2018年07月30日

先日、20日に歩いた飯能市のフィールド。
車の行き交う舗装道路を渡ってすぐ、林の入り口があった。
日陰に逃げ込むように進むと、遊歩道がずっと奥まで続いていた。

道_2306.jpg
こんな道を、うちの林でも欲しいのだが、私一人が歩く程度では到底無理。
それでも敷地内に一か所だけ、それもほんのわずかの面積だが、写真の山道のような剥き出しの地面がある。
それは、洗濯干場の足下。ほぼ毎日、嫁さんなり私が立ち仕事をするからだ。
さらに洗濯干場から物置小屋への細道もわずかにへこんで見える。

草がほとんど生えていない剥き出しの地面は、多くの昆虫が暮らしのなかで必要とする。
一つにはハンミョウの幼虫が営巣する場所となる。
「ハンミョウの道」と称して人工的に剥き出し地面を拵えようとしたこともあったが、ことごとく失敗に終わり、物置小屋に続く踏み跡に、ようやく幼虫巣を発見できたときは嬉しかった。移転してからじつに9年目のことだった。
写真の山道は、いかに多くの人が年間を通じて行き交っているかを物語っている。人の匂いに満ちている。

そんな飯能市の山道で、久しぶりにセンチコガネに出会えた。小柄だが鮮やかな輝きだった。

センチコガネ_6153.jpg
そこで何をするでもなく、佇んでいたが、きっと次にとるべき行動に備えていたのだろう。
posted by やまかます at 22:06| Comment(0) | コウチュウ

2018年07月29日

カマキリ2題

先々週の16日に紹介した卵しょう。上京したおりもずっと持ち歩いていたが、
本日、一斉にふ化していた。

ヒメカマ_9539.jpg
3週間以上も前の今月4日にふ化したのは、ほぼ間違いなくサツマヒメカマキリ。

今日ふ化したこの幼虫たちの正体は?このタイミングでふ化すると、成虫になるのはいつ頃になるだろう?
ヒメカマキリ類の幼虫期はどのくらい掛かるだろう?飼育してみるしかないようだ。


午後5時過ぎ頃、庭のサクラから悲痛なアブラゼミの鳴き声がした。
「カマキリに捕まったんだな!」

オオカマVSアブラ_9528.jpg

若いアブラゼミが、オオカマキリ終齢幼虫にガッチリ抑え込まれていた。
生きながらにして頭から齧られるのだから、たまったものではないだろう。


posted by やまかます at 19:50| Comment(0) | カマキリ

2018年07月28日

さびしい樹液レストラン

1メートル弱の苗木を植えてから4年目のクヌギ。
頂部はすでに屋根を超えている。
コウモリガの穿孔や枝打ちの痕などで、ささやかな樹液レストランが開店中。

樹液ノコギリ_9379.jpg
小さいけれど気が強いノコギリクワガタは、カナブンやアブを追い払うのに忙しい。
これじゃあ、ゆっくり食事どころではないよね。


なかなか渋い衣装を纏ったカナブン。見る角度によってはインクブルー。
樹液アオカナブン.jpg
3頭のサトキマダラヒカゲは、もしかして兄弟?
樹液サト_9442.jpg

うちの林で、クヌギ樹液レストランの賑わいが盛大だったのは2007年の夏のこと。
いわゆる常連客の顔ぶれが一通り揃った上に、個体数も多かった。過去に経験がないほどの光景に驚いた。
が、しかし、翌年2008年以降から、その賑わいはパタリと消えてしまった。
虫が減ったこともあるのかもしれないが、樹液の出方や質にも問題があるようだ。
虫達を虜にするような、魅力的な樹液とは、そもそも何だろう?


午後3時、林からツクツクボウシの鳴き声。
代々木公園では17日に聞いているので、もう驚かない。


EOS-6D EF100mm F2.8Lマクロ IS USM 、EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM
+マクロフラッシュ STF-8
posted by やまかます at 22:25| Comment(0) | コウチュウ

2018年07月27日

ホオズキカメムシ

家庭菜園のピーマンに、ホオズキカメムシの群れが。
ホオズキカメムシ_9292.jpg
幼虫は白い粉をふいたような姿だが、よく見ると体一面に白い毛が生えているのがわかる。
ホオズキ_9288.jpg

これを退治するのは簡単。
右の手のひらを受け皿にして、左手でピーマンの茎をポンポンと叩くだけ。
ホオズキカメムシは慌てて受け皿に落ちるから、溜まったところでギュッと潰さない程度に握りしめる。
そして、菜園から離れた草むらに投げ捨てる。
幼虫は飛べないから、ピーマンに生還するのは難しい、と思う。

ま、イタチごっこではあるが、やらないよりまし。

ヤマアジサイの葉上を忙しく歩いていたのは、クロマドボタルの幼虫だろうか?
しきりと水滴を舐めていた。

マドボタル幼虫_9313.jpg


posted by やまかます at 21:47| Comment(0) | カメムシ

2018年07月26日

アカウラカギバ、羽化

仕事部屋の窓からヒメユズリハが見える。
今朝はそこに羽化直後のアカウラカギバがいた。


アカウラカギバA7401.jpg
鉤型の翅がみるみる伸びていく。そばには蛹殻も。

アカウラカギバ7407.jpg

食事中の幼虫もいた。
アカウラカギバ幼虫7419.jpg

クモの網に掛かった糞を手掛かりに、葉っぱを折り曲げた蛹部屋も見つかる。
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しっかり糸で紡がれていて、容易には開けない。

取り込んだ洗濯物から、エビガラスズメが飛び出して、網戸に落ち着いた。
エビガラスズメ_9254.jpg

エビガラスズメは干している洗濯物に紛れていることが多い。

posted by やまかます at 18:53| Comment(0) |

2018年07月25日

脱皮〜オオカマキリ幼虫

ユズの木にまとわりつくように舞っていたナガサキアゲハの♀。
産卵したいのだけど、いかんせんクモの網巣がバリアのごとく巡らされている。
糸に当たっては弾かれたように後退、ということを繰り返していたが、
そのうち「エエイ!」とばかり、地面に近い葉っぱに産卵していた。

ナガサキアゲハ♀7396.jpg
じつはこの少し前に、クロアゲハの♀も同じように産卵に来ていて、クロアゲハの場合は、地面に近い幹に産卵していった。地面に近い低い場所だと、クモの網巣も少ないからだろう。
網巣を張っているのは、ジョロウグモの幼体がほとんどでとにかく数が多い。ジョロウグモはなぜ、これほどまでに繁栄しているのだろう?

日没直前、午後6時17分、オオカマキリ幼虫が脱皮していた。
オオカマ_2428.jpg

翅芽の大きさからして、この脱皮で終齢になったかと思う。
オオカマ♀_2441.jpg

あと一回脱皮すれば、成虫になるだろう。

昨夜は、自宅の林でクツワムシが鳴いていた。ハヤシノウマオイは、東京から戻った22日の夜にも鳴いていた。


posted by やまかます at 21:38| Comment(0) | カマキリ

2018年07月24日

ススキが好き好き!

鹿児島県曽於市。

先月、花の終わり頃に見つけたツチアケビ
自分の目と足で、初めて出会えただけあって嬉しかった。
誰かに蹴飛ばされていないか心配だったが、赤い実が無事に育っていた。

ツチアケビ_9235.jpg
この場所は道のすぐ傍なのだが、樹木の陰になってすぐには見つからないのが幸いしたのだろう。

ツチアケビの隣には、綺麗なキノコ。
キノコ_9240.jpg
今朝の目的は、ベニツチカメムシの観察だったが、羽化ピークも終盤、残っている5齢幼虫はわずかで、集団のほとんどが成虫となっていた。例年よりか少し早い。

仕事部屋を出てすぐのススキ。
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しきりとススキの汁を吸うアカハネナガウンカ。もしかして、あそこか?産卵場所。

お尻を上げているのは、何で?暑いから?
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写真のエビイロカメムシ幼虫は日陰だけど、日向でガンガンに日射しを浴びている幼虫もいた。

EOS-6D EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM 、 
タムロン SP 90mm F2.8 Di MACRO VC USD、スピードライト270EX II
posted by やまかます at 19:38| Comment(0) | カメムシ

2018年07月23日

証拠写真、暑いのがお好き!

黒装束では余計に暑い?よね。
先日、代々木公園にて。

カラス5823.jpg

午後4時過ぎ。庭に出てエノキを見上げれば、金属光沢を輝かせてタマムシが元気に舞っていた。シルエットは今流行のドローンだな。
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高い梢を舐めるように舞ってから着地するその場所に、大概、メスのタマムシがいた。
すると、オスはメスにマウントしていた。

タマムシ_6392.jpg
オスは赤い交尾器を伸ばして交尾しようとしていたが、交尾が成立したのかどうかは不明。交尾時間はどれくらい?
タマムシ_6407.jpg

しかし、下から仰いでの観察には限界がある。目線で観察できる場所を見つけておきたい。
以前、樹液レストランの撮影で3メートルのやぐらを組んだけれど、タマムシの場合、倍の6メートルは必要。

ススキのアカハネガウンカを探していたら、カヤネズミの巣があった。
もう空き家になっていたようだ。

カヤネズミ7307.jpg

わが家の敷地とその周辺では、まだカヤネズミが健在のようだが、個体数は少ないのかもしれない。

午後5時半〜、林の観察路の草刈りを1時間半ほど行った。
朽ち木のきわ刈りもあったし、草丈も低いのでワイアカッターを使用。丸刃に比べてラフに作業できるので、体力的にも気分的にもかなり楽。しかし、刈り残しエリアが倍の面積も残っている。

posted by やまかます at 21:37| Comment(0) | コウチュウ

2018年07月22日

宮崎に戻ってみれば

宮崎空港に着地と同時に小さな女の子たちのはしゃぐ声。
日曜日とあって家族連れの姿が多い。懐かしい光景だ。

さて、16日から上京して今日の午後、宮崎の自宅に戻ってみれば、
飼育ケース内で、ハガタキコケガが羽化していた。

ハガタキコケガ_6328.jpg
一日遅れていたら、ケース内で暴れて翅がボロボロになっていたかもしれない。
心配していたが間に合って良かった。もう一頭の幼虫は終齢となってケース内をウロウロ。
そろそろ繭作りかもしれない。

午後11時。灯りにバシバシ、ぶつかる音がしていた。
何かと思えば、ギンヤンマのメスだった。

ギンヤンマ_2382.jpg

先週は、コオニヤンマが来ていた。


posted by やまかます at 22:49| Comment(0) |

2018年07月19日

牛面

今日も午後から、代々木公園。

エゴノキの実には、エゴヒゲナガゾウムシの産卵痕が多く、
産卵準備中のメスもいた。

エゴ_6095.JPG

エゴヒゲナガ_6097.JPG
posted by やまかます at 23:47| Comment(0) | コウチュウ

2018年07月18日

代々木公園のカメムシ

本日も代々木公園。

コブシを見上げると、ミナミトゲヘリカメムシが多数いた。

ミナミトゲヘリ_6026.JPG
交尾カップルもいて、ここで繁殖しているのだと思う。
そこで、卵や幼虫がいないか探してみたところ、
アカスジキンカメムシの卵があった。

アカスジ_6030.JPG

ふ化した卵もあるし、色づき具合にもバラツキがある。大丈夫かな?

今日で都心での撮影、観察は完了。予想していた以上の成果があった。

posted by やまかます at 18:30| Comment(0) | カメムシ

都心のセミとカラス

超満員電車に揺られて、代々木公園へ。
昨日、上京したおりからすでに人酔い。暑さも一層きつく感じる。
先輩と落ち合い、公園内をゆっくり観察歩き。

セミの鳴き声も賑やかだが、まだ序盤。しかし、ツクツクボウシの鳴き声を
午前、午後と2回聴いている。これにはびっくり。
ツクツクボウシの幼虫。まだ複眼は白い。

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この幼虫、いかにして掘り出したかは、いすれ出す本で紹介したい。私も初めての経験。

クマゼミの鳴き声は少ないが、それでも抜け殻は多かった。
これから数日後には賑やかになるだろう。

クマゼミ_5943.JPG
クマ_5940.JPG

噴水のある池ではカラスが多数、くつろいでいた。池の縁に立つと、なるほど涼しい風が心地よい。
カラスの行水。

カラス行水_5774.JPG

鳥類の研究者である先輩のレクチャーを受けながら、カラスの行動について、じっくり観察できた。
人目につきにくい草地にはドッグフードがあちこちに撒かれていて、これをカラスがよく食べていた。
パンをちぎって与えるおじさん、お菓子を面白がって投げ与えるお姉さん、、、、、、
考えさせられる場面も多いのが、都心の公園でもある。


posted by やまかます at 07:54| Comment(0) | セミ

2018年07月16日

サツマかヒメか?

草刈りのあと、刈草を履いていたときのこと。
屋外のゴミ箱を持ち上げたところ、床コンクリート表面に、細長いカマキリの卵しょうがあった。

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方眼目盛りは5ミリ単位。
さて、これがサツマヒメカマキリか、それともヒメカマキリのものか?

サツマヒメカマキリは今の時期は初令幼虫。
ヒメカマキリは卵越冬で、おそらくふ化のタイミングは、8〜9月頃かと推測している。
つまり、ふ化タイミングがこれからどうなるか。
しばらく観察してみよう。
posted by やまかます at 16:27| Comment(0) | カマキリ

2018年07月15日

ナツフジ

昨夜は仕事部屋の外灯に多種類多数の虫が飛来していた。
カブトムシの雌雄も、今夏初めてのお目見え。

カブトムシ_9160.jpg

長さでダントツは、ナナフシ
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ナナフシ類はどちらかと言えば夜行性で、夜だと食事している姿も簡単に観察できる。

庭のナツフジも花の賑わい。
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花穂をサラッと眺めてみるだけで、ウラギンシジミの白い卵が見つかる。
すでにふ化済みのものもあって、一頭だけ幼虫も見つかった。

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花弁を押し分け蜜や花粉を集めているのは、ハキリバチの一種
耳元にブンブン、翅音が絶えない。

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葉をめくってみれば、オオエグリシャチホコの卵も。一個はすでにふ化済みのようだ。
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撮影機材:EOS-6D +シグマ50ミリマクロ+ストロボ
posted by やまかます at 18:44| Comment(0) | チョウ

2018年07月14日

モンキアゲハ

庭の百日草には、キアゲハ、アゲハ、カラスアゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハ、とアゲハ類が次々と訪れている。
今朝は一番大柄のモンキアゲハ♀も来ていた。


モンキアゲハ_9131.jpg

ナガコガネグモの幼体もだいぶ大きく育っている。コガネグモと交替するのはもう少し先になるが。
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posted by やまかます at 22:57| Comment(0) | チョウ

プードルいもむし(毛虫)、繭にこもる

昨日、プードルいもむし「ハガタキコケガ」が繭にこもっていた。
まゆ_5610.jpg

繭といっても、自分の体毛を抜いて体の回りに並べただけ。もちろん糸で接着しているけれど、糸で紡いだ繭とはほど遠い。外から透け透けで体は丸見え。
蛹のシェルターとしてはいかにも軟弱過ぎる。
この体毛には、例えばアリが嫌うような成分でも含んでいるのだろうか?


そして今朝のこと、もう蛹化していた。前蛹期間は24時間。
上写真の裏側から撮影。

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まだもう一頭いるが、こちらはクワの葉裏で脱皮して、その脱皮殻を食べていた。おそらく終齢になった直後だろう。
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飼育ケースはこちら↓ ヤシャブシの落ち枝。表面の地衣類だかカビだかをよく食べており、ケースの底には黒いフンがころがっている。

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セミの発生の具合を見に、都城市中心部にある神柱公園に行ってみた。
アブラゼミの鳴き声はまだ少ない。

アブラゼミ_8917.jpg
羽化当日、地面直下で待機しているセミの幼虫が、カラスに穿り返され食べられた痕跡が結構あった。
都城市で見るのは初めてだ。


三股町の旭が丘運動公園では、若いカラスがアブラゼミの成虫をくわえていた。
今夏初めて見るアブラゼミの姿だ。。
翅をばたつかせているが飛ぶ力は無いようで、地面に放り出されても暴れるだけ。
若いせいか、暴れる獲物を持て余しているようだったが、辺りをキョロキョロと警戒怠りない。
双眼鏡を使ってようやくアブラゼミと判る距離だったのが残念。

posted by やまかます at 08:57| Comment(2) |

2018年07月12日

写真絵本『虫・むし・オンステージ!』

森上信夫さんの新刊 『虫・むし・オンステージ!』(フレーベル館)が本日発売となった。

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森上さんは、白バック写真で構成した著作がこれまでにも多いけれど、今回は虫たちが演技をするページに溢れている。これはまさに「森上昆虫劇場」と言えるだろう。
虫に対する気持ちの入れ込み方が、ちょっと尋常じゃない(笑)。推薦文を書かれた養老孟司さんも「ここまでやるか、、、」と書かれているが、その強烈な虫愛が子供たちの心にどう響くのだろう。ページをめくった子供達の感想を聞いてみたいものである。
posted by やまかます at 19:21| Comment(0) |

2018年07月11日

さなぎ

雨漏りの修繕作業でスタジオの屋根に上がった。
33℃を越す猛暑の下、スレート屋根の上はまるでフライパンの中にいるようなものだ。
ここに物干し台があったなら、とつくづく感じた。
昨日、紹介したヒメユズリハの木はもうとっくに屋根を越している。奥はヤシャブシ。

屋根P7110003.jpg
下から仰いで見ているときは「これは切らなきゃな」と言ってはみたものの、
元気な頂部を上から眺めていると、「ああ良いねえ!」なんて喜んでいる自分がいることに気付く。


屋根から西の方角、画面右よりに霧島山がある。今日は雲に隠れている。
すぐ手前にある畑は耕作放棄されて2年目。地主の農家の方が亡くなったのである。

屋根P7110002.jpg
とは言え、じつに勿体無い。貸してもらえるなら果実やら花畑など拵えるのだが、農地というのは厄介で、法律上、そうもいかないのが悔しい。うちの周辺はこういった耕作放棄地だらけである。

先月20日に玄関前のササで見つけたサトキマダラヒカゲ幼虫が昨夜、午後10時過ぎに蛹化した。
朝からずっと悶絶するような運動を続ける。

サトキマ蛹-8718.jpg

午後10時前、いよいよ脱皮の前兆が見えてきた。
サトキマ蛹-8751.jpg

脱皮開始の瞬間、どうしても外出せねばならず、ここから自動インターバル撮影に切り替えた。
設定は6秒間隔。
胸部背面の皮が破れるとここからは、グングン脱皮が進む。

サトキマ蛹-8776.jpg

幼虫の皮を脱ぎ終えて、蛹のお尻を抜いた瞬間。この時点が一番危うい。
抜いたお尻をグリングリンひねって、台座糸の束に引っ掛ける。

サトキマ蛹-8807.jpg

わずか10数分の外出の間に脱皮は完了していて、白い蛹がぶら下がっていた。

色付いた蛹。じつに綺麗だ。
サトキマ蛹-8873.jpg
このあと、しばらくしてササの葉に触れたわずかな衝撃で、蛹はポロリと落っこちてしまった。

サトキマダラヒカゲの蛹は他のチョウとは違って、糸から外れ易く地面にころがっている。
過去に2回、草薮に覆われた地面で蛹を見つけたことがあるが、いづれも偶然のこと。
探そうとしても簡単に見つかるものではないと思うし、探す気力も湧かない。
posted by やまかます at 19:57| Comment(0) | チョウ

2018年07月10日

プードルちゃん

ヒメユズリハは、仕事部屋のすぐ外にあって屋根をすでに超えようとしている。
これまでにも何度か刈り込んでいるが、刈れば刈るほどに萌芽力の反動が凄まじい。

そのヒメユズリハの葉っぱには、尻尾の長いアカウラカギバ幼虫がデンと構えている姿が多い。
で、先日、アカウラカギバではなく、プードルそっくりの毛虫が葉っぱを歩いていた。
そして今日には幹で再度出会えた。

ハガタキコケガ_2074.jpg
葉っぱにいたときにはもっと黄色っぽかったけど、脱皮して成長したかな?
毛虫と言っても、チクチクというより羽毛に近い柔らかい感触。
どっちが頭かお尻かすぐにはわかりづらいが、どうしてもプードル毛虫の顔が見たくなった。

幹ではなく細枝を歩いてもらえば、きっと顔も見えるよね、とさっそく細枝に移乗してもらった。
警戒心が強い毛虫なのでちょっと苦労したが、なんとか移乗は成功。しかし、まったく動かないまま。
しばらくほったらかしにしていたら、枝の分岐部をガジガジと齧って食事をしていた。

ハガタキコケガ_4194.jpg

オオ!ついにお顔を拝見できた。
どうやら枝の表面に付着した地衣類かカビを食べているようだ。
プードル毛虫の正体は、ハガタキコケガ幼虫、かと思う。
このまま飼育して確かめてみよう。


ヤブガラシの花で、イチモンジチョウが何度も訪れては蜜を吸っていた。
イチモンジチョウ_2053.jpg


posted by やまかます at 18:32| Comment(0) |

2018年07月08日

生まれ故郷

雨もすっかり止んだ夕方。
ゆるくカーブを描くススキの葉に、オレンジ色の虫が点々と見つかる。
アカハネナガウンカ、だ。

アカハネナガウンカ_1725.jpg

どの点々も新鮮な姿だなと思いきや、すでに交尾カップルもいた。

アカハネナガウンカはススキに集まり、そこで吸汁しつつ雌雄の出会いがある。そこまでは普通に見ることができる光景だが、その先、どこに産卵しどこで何を糧にして育つのか?
おそらくススキとは縁もゆかりもない場所で幼生期を送っているだろうことは間違いないと思う。


蒸しパンが、あのテカテカの薄皮を剥ぎ取られたような姿になった、ノウタケ
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ちょっと哀れな姿だが、しっかり胞子をまき散らしていることだろう。

足下を転がるように舞っていたのは、ベニイカリモンガ
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6月12日に卵からふ化したセダカシャチホコ幼虫が、本日、土中の蛹部屋内で蛹化した。
最終齢数は4齢であった。


posted by やまかます at 19:35| Comment(0) |