2018年07月07日

雨宿り

ピアノを置いてある居間から、
「あ!ナナフシ」と、嫁さんの声。

ナナフシ_5566.jpg

わが家の外壁や窓には、雨宿りで駆け込んで来た虫たちの姿が目立つ。
ナナフシもよく見れば、クモの糸やゴミ屑まみれになっている。あちこち、苦難の道を辿ってきたのかもしれない。


一方、仕事部屋の天井には昨夜から、ピカピカのヨツモンマエジロアオシャクがペタリと張り付いている。ここなら安全安心の場所だろうか。

ヨツモンアトジロエダシャク_5560.jpg
けれど、屋内には屋内の天敵が住み着いている。アシダカグモ、ミスジハエトリ、オオゲジ、、、、、、、。
雨は降っているけれど、外に逃がしてやったほうがいいに決まっている。
posted by やまかます at 20:53| Comment(0) |

2018年07月06日

オニグモ受難

撮影スタジオの雨漏りの応急修理を終え梯子を降りかけたところに、大きなオニグモのメスがいた。
手に乗せると重量感たっぷり。

オニグモ_5556.jpg

腹部の模様が面白いので撮影してみたところ、あとになって寄生卵が多数、付着していることに気付いた。白ごまのようなものが点々と。
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以前、コガネグモの卵のうを開いてみると、中にギッシリ、寄生バエの幼虫(蛆虫)が詰まっていたことがあるが、それはどうやらクモヤドリバエの一種かと思う。クモヤドリバエはクモの卵のうに産卵するとある文献には書かれていた。
オニグモの体表面に付着した寄生バエの卵は、このあとふ化してからクモの体内に寄生するのだろうか?このオニグモはどうなってしまうのだろうか?


一昨日、台風一過の晴れ間の下、林内観察路の草刈り作業をしておいた。わずか1時間だったが、背負い式草刈り機だったこともあって、かなり疲れてしまった。背負い式では腕の力に負担が偏るからだ。作業中、すんでのところで、ノウタケの小さな幼菌を刈り飛ばすところだった。
今日になって見てみると、立派に育っていた。まるで、メロンパン。

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ノウタケ_1630.jpg

ノウタケは止血に効能があるそうだ。
posted by やまかます at 21:38| Comment(0) | クモ

2018年07月05日

ボロ網のヌシ

ここ2年かな、家屋外壁のあちこちで、ボロ網が目立つようになった。ボロ網には漏斗状の穴が数個ある。
以前にはほとんど目につかなかったので、「あれ?」と気になっていた。

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ボロ網をごっそり取り外してみれば、中に潜んでいたクモが姿を現した。
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ボロ網という網の張り方からして、どうやらクロガケジグモのようだ。
このクモは、オーストラリアからの外来種らしい。宮崎ではいつ頃から侵入しているのかわからないが、ここ最近になって増えてきた、というのも納得がいくような気がする。

夜になると姿を外に晒していたり、獲物が掛かるとトンネル穴から飛び出して来る。

苗木(60センチ)を植えて4年目のクヌギの樹液に、クロヒカゲが集まっていた。
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下の個体がもっとも新鮮で、次に上、三番目に中、と、三者三様。お互いに争うでもなく、一見仲良く食事をしている。

一昨日の台風7号の通過時、撮影スタジオに雨漏りが発生した。
幸い機材など備品には落ちなくて、床がびしょ濡れになっていた。
スタジオは11年前に増築したので、屋根がひどく劣化したとは考えにくい。今日になって屋根に登ってみたが、どこにも異変は見当たらなかった。屋根は緩い片側傾斜でスレート葺き。
夕方になって偶然、Hさん(板金工)と出会ったので事情を話すと、さっそく屋根を診てくれた。
Hさんは一目見て、雨漏りの原因を突き止めてくれた。さすがプロだ。
母屋の屋根とスタジオの屋根の接合部の銅板が浮いてわずかな隙間があり、なおかつそこに窪みができて雨量が増すと、たまった水が溢れて逆流し、隙間から浸水していたらしい。雨漏りの位置から直線上にある銅板にわずかな水たまりが残っていた。なるほど、指摘されるまでそこには気づきもしなかった。
雨漏りの対策としては、隙間全部に変成シリコンでシールドを施すという、やり方を教えてもらった。
道具類はあるので、チューブ入り変成シリコンを買い求め、自分で修繕作業をすることにした。
いづれにせよ作業は雨が止んで晴れてからだ。
「屋根の上だから日焼け対策しちょかんと、えらいことになるよ!」
何か困ったらまた連絡して、と言い残してHさんは軽トラに乗り込んだ。感謝!
posted by やまかます at 22:03| Comment(0) | クモ

2018年07月04日

長い卵期、サツマヒメカマキリ

サツマヒメカマキリが今日、一斉にふ化した。
ありんこ、みたい。何匹いるかな?

サツマヒメカマキリふ化_1535.jpg

産卵日は推測するしかないが、採集してから一ヶ月は長かった。もしかしたら寄生?無精卵?などと疑い始めて、もう少しで中を割り開いてみるところだった。

去年の飼育観察では卵期が27日間だったから、本種の卵期はだいたいこんなところなのかもしれない。

花壇に放ったふ化幼虫たち。3ミリ足らずのその小さな体で、ほんとに狩りができるのかい?と心配になる。
あっさりとクモに食べられてしまいそうだ。

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posted by やまかます at 22:19| Comment(0) | カマキリ

2018年07月03日

オニヤンマの食事

台風7号の直撃はなかったものの、一日中吹き荒れた強風のため、木々の落枝が夥しい。
コウモリガ幼虫の穿孔によって脆くなったが故、折れた枝が多く、カミキリムシ幼虫のしわざによるものもそれに次ぐ。
折れてダラリと垂れ下がった枝の様子から、「ああ、このヤシャブシもだいぶ弱ってるな。寿命が尽きるまであと3年、いや2年か?」などと、台風の爪痕を眺めてみる。
「イロハカエデも、ムラサキアオカミキリの食害でボロボロだな」

もちろん花壇の被害もかなりで、ヒマワリは全部倒れてしまった。折れてないだろうね?

午後4時過ぎ。
雨も風も穏やかになったほんの一瞬、ウスバキトンボが庭の上空を群れ飛んでいた。
遅めの珈琲を入れていると、窓ごしにオニヤンマがウスバキトンボの群れのなかをジグザクに突き切っている姿があった。どの昆虫たちも、今のうちにとばかり、食事タイム。こちら人間は珈琲タイム。
しかし、5分も経たないうちに風雨が再び強くなって、潮が引くように昆虫たちも姿を消して行く。

そのなか、オニヤンマがナナミノキの風下側の梢に飛び込むところに目が合った。

「あ!止まった」
「アレ?止まった姿勢が変だな」

双眼鏡(Nikon Look6倍)で見るも、その変な理由がわからない。
雨がまた止んだので、ガスコンロの火を一旦止め駆け寄ってようやく判明した。

オニヤンマのメスは、ウスバキトンボを抱えたままで、枝にぶら下がっていたのである。

オニヤンマ捕食-5464.jpg
ウスバキトンボの頭部は齧られてすっかり消失して、胸部の筋肉が剥き出しになって生々しい。
しかし、右前脚だけを枝に掛けた姿勢はあまりにも不安定に見えた。
いやそれとも、カメラを構えた私の姿を警戒したか。
3カット撮影した直後に飛び去ってしまった。
諦め切れずに追いすがったが、さらに高いコナラの樹上へと消えて行った。
posted by やまかます at 20:41| Comment(0) | トンボ

2018年07月02日

ジジジ、ジジジ、ジジジ〜♪

数日前、台所の窓辺りから「ジジジ、ジジジ、ジジジ」と翅音がしていた。

アブか何かがクモの巣に掛かったのかな?と最初は思ったのだが、その音が時間をおいて繰り返されるので妙ではあった。
「犠牲者の断末魔の唸り声ではないよね」

台風の影響で断続的に激しい風雨が続く中、窓の外から翅音の正体を突き止めることができた。
音が鳴り止んだ直後、窓の隙間から黒い影が飛び出して行った。速い!何だ?

しばらくして、戻って来たのが、モンキジガバチだった。

モンキジガバチ7931.jpg
口には泥球を抱えている。つまり営巣作業をしていたのだ。
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モンキジガバチを見るのは今回が初めて。
この蜂については、手元の文献から引用してみよう。

「モンキジガバチは非常な暗闇好みである。、、、、、、、、この蜂の巣は尋常では人目に全くつかない。付着させる場所はやはり前種(キゴシジガバチ)同様壁の隅角などであるが、全く暗黒のなかでその仕事をする。その巣の所在は仕事中の蜂のたてる鼻歌だけをたよりにしてわかる。」

「モンキはキゴシジガバチ属のなかでもとくに暗い場所の好きな泥瓶づくりである。」

岩田久仁雄 著『自然観察者の手記』(1975年朝日新聞社)


なるほど、窓枠の隙間をちょっと覗き込んだくらいでは見当たらないはずである。ファイバースコープ(Kenko)を持ち出してみたが、ファイバー先端径が10ミリなので隙間に入らない。ショック!
ファイバースコープはダイコクコガネの育児室の観察用に購入したものだが、安価なタイプ。画質もそこそこで、まだほとんど活躍していない。最近は機種もグンと増えているようだが、自分の使い途に一番合ったものを選ぶのは大変そう。

posted by やまかます at 18:57| Comment(0) | ハチ・アリ

2018年07月01日

コジャノメ、羽化する

朝から雨が降ったり止んだり。ときおり日射しも出て、かなり蒸し暑い。

体表面が白っぽくなったコジャノメの蛹。
もういつ羽化してもおかしくないと、ときどき仕事部屋の窓から覗いていたが、、、、。

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30分ほど用事をしている間に、羽化を完了してすっかり翅が伸び切った成虫が蛹殻のすぐ横にぶら下がっていた。

「あ!しまった!」と駆けつけた私をあざ笑うかのように、コジャノメは飛び去ってしまった。

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跳ねるように低く舞ってから、アジサイに静止。が、すぐにクヌギの根元のササ薮へと潜り込んでしまった。
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羽化殻にぶら下がった姿を撮影しておきたかったのだが、残念。

止んでもものの10分と保たない。すぐに雨粒が落ち始める。
「虹が出るね」と期待したが、うっすらほんのわずか拝めただけだった。

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庭のヒマワリは植えたものではなく、こぼれた種子が発芽したもの。
ハムスターの餌を買い求め、カワラヒワの撮影のため餌台に置いてあったのだが、結局、カワラヒワは一度も飛来しなかった。

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このヒマワリが結実したなら、ここに来てくれるだろうか?
期待してみたい。

posted by やまかます at 13:55| Comment(0) | チョウ

羽化殻

昨日の「関尾の滝」上流で見かけたヤゴの羽化殻。

川沿い遊歩道の柵にぶら下がっていたのは、コヤマトンボの羽化殻が一番多かった。

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コヤマトンボとは反対岸の支流澱み付近では、オニヤンマの羽化殻が目立って多かった。
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大きなサクラの幹に集中したせいだろう、他のヤゴを足場にしたオンブ状態のも二組あった。
一番高い位置で地上から2メートル。その辺りが限界だろうか?
posted by やまかます at 13:33| Comment(2) | トンボ