2018年07月11日

さなぎ

雨漏りの修繕作業でスタジオの屋根に上がった。
33℃を越す猛暑の下、スレート屋根の上はまるでフライパンの中にいるようなものだ。
ここに物干し台があったなら、とつくづく感じた。
昨日、紹介したヒメユズリハの木はもうとっくに屋根を越している。奥はヤシャブシ。

屋根P7110003.jpg
下から仰いで見ているときは「これは切らなきゃな」と言ってはみたものの、
元気な頂部を上から眺めていると、「ああ良いねえ!」なんて喜んでいる自分がいることに気付く。


屋根から西の方角、画面右よりに霧島山がある。今日は雲に隠れている。
すぐ手前にある畑は耕作放棄されて2年目。地主の農家の方が亡くなったのである。

屋根P7110002.jpg
とは言え、じつに勿体無い。貸してもらえるなら果実やら花畑など拵えるのだが、農地というのは厄介で、法律上、そうもいかないのが悔しい。うちの周辺はこういった耕作放棄地だらけである。

先月20日に玄関前のササで見つけたサトキマダラヒカゲ幼虫が昨夜、午後10時過ぎに蛹化した。
朝からずっと悶絶するような運動を続ける。

サトキマ蛹-8718.jpg

午後10時前、いよいよ脱皮の前兆が見えてきた。
サトキマ蛹-8751.jpg

脱皮開始の瞬間、どうしても外出せねばならず、ここから自動インターバル撮影に切り替えた。
設定は6秒間隔。
胸部背面の皮が破れるとここからは、グングン脱皮が進む。

サトキマ蛹-8776.jpg

幼虫の皮を脱ぎ終えて、蛹のお尻を抜いた瞬間。この時点が一番危うい。
抜いたお尻をグリングリンひねって、台座糸の束に引っ掛ける。

サトキマ蛹-8807.jpg

わずか10数分の外出の間に脱皮は完了していて、白い蛹がぶら下がっていた。

色付いた蛹。じつに綺麗だ。
サトキマ蛹-8873.jpg
このあと、しばらくしてササの葉に触れたわずかな衝撃で、蛹はポロリと落っこちてしまった。

サトキマダラヒカゲの蛹は他のチョウとは違って、糸から外れ易く地面にころがっている。
過去に2回、草薮に覆われた地面で蛹を見つけたことがあるが、いづれも偶然のこと。
探そうとしても簡単に見つかるものではないと思うし、探す気力も湧かない。
posted by やまかます at 19:57| Comment(0) | チョウ