2018年09月30日

台風24号と朽ち木レストラン

台風24号は宮崎県の南海上を北東方向に移動し、上陸こそしなかったが今朝から昼過ぎまで暴風域に入った。

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強風はこれまでに経験が無いほど猛烈で、木々が今にも倒れそうになっていた。
実際、うちの林のクヌギの一本が根こそぎ倒れてしまった。

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ドミノ倒しでクワも道連れになった。写真上の画面右に横倒しになった白いのがクワ。これでも一番大きなクワだったので残念。
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樹高8mほどのクヌギなので、観察路を塞いでしまった。
胸高径40pあるから、これの下敷きになったら怪我どころでは済まないだろう。

家の前の路面はアスファルトが見えないほど、スギの落枝で覆われている。

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倒れたクヌギはチェンソーで解体して片付けるしかないが、やがて朽ち木レストランになる。

犬小屋は強風で吹き飛ばされていた。
犬のチョロは玄関に退避。
いつもなら玄関に入るのをためらうのだが、こういうときは躊躇無く駆け込む。

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停電は覚悟していたがうちでは幸いにも難を逃れた。
しかし、三股町の中心部では停電しており信号機が止まっていた。
都城市でも停電が各地に発生していて、店舗のほとんどが休業していた。
posted by やまかます at 20:58| Comment(0) | 風景

2018年09月29日

用心深い羽化

ネムノキのひこばえで見つけた、キタキチョウの蛹
尾端の台座糸が浮いていて、ちょいと危なっかしい。しかもひこばえは場所柄、雑木として抜き取られてしまうのは確実。
蛹はすっかり色付いてもいたので持ち帰って羽化を撮影することにした。


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翌日、つまり今朝になって羽化した。

キタキチョウの羽化はこれまでにも数回、撮影を試みているがことごとく失敗している。
失敗の原因は、いよいよ羽化間近というタイミングで痺れを切らしてカメラから離れてしまうからだ。
いつでも撮れるから、という気の緩みもある。

今朝は危険を承知の上でわざとカメラから遠ざかってみた。
蛹の中のチョウに油断させる、という作戦だ。
台所で洗い物をしながら、そろそろ来るなという頃合いで、
急いでスタジオに戻った。ファインダーを覗こうとする目の前で、羽化が始まっていた(午前6時8分)。
あと数秒遅れていれば、羽化の瞬間を逃していた。


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〜お知らせ〜

 明日、30日午前中に予定していた、三股町での講演+観察会は、台風24号の通過が予想されるため、延期となりました。
10月21日(日曜日)午前10時〜、に改めて開催する予定です。
 詳細は三股町役場 企画商工課にお問い合わせ下さい。



posted by やまかます at 20:00| Comment(0) | チョウ

2018年09月27日

秋晴れの下、チョウセンカマキリ、ふたたび

今日のチョウセンカマキリは、都城市、早水公園の水辺で。

シダレヤナギで、コムラサキとウチスズメの幼虫を探していたときのこと。


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コムラサキの羽化殻や、幼虫はすぐに見つかったが、ウチスズメ幼虫は見当たらなかった。
しかし、食痕がやたらと多いので必ずいるはずなのだが。


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EOS-6D: TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD
+スピードライト430EX III-RT

飼育中のオオミズアオ幼虫たちは、ようやく繭を紡ぐものも出て来たが、まだ餌の補充が欠かせない。
家のすぐ前のクリの葉を高枝鋏で調達しているが、今日はシャチホコガ科の卵が付いていた。


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行儀良く並んだ卵は、おそらくナカキシャチホコだろう。若令幼虫もよく付いている。

EOS-5D Mark3: SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG
+マクロツインライトMT-26EX-RT






posted by やまかます at 21:15| Comment(3) | カマキリ

2018年09月25日

糞虫

NPO法人『こじいの森・こどもの時間』のスタッフの方々と阿蘇山に出向いた。
来月予定している観察会の下見である。片道、約3時間。

現地の天候は秋晴れで日射しがあるものの、涼しい風が心地良かった。

マウンド付きの馬糞を見つけて、さっそく掘ってみれば、ゴホンダイコクが2ペア、
そしてお目当てのダイコクコガネが2オス、1メス、見つかった。

ツノがちっちゃな可愛い、オス。

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もう一頭のオスのツノは長かったが、先端の4分の1が折れていた。

そして、メス。

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まだ育児球は作っておらず、トンネルは浅かった。

熊本県の条例では、ダイコクコガネは採集禁止なので姿を拝見してから元に戻した。

こちらは、ゴホンダイコクのオス。
ちいちゃい、けれどカッコいい!

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南阿蘇ビジターセンターの遊歩道に、オオムラサキの翅が落ちていた。
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野草園ではツリフネソウの大群落が見事で、フシグロセンノウの鮮やかな花も多かった。

とんぼ返りで、午後7時からは、都城市の市民大学講座で講演。

阿蘇山までの往復の運転もしたので、少し疲れたが、
ダイコクコガネをどうしても見たい!というスタッフの方々のリクエストが叶って良かった。
観察会当日にも見つかるといいが、ダイコクだけでなく、様々な糞虫を観察して欲しい。
posted by やまかます at 22:48| Comment(0) | コウチュウ

2018年09月24日

夜も昼も

昨夜の柿の実レストランは賑わってはいたが、オオカマキリモドキは一頭も現れなかった。

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昼間いたノコギリクワガタは、さらに数が増えて2オス、1メスがいた。ノコギリクワガタはお泊まり、長期滞在型のようだ。
長期滞在と言えば、ハラビロカマキリも同じ顔ぶれが終日見られ、こちらも数が増えていた。


諦めるのは早すぎるとは思うが、今季のオオカマキリモドキ観察は難しいような気がする。
もしかしたら発生時期が去年よりか前倒しになっていたのではないだろうか?


庭のクヌギでは、ヤマトシリアゲムシのメスがいた。羽化したばかりのような新鮮な姿。
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朝方、肉団子を食事中のトリノフンダマシ

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おそらく明け方に獲物を捕獲したのであろう。すっかり肉団子になって獲物の正体はわからない。
トリノフンダマシの観察は、午前3〜4時頃に絞ったほうがいいのかもしれない。
ちょっと辛い時間帯だが。


カキの葉裏にイラガ科の若齢幼虫の集団がいた。ヒメクロイラガだろうか?
よく見ると、寄生バチが馬乗りになって産卵管をしきりに突き立てていた。


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先月からクリで飼育しているオオミズアオ
体長は8センチ前後の熟齢になり食べる量も一気に増えた。


脱皮直後の終齢。
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歩き始めて蛇腹のように伸びた体長は、9センチを超える。

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EOS-6D、EOS-5D Mark3 
EF100mm F2.8Lマクロ IS USM、TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD
SIGMA MACRO 50mmF2.8 EX DG
+スピードライト430EX III-RT+Nikon SB-30

posted by やまかます at 08:24| Comment(0) | ごった煮

2018年09月23日

柿の実レストラン〜昼の部

昨日は久々に快晴。しかも、暑かった。

柿の実レストランのお客たち(三股町、上米公園)。
キイロスズメバチ。

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ノコギリクワガタのペア。
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キタテハ
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アカスジコケガなど、夜のレストランを訪れた客たちの姿が葉陰にあったが、
オオカマキリモドキは一頭も見つからない。

夕方から草刈り作業の続き。夜の観察は今夜に延期とした。


EOS-5D Mark3、EOS-6D
EF70-300mm F4-5.6L IS USM 、シグマ50mm Macro
+スピードライト430EX III-RT+マクロツインライトMT-26EX-RT
posted by やまかます at 06:54| Comment(1) | 樹木

2018年09月22日

ショウリョウバッタモドキ

ショウリョウバッタモドキは警戒心が強く、人の気配には敏感ですぐ葉陰に隠れてしまう。

それを騙し騙し、なんとか姿を拝見する。しかし草に同化したような色合い、姿勢は見事としか言い様が無い。


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写真はまるで白バックで撮影したようにも見えるが、濃い霧のなかで撮影。
この写真は4年前の2014年9月21日に撮影したもの。
三股町に引っ越してきた当初(2007年)は、本種が敷地内から家の周辺に多数いるのが嬉しくて、よく撮影していたが、
この2014年の撮影を最後にまったくカメラを向けていない。

2017年の9月、山形県の飯豊山地の草原で久々に本種に遭遇できたが、
案内していただいた永幡さんが撮影する姿を横目で見ていただけで、
写欲はすっかり萎えていた。


先日、紹介したオオキンカメムシ
雌雄の判別は、体のプロポーションで容易いが、前胸にある黒斑紋が頭部につながるか、切れているかでも
決め手になる。
写真画面、右がオス。左がメス。
メスのほうが大きく、頭部が胴部全体に比して小さい、のに対し、オスは頭部の大きさが胴部全体に比して大きい、つまり頭でっかち、である。オスは幼児体型とでも言えるだろう。
こちらは白バックで撮影。


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posted by やまかます at 06:21| Comment(2) | バッタ

2018年09月20日

本日、その2

庭のクロガネモチで放飼していたシンジュサンは営繭を終えて、幼虫は一頭残らず姿を消してしまった。
繭は人肌色。


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午後5時27分。

家のすぐ前の林縁に、ハラビロカマキリの交尾カップルがいた。
オスの頭部と前胸部は食べられてすでに無いが、それでもオスは残った脚でメスにガッチリ抱きついていた。

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EOS-5D Mark3 シグマ50mm Macro +マクロツインライトMT-26EX-RT
posted by やまかます at 20:43| Comment(2) | カマキリ

舞台は揃ったけれど

上米公園の柿の木。熟れた柿の実は様々な昆虫たちで賑わっている。

ルリタテハ、シロテンハナムグリ、ヒメススメバチ、、、。

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柿の実に集まる昆虫を狙って、ハラビロカマキリ
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あの虫が現れる条件も揃ったと言えるだろう。

オオカマキリモドキ、だ。

今年はしかし、どうだろう?
昨日までに数回、午前中に覗いているがまだ姿を見ていない。


ツクツクボウシの頭部はすでに無く、お腹の大きなハラビロカマキリはゆっくりと食事を続けていた。

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オオカマキリモドキは、夜行性。
今夜から夜の観察も始める予定だったが、生憎、朝から雨。
秋雨前線の停滞で、しばらく天候は不安定のようだ。
posted by やまかます at 08:09| Comment(0) |

2018年09月18日

悪魔のキス

自宅のすぐ下に広がる谷津田。

犬の散歩コースとしてもよく歩いているが、谷津田の奥のほうは耕作放棄された畑に、人の背丈を超えたアカメガシワが目立ち始めた。薮を通り越して林になろうとしている。

畑の周辺や畦の草地はフチグロトゲエダシャクやギンイチモンジセセリの生息地でもあるが、次第にそれも危うくなっているし、
すでにシバハギなどは消滅して、それに伴いタイワンツバメシジミもとっくに姿を消した。

営農活動が衰えたことで姿を消してしまう生きものは数多い。

さて、その谷津田で久しぶりにチョウセンカマキリに出会えた。それも立て続けに2頭。
最初に出会ったほうは、クサキリ類の頭部を齧っていた。


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2頭目にはちょっかいを出して、翅と胸の模様を見させてもらった。

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間違いなく、これはチョウセンカマキリ。

カマキリと言えば、オオカマキリが代表種としてよく知られているが、それに比べて、いかにも弱々しいイメージが漂うのが、チョウセンカマキリだ。
けれど、なぜ、チョウセンカマキリという和名がついたのだろう?


EOS-6D シグマ マクロ50o +スピードライト270EX II
posted by やまかます at 20:53| Comment(0) | カマキリ