやって体を立てているのか、不思議ではある。

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posted by やまかます at 20:48| Comment(0) | クモ

2019年05月26日

ポチ

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スジベニコケガが水滴を吸っていた。

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灯火に飛来した居残りだが、スジベニコケガがこうして吸水する姿は初めて見た。

posted by やまかます at 22:07| Comment(2) |

2019年05月25日

カゲロウとカジカガエル

連日、河川での夜間撮影を行ってきたが、今夜はいったん中断した。
土日ということもあり、自分の体力も考慮して今日一日をオフにした。

こういう機会に、以前から気になっていた標本撮影台の改造工作を1時間ほど掛けて行った。
標本を乗せる台も上下微動できるようにする工作。
ニコンの古いベローズを改造して、これで撮影台をエレベーター式に組んだ。
ベローズの解体にはちょっと工夫も必要だったが、ともかく手元にある工具と材料だけで済ませることができた。

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河川での夜間撮影とはカゲロウの羽化だが、日没後の非常に限られた時間帯に集中する。
羽化が終了するや、それと入れ替わるようにしてカジカガエルの活動が活発になる。

うっかりすると、踏み潰してしまいそうなくらいにワラワラと石の上に出て来るカジカガエル。

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カゲロウの羽化が短時間で慌ただしく終了する理由が、もしかしたらこれだったのかもしれない、
私の姿にも動じることがないカジカガエルたちの大胆な姿を見て、納得できるような気がした。
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賑やかになるカジカガエルの鳴き声が、カゲロウ羽化の撮影を諦めて撤収する合図でもあるのだ。


posted by やまかます at 21:51| Comment(0) | 両生類

2019年05月24日

ゲホウグモの円網

2年前の6月4日、近所の草むらでゲホウグモを見つけた

家の周辺にゲホウグモが生息していることがわかって嬉しかったけれど、
目前の仕事に追われていたことや、近所にいるならいつでも探せる、という安心感もあって、
ゲホウグモの観察はずっと後回しにしてきた。

ところが最近のこと、ゲホウグモの卵のうを家のすぐ近くの草むらで発見。

「うん? それなら近くにいるメスが見つかるかも」と、
さっそく夜になって見に行ってみれば、

卵のうのあった場所からわずか1メートル離れたウメの立ち枯れに、円網を張ったメスがいた。


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撮影時刻は午後9時47分。
何箇所も破れているから、獲物がいくつか掛かったのだろう。

昼間は折れた枝先で休んでいる。


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枝の一部に完全に成り切っているが、この見事なまでの擬態こそが、多くの人を魅了するのでは無いだろうか。

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昼間休んでいる枝先は、目線の高さにあるが、
網を張るのはそこから上に登った、2m50cmほどの高さ。


庭のノアザミアゲハのオスが来ているのを窓から見て、少し急いでカメラを準備した。
蜜の吸いっぷりからしてしばらくは撮影チャンスがあるだろうと思えた。
予想通り、1分ほど経て外に出た段階でもまだ吸蜜していた。

数カット撮影したところで飛び去ったけれど、画像を確認してみれば、全カットがブレていた。
それもそのはず、カメラの感度設定がISO100になっていた。

でも大丈夫!
アゲハは別のアザミに移動してまた吸蜜を始めたので、すぐにダッシュ。
感度設定を上げてから再度、撮影できた。

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ふとフィルムカメラを使っていた昔のことを思う。

当時のフィルム感度はISO100かあるいは64や50で、そのような低感度でもしっかりと撮っていた。
ISO400といった高感度のフィルムもあったけど、実用レベルではなくほとんど使ったことはなかった。
どうしてもという撮影の時だけ、ISO100のフィルムを200の設定で撮影しておき、増感現像を行うことがあったくらいだ。


カメラは進化したが、何かしら失ったものがいっぱいあるような気がしてならない。
と、少しだけ考えたりした。




posted by やまかます at 23:37| Comment(0) | クモ

2019年05月23日

枯れてしまったイロハモミジ

玄関前のイロハモミジがついに枯死した。
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あそこが、ここが、と枯れ枝が増えていたイロハモミジだったが、何とかまだ生きている枝葉があって花も咲かせていた。けれどその最後の砦もついに枯れてしまった。ここ数日内のことだろう。

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枯れた枝を切った断面は穴ぼこだらけ。カミキリムシ幼虫が穿ったトンネルだ。
堀クズが今日も出ていたから、トンネルの中にはカミキリムシ幼虫がいることがわかる。

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夜間の撮影に備えて下見に行った河川で、アオサナエがすぐ足下にいた(都城市、庄内川)。

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肌がヒリヒリするほどの陽射し。アオサナエはお尻をツンと上げていた。

仕事部屋の外灯にキオビゴマダラエダシャクが多数、飛来していた。
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オオゴマダラエダシャクの若齢幼虫は、カキノキに多数いて、成虫になるのはまだ少し先のようだ。

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肉眼では真っ黒にしか見えないが、強めの光を当てて撮影してみた。
posted by やまかます at 21:58| Comment(0) | コウチュウ

2019年05月22日

ウコンエダシャク

夜、玄関の灯りに来ていた、ウコンエダシャクのメス

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本種には5年前の2014年7月、佐賀県の神埼市で出会っている。

さらに遡れば、2004年の夏、大分県宇佐八幡神社で出会っているが、本種を撮影したのはその時が初めてだったと思う。いづれもメスだった。

メスしか出会っていないの?と気になったが、
よくよく調べてみれば、2012年6月に愛媛県松山市でオスも撮影していた。すっかり忘れていた。

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オスは前翅に透明な窓があって、そこを使って発音する、らしいが、その音をまだ聞いたことが無い。
posted by やまかます at 22:34| Comment(0) |