2018年05月30日

兄弟

延岡から帰宅する途中、毎年、訪れている青井岳のポイントに立ち寄ってみた。
クワの実はどれも小粒で、食欲をそそるものでもない。これはヤマグワ?

クワとヤマグワの区別はなかなか難しい。
クワ_7443.JPG

例年通り、たくさんのヒメツノカメムシが育っていた。
ヒメツノカメ_7441.JPG
まだ3齢幼虫の集団も残っていたが、ほとんどが終齢。羽化はちょうど序盤といったところか。
新成虫の小さな集団も二つほど見つかった。


この場所から谷の向こう側に聳える常緑樹林は花期も終えて梅雨らしいしっとりとした雰囲気。
樹林_7453.JPG

寄り道をしながら三股町に戻ってみれば、にわかに晴れ間が出て来た。
延岡でも朝のうち小雨があった程度で、ずっと曇りだった。
出発前から雨を覚悟していたが拍子抜けするほど、雨に降られなかった。いや降っている時間帯もあったのだが、ことごとく活動停止中に重なったのは幸いだった。

うちの林に降りてみれば、クヌギの梢にベニオビヒゲナガ♀がいた。今季はこれで3度目の遭遇。(10日の前記事に登場したのはオス)
ベニオビヒゲナガA7532.JPG
たいへん神経質で少しでも危険を察知すると、プイッと姿を消してしまう。

本種はこうして葉裏に静止していることが多く、梢を見上げるようにして歩いていると黒い小さなシルエットが見つかる。
逆光になるのと暗いので肉眼では決して紅色の帯は見えないが、シルエットで本種とすぐにわかるようになる。


ハグロトンボ♀A7560.JPG
ハグロトンボを初めて見たのは小学1年生の頃だったと記憶している。
松山市内のまん中を流れる石手川の川縁だった。
当時は護岸もされておらず、岸辺は鬱蒼とした薮で川縁に降りる場所を探すのもやっと。日中でも薄暗くて不気味だった。
私は昆虫少年でもなかったが、ハグロトンボの幽玄な姿に衝撃を受け、見とれてしまったことだけはよく憶えている。ハグロトンボという和名を知ったのはずっと後のことだった。

posted by やまかます at 07:10| Comment(0) | カメムシ